OM SYSTEM OM-5のいい点を語らせてくれよ①
どうも、煮沸水です。OM-3が気になっていたのですが、ヨドバシで実機を触ったらグリップする際に右小指が底面に当たって痛かったので購入を断念しました。ガハハ。
さて、OM-5を購入してちょうど2ヶ月くらい経ったので、簡単に、短く、使用感を書いていってもいいのではないかと思う。
私は以前、SONYのα7c2というフルサイズミラーレスカメラを使っており、そこからマイクロフォーサーズへ転向した、おそらく少数派にあたる層なのではないだろうか。
そういう少数層の体験談としてモデルケースにしていただいてもいいかなと思ったことや、あとはどういうわけかOM-5についてのweb上の記事が他のメーカーや同メーカーのカメララインナップの中でも少し寂しい数に感じており、「実はこれ、かなり語りがいがあるカメラなんですよ!」ということを知って欲しくて筆を執った次第である。
α7c2は売却してしまったが(そう、マウント周りのレンズごとすべて売却してしまったのである!)、そこに至るまでの経緯はおいおいまとめていくとして、今回はOM-5を使っていてよかったことをつらつら書いていこうと思う。
なお、今回はOM-5の運用についての話になるので、特に作例的なものはないことをあらかじめおことわりしておくものである。
①単純に本体が軽くなった
さて、まずググってみると以下のようなデータが得られた。
α7c2の本体のみの重量:約429g
OM-5の本体のみの重量:約366g
そう、OM-5の方が15%近く軽いのである。たかが60〜70gの差ではないかと思われるかもしれないが、ところがこの差が実はかなり大きい。
iPhoneでも15proから16proに変えたとき、約12g重くなったのだが、かなりずっしり感じたのを覚えている。常に手に持っていたり、首からストラップでかけ続けて運用することが想定されるガジェットにおいて、この十何%という数字は、想像以上に大きな意味を持つものだ。
ここにバッテリーなどが入ってくるとまた細かな数字は変わるだろうが、個人的な体感として「首から下げているときの負担が大きく減った」というのが感じられた。持ち歩くのが、かなり苦ではないのだ。
これは、次の項でも触れる要因が大きく絡んでくる要素でもある。
②レンズの運用にも変化があった
そして、これはレンズの運用に踏み込む話になるが、やはりフルサイズはくっつけるレンズが肥大化する傾向にあると考えられる。
以下、私のこれまでの運用から振り返っていこうと思う。
私は旅行にカメラを持っていきがちなので、α7c2にはタムロンの28-300mm F/4-7.1をくっつけていた。いわゆる便利ズームである。便利すぎて、カメラに『張り付いていた』と言っても過言ではない。
このレンズは約610g。
もし仮に画質を優先しようとして、標準ズームと望遠ズームに分けて同じ焦点距離を稼ごうと思うと、更に重くなることは必至である。(Eマウントはレンズの選択肢が多くあるが、フルサイズにふさわしい標準ズームと望遠ズームを選ぼうとすると、それに伴い、予算も大きくなっていくことが想定される。)
いくらα7c2が軽いカメラとはいえ、ボディ本体と便利ズームを合わせると1kgを超えてくる。1リットルペットボトルを常時首からぶら下げているようなものだ。改めて考えると、これはまあまあきつい。仕事でどうこうというなら「全然マシだろ」との誹りを受けても仕方がない重量だが、私は誰から強制されているわけでもないので、この程度の重量であっても、いくら弱音と泣き言を吐いても許されるのである。
一方、私がレンズキットで画購入したM.ZUIKO 12-45mm F4.0 PROの重量は約254g。OM-5のボディ本体と合わせても660g程度だ。当然、標準ズームなので上記の便利ズームと比較するのはナンセンスだが、換算24mm相当から開始のレンズを、軽く持ち運べるのはありがたい。
追加でM.ZUIKOの40-150mm F4.0 PROも購入したが、こちらが382g(望遠ズームでこの軽さ!?)なのでOM-5の標準ズームレンズキットと合わせても1,000gちょいとなり、持ち運ぶだけならαの便利ズームとの組み合わせと、大差ない重量となる。
たしかに便利ズームを使用するとレンズ一本で済む優位性はある。しかし、重さを分割できないという至極当然の事実が首と肩を苦しめていたこともまた事実である。
αで便利ズームという、個人的には「かなり最強」の構成をしばらく続けていたからこそ、この構成の穴に気づくことが出来た。そして巡り巡って、結局は「同じ重量を持ち歩くのならば、ダブルズームレンズ構成のほうが首と肩に負担がかからないのでは…?」との解に達した、というわけである。
非常に当たり前の話をしているようだが、実際、この結論に至るまでには様々な試行錯誤と、自分自身の体力との相談など、かなりの苦悩と思考的な紆余曲折があった。
どうかそこを「こいつ、ちょっと考えればわかる当然の話をしてらぁ」と一笑に付さず、「うんうん、なんとなくわかるよ」と生暖かく見守っていただけると幸いである。
