公務員|人事担当|お仕事シリーズ4|行政職員|都道府県庁|市役所|町村役場|人材育成|研修|学び|成長|気づき|わかりやすく解説
公務員の「人材育成」は、こうして進む
現場で学び、研修で磨き、自分で伸びる――
その三本柱の話。
地方自治体で人事を担当していると、日々の中で
「どうすれば職員はもっと成長できるのか」
「新人をどう導けばいいのか」
そんな問いに向き合う機会が本当に多くあります。
公務員の仕事は幅広く、深く、そして時に重い。
だからこそ、人材育成は“場当たり的”ではなく、
仕組みとして積み上げていく必要があります。
今日はその基本となる三つの柱について、
私なりの視点を交えながらお話しします。
1. OJT――日々の仕事こそ、最大の教科書
まず一番大切なのは、やはり OJT(職場内訓練) です。
これは職場での実務を通して、知識やスキル、そして公務員としての姿勢を学ぶプロセス。
新人の時期は特に、
「業務そのものが教材」
と言っても過言ではありません。
上司や先輩が、継続的に・計画的に、
その人の成長段階に合わせて伴走する。
地味に見えて、実は一番効く育て方です。
2. Off-JT――現場を離れて得る“視野と整理”
もう一つの柱が Off-JT(職場外研修)。
私はよく、
「現場にいると、目の前の業務だけで世界が埋まってしまう」
と言っています。
だからこそ、あえて現場を離れて学ぶ時間が必要です。
新規採用職員研修
選択研修
外部の派遣研修
これらは、点在していた知識を“体系”として整理し、
仕事の見方を俯瞰できるようになる大切な場です。
とくに最近の自治体は、
新人とOJT指導員の クロス研修 など、
「教える側・教わる側双方の成長」を意識した仕組みも増えてきました。
3. 自己啓発―“自分で学ぶ力”
そして三本目の柱が 自己啓発。
勤務時間外に行うので、
どうしても後回しになりがちですが……
実は、人材育成の中で 最も差がつく部分 がここです。
通信教育
資格取得
書籍・オンライン講座
業務外の学習会
「自分で取りに行く学び」は、成長のスピードに直結します。
人事の視点から見ても、
“自分で学べる人” は、長期的に確実に伸びます。
人材育成の主役は、職員一人ひとり
これは私が常に大切にしている考え方です。
育てられるのを待つのではなく、
自分から育つ姿勢がある人が、組織を強くする。
もちろん、行政としての仕組みや機会の提供も欠かせません。
だけど、それをどう活かすかは、
結局その人次第なんです。
新人研修・選択研修・クレド…
自治体の取り組みを少しだけ紹介
■ 新規採用職員研修
半年かけて、公務員としての基礎を固める研修。
新人とOJT指導員のクロス研修も行い、「育てる側の力」も同時に伸ばします。
■ 選択研修
政策形成、業務遂行、法務、コミュニケーション…
必要な研修を職員が自分で選ぶ仕組み。
まさに“主体的な成長”を後押しします。
■ 県民・市民応対クレド
自治体によっては、市民・県民・職員同士の接し方を示す
「クレド(行動指針)」を掲げています。
応対の質を高める取り組みは、行政サービスを支える基盤です。
さいごに
人材育成は、誰にとっても終わりのないテーマです。
私自身も、公務員として、そして人事担当として、
“学ぶ姿勢”をずっと持ち続けたいと思っています。
現場で学び、研修で広げ、自分で深める。
その積み重ねが、
確実に未来の行政サービスの質を変えていく。
私はそう信じています。

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