スポーツツーリズムで味わう、香港ならではのネパール料理体験
香港で出会ったネパール料理
――ランカイフォンとSOHOの“隠れ家”から考える食文化
香港に住んでいると、世界中の料理に出会える機会があります。
今日はその中でも、「ネパール料理」について、ランカイフォンとSOHOで訪れたお店とともにご紹介したいと思います。
ランカイフォンとは?初めてでもわかる魅力
ランカイフォン(Lan Kwai Fong)は、香港島セントラルにある、香港で最も有名なバーやレストランが集まるエリアのひとつです。
小さなエリアにバー、クラブ、レストランが100軒以上集まる「にぎやかな社交の場」。
平日昼間はオフィス街ですが、週末の夜になると歩行者天国になり、音楽と人で埋め尽くされるビジネスパーソンが集う交流の場になります。
世界中から集まった人たちが、仕事終わりに一杯、あるいは深夜までバー・ホッピングを楽しむ、香港らしいインタナショナルな空間です。
そんな「香港を象徴する飲食エリア」のど真ん中に、実はネパール料理の“隠れ家”があります。
隠れ家ネパール料理@ランカイフォン
――住居の一室がプライベートキッチンに
ランカイフォンのメイン通りに面したビルの中に、ネパール料理の店があります。
人から教えてもらわなければ、まず自力ではたどり着けないような場所です。
エレベーターを上がると、普通の住居エリア。
その一室が「プライベートキッチン」になっていて、予約客だけが入れる仕組み。
ここで出てくるのが、ネパール料理の代表格「Momo(モモ)」です。
Momoとは?
Momoは、ネパールやチベット圏で食べられている「蒸し餃子」のような料理で、丸く包んだ小さな餃子を蒸したり、時にはスープに入れて食べます。
具材:伝統的にはひき肉(鶏、豚、羊など)に、玉ねぎやねぎ、スパイスを混ぜたもの。
食べ方:アチャール(スパイスの効いたディップ)やチャツネにつけて食べるのが一般的。
食感:小ぶりで、皮はほどよく厚みがあり、肉汁とスパイスが口に広がる「アジア版小籠包+餃子」のようなイメージ。
ランカイフォンの“隠れ家Momo”は、まさにHome Made感たっぷりのB級グルメです。
値段は手頃ですが、味はしっかり本格派で、「これぞローカルの人が普段食べているネパール料理」という感じがします。
香港在住の日本人でも、この場所を知っている人はほとんどいないだろうと思います。
それでも、テニス遠征や観光で香港を訪れる際には、一度足を運んでみてほしい「知る人ぞ知る一軒」です。
SOHOとは?エスカレーターがつなぐヨーロッパ的エリア
次に紹介したいのが、セントラルのSOHOエリアにある「Nepal Restaurant」です。
住所:
Nepal Restaurant
G/F, 14 Staunton St, Central(SOHOエリア)
SOHOは、セントラルから山側へ伸びる「ヒルサイドの飲食エリア」で、ヨーロッパの路地裏のような雰囲気があります。
名前の由来は「South of Hollywood Road」で、イギリス・ロンドンのSohoのようなイメージで語られることも多い。
細い坂道に、バー、カフェ、レストランが並び、テラス席も多く、夜は欧米系の人たちを中心に多国籍な客で賑わいます。
このエリアへアクセスする象徴的な存在が、「Central–Mid-Levels Escalator(中環至半山自動扶手電梯)」です。
セントラル〜ミッドレベル・エスカレーターとは?
全長約800m、標高差約135mを一気に結ぶ、世界最長クラスの屋外エスカレーター&動く歩道システム。
朝は山側からセントラルへ降りる方向、昼以降はセントラルから山側へ登る方向に運転が切り替わり、通勤と遊びを支える「動く坂道」です。
エスカレーター沿いにSOHOの飲食店が連なり、途中で降りてそのままバーやレストランに入れるのがこのエリアの特徴です。
テニスの練習後に、友人と軽く食事をするにもぴったりのロケーションです。
Nepal Restaurant@SOHOのMomoとチキン料理
Nepal Restaurantでも、まずはMomoをぜひ注文したいところです。
ランカイフォンのB級ネパール料理とはまた違い、こちらは「ネパール宮廷料理」をベースにした洗練された味わいが楽しめます。
OpenRiceなどのメニューを見ると、ネパール料理らしい人気メニューが並んでいます。
Chicken Dumpling Momo
チキンの餡を包んだMomoで、伝統的なネパールソースと一緒に提供される前菜。
Tandoori Chicken / BBQ Sekuwa
ネパール風スパイスでマリネした骨なしチキンを炭火で焼いたグリル料理。
日本人にもなじみやすい、「タンドリーチキン+ネパールスパイス」といったイメージで、香ばしさと程よい辛さが魅力です。
他にも、バター系のカレー(Butter Chicken Makhani)、スパイスを効かせたラムカレー、ほうれん草とカッテージチーズの炒め物(Spinach & Paneer Saute)など、日本人の口に合うメニューが多く並びます。
場所柄、
香港人
欧米系のビジネスパーソンや旅行者
アジア各国からの駐在員
など、客層は非常にインタナショナル。
テニス遠征で香港を訪れた際にも、選手・保護者・コーチで食事をしながら、いろいろな国の人たちが集まる雰囲気を感じられるレストランです。
香港の高級レストランで活躍するネパール人スタッフ
前回のブログでも触れましたが、香港の高級飲食店ではネパール人スタッフの活躍が目立ちます。
(前回の記事はこちら:https://note.com/winsports_vision/n/n832ecb66ed82 )その背景には、
英語を流暢に話せること(香港のインタナショナルな飲食業界では必須)
フィリピン人スタッフにも通じる明るさとホスピタリティ
手先の器用さと、真面目に仕事に取り組む姿勢
があり、セントラルやアドミラルティなど香港島の中心部で、
レストランスタッフ
バーテンダー
としてネパール人が数多く働いている光景をよく見かけます。
香港の飲食シーンを支えているのは、香港人だけではなく、ネパール人を含めた多国籍なスタッフの力だと感じます。
テニス遠征で“食の香港”も体験してほしい
香港は、テニスやスポーツの遠征・トレーニング参加の拠点としてだけでなく、
世界各国の料理
多国籍な人たち
街ごとに違う雰囲気
を楽しめるインタナショナルな都市です。
親子でのテニス遠征・留学の合間に、
ランカイフォンで「隠れ家ネパールMomo」を味わう。
SOHOでエスカレーターに乗り、ネパール宮廷料理を楽しむ。
そんな「テニス+食文化体験」の組み合わせも、香港ならではの魅力だと思います。
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