兎にも角にも、「レンズを変えたおかげで首と肩が楽になった」これに尽きる。
③首からかける重量が減った結果、どうなったか
この項を本格的に語る前の余談だが、同じような焦点距離を稼ぐためにレンズを1本から2本に分割する際の根拠として、重量的な論点も理由の一つとして挙げられたが、「画質」というファクターが、マウントを乗り換えるのに際して私の後押しをした側面が大きい。
これは特に12-45mm F4.0 PROに言えることだが、とにかく解像感が素晴らしくいい。αにくっつけていた28-300mmも素晴らしいレンズであったが、やはり便利ズームと標準ズームではわけが違う。
最初、OM-5のレンズキットを試し撮りした時に、想像以上の画の素晴らしさに衝撃を受けたものだった。「もうこれでええやん…」という一種の悟りのような気持ちが静かな湖面に波がうち広がるようにせり上がってきたのである。これは、体験しないとわかってもらえない感覚だと思う。
この体験を経て、「嗚呼、私はこのラインナップのレンズでマイクロフォーサーズで行こう」と決心し、このレンズ構成に至った、という経緯があったわけである。もちろん、レンズが一本余分に増えたことや、センサーサイズが劇的に小さくなったことによる影響も少なくはなかったが、それはまた別の記事で書こうと思う。今回はOM-5そのもののレビューである。
閑話休題。
首から下げるカメラの重量が下がったことにより、どのような変化が起こったか。
「カメラを首から下げる抵抗感が減り、カメラを持ち出す頻度が格段に上がった。」が、その回答である。
OM-5を買うまでは2025年の実績で行くと月1〜2回ペース(6月までで約7回)しかカメラを持ち出していなかったのが(引越などがあって忙しかったのもあるが)、6月半ばにOM-5を購入してからは既に大なり小なり15回ほどカメラを持ち出している。
相対的に、びっくりするくらいのハイペースである。実際、いま客観的な数字で見て自分でも驚いた。「なにをそんなに持ち歩くことがあるんだ?」という感じだが、実はこの「なにをそんなに持ち歩くことがあるんだ?」が非常に重要な要素なのだ。どういうことか、ぜひ次の項を読んでいただきたい。
④持っていったのに、撮らない
カメラ持ち出しハードルが下がったことにより、「とりあえず持って行っとくか」が可能になった。「持っていく必要があるか?」と選択を迫られた時に、これまでは「重いからいいか」と諦めていたところ、「まあ、持っていくか」が優勢になるのである。(これには重量以外にもいくつか理由があるが、次回以降の記事で触れるものとしたい)。
なんなら、標準ズームレンズだけつけておけばいい。多少焦点距離が足りなかったとしても、素晴らしい解像感の写真が撮れるのだから。
そこで、「結局、何も撮らなかったな」という事態が発生することがある。実際、既にそれが2〜3回発生している。(主に、撮ろうと思ってカメラを持っていったけど、出先が暑すぎてすぐ帰ったとか)。でも、持ち歩くのにまったく苦ではない重量なので、ぜんぜん構わないのだ。むしろ、逆説的にそれこそがOM-5の本領発揮と言っても過言ではない、と、私は敢えて言いたい。
本当はカメラを持って行く必要がないようなところにも気軽に持ち歩くことができる環境が整うと、いざカメラを使いたくなった時に「カメラが手元にある」確率が跳ね上がるのである。とても当たり前のことを言って大変恐縮だが、カメラが手元になければ、そのカメラで写真を取ることは絶対に出来ないのである。その「不在による機会損失」をノーストレスで防げる意義は、思っている以上に大きいのではないかと私は考える。
敢えて「軽率に」という言葉選びをするが、「軽率に」カメラを持ち出すと、「やっぱ撮らなかった」という事態が起こることがある。ここで、「せっかく重てえカメラを持っていったのによ…」となると、楽しくない。楽しくないと、次に持ち出す気力も削がれてしまう。
しかしこれがノーストレスだと「まあ、いいか」とアッケラカンとしていられる。ノーストレスなので、次も「軽率に」カメラを持ち出すことができる。心理的なこの差は、体感だがはっきり言ってかなり大きいと思う。
「持ち出しても、撮らない」が出来てしまえるカメラは、正直言ってかなり、強い。
結論
軽いカメラは、いいぞ!!
こんなレビューで大丈夫か?
よくよく読み返してみれば変な切り口のレビューになってしまったが、
フルサイズ機からマイクロフォーサーズに乗り換えた実体験
OM-5って良くてえ…!
が、少しでも伝わる文章になっていればと思う。個人的には今回のレビューもどちらかというと実用性ベースで語ったつもりだが、観念的な話になってしまったかもしれない。その②ではもう少し具体的な使用感について話していけたらと思う。
ほなまた、次回の不定期更新をお楽しみに。
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