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恩人の社長夫妻、うれし恥ずかし馴れ初め話

人生で一番お世話になったといっても過言ではない、大恩人。

団塊の世代の社長ご夫妻です。

仕事で帰りが遅くなったある日、奥さんが
「〇〇さん、ごはん食べていってよ」と、自宅に招いてくれました。

社長と奥さん、そして、娘さん2人の4人家族。娘さんたちも礼儀正しくて、本当に優しいご家庭でした。

その日、社長はすでに帰宅していて、お風呂上がり。リビングのソファで野球観戦中。

奥さんに「荷物置いて、ゆっくりしてて」と言われ、初めての自宅訪問に少し緊張しながらソファへ。

キッチンで手際よく準備する奥さんに
「何か手伝いましょうか?」と声をかけると、「いいのいいの、ゆっくりしてて」と優しい一言。

30分ほどで、食卓には思わず「どんだけ〜!」と言いたくなるほどのご馳走がずらり。

奥さんも一緒に仕事をしているのに、朝のうちに、ここまで準備されているなんて…と感動したのを覚えています。

その日は、娘さんたちはまだ帰宅しておらず、社長夫妻と私、3人で夕食をいただきました。

食後にはコーヒーとおやつ。リビングでテレビを見ながら、ゆったりとした時間。

ふと、私は聞いてみました。
「お二人の馴れ初めって、どんな出会いだったんですか?」

すると社長が少し照れながら、
「スケート場でね、初心者だった奥さんに教えたのがきっかけで」と。

思わず私は、
「え、ナンパですか?笑」とツッコミ。

お二人とも、ちょっと照れた様子が、また可愛らしくて。

そこから話は、夏のキャンプの出来事へ。

奥さんの会社の仲間たちと川へキャンプ。
女性陣は、バーベキューの準備、男性陣は、川遊び。

流れに乗って下った先には、崖の上から飛び込める深い場所。

そこで、社長が「いいところを見せよう」と思ったのか、ダイブに挑戦。

飛び込んだ先は、まさかの岩。

頭を強く打って、かなり大変なことになったそうで…。

不謹慎ながら「いいところ見せようとして頭パカ〜ンて!」と思わず大笑いしてしまいました。

その後、急いで救急車を呼び、奥さんは、一緒に病院へ。

幸い大事には、至らなかったものの、頭は、包帯でぐるぐる巻き。

奥さんが、自宅まで、送り届けると、社長のお姉さんから「こんな怪我をさせて!」と怒られたそうです。

さらに、数か月後、社長から連絡がなく、
奥さんは、心配してお家に電話してみると、「旅行へ行く!」と言い残し、音沙汰なし。

今思えば、
・いいところを見せようとして失敗したこと
・奥さんに、気を使わせてしまったこと
・奥さんが、お姉さんに怒られたこと

いろんな気持ちが重なって、きっと恥ずかしかったのでしょうね。まるで、昭和のフォークソングみたいな展開ー笑。

それでも不思議なもので、お互いの職場が、変わったあとに、偶然の再会。

そして、
ご縁は、もう一度つながったそうです。

——やっぱり、人と人の縁って面白い。
一度、離れても、つながる人とは、また出会う。

こうして温かく迎えてくれたご夫妻との出会いも、私にとって、大切な“ご縁”だったんだと改めて感じています。


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