🎧 ジャズのピアノトリオ名盤【#123】ザ・ラルフ・シャロン・トリオ「The Ralph Sharon Trio」を聴いてみた
とにかくジャズのピアノトリオを紹介したい男、です。
こんにちは。ジャズの専門家でも上級者でもないけれど、とにかく「ピアノトリオが好き!」という気持ちだけで書き始めたシリーズです。僕と一緒に「JAZZピアノトリオの名盤」を少しずつ学んでいきましょう。
今回は、クリス・コナーやトニー・ベネットといった名ヴォーカリストたちの伴奏者としても有名な、イギリス出身のピアニスト、ラルフ・シャロンをご紹介します。彼は「歌伴の名人」として定評がありますが、リーダーとしてのピアノ・トリオ作品もまた格別です。その黒さが抜け落ちた小粋でお洒落なピアノは、聴く者に気品と歌心に満ちた喜びをもたらします。今回は、彼の最高傑作としても人気の高いピアノ・トリオ作品、**『The Ralph Sharon Trio』**です。
🎹 今回のアルバム
The Ralph Sharon Trio – The Ralph Sharon Trio (1956年録音/リリース)
**ラルフ・シャロン(ピアノ)、ジェイ・ケイヴ(ベース)、クリスティ・フェッボ(ドラムス)**という編成によるアルバムです。1956年にニューヨークで録音された本作は、NYの名門ジャズ・レーベル、ベツレヘムからリリースされた名盤であり、彼のリーダー作の中でも特に高い人気を誇ります。クリス・コナー、ジョニー・ハートマン、トニー・ベネットといった錚々たるヴォーカリストたちをサポートしてきた“歌伴の名人”が、シンプルなピアノ・トリオ形式で、こ洒落たプレイを披露しており、その気品あふれるピアノ・タッチと歌心に満ちたフレーズづくりは、聴く者を楽しませてやみません。
👂 聴きどころ
黒さが抜け落ちた小粋でお洒落なピアノ:ラルフ・シャロンのピアノは、ジャズ特有の熱さや泥臭さとは一線を画す、非常に洗練された「小粋でお洒落」なスタイルが特徴です。ロンドン生まれの彼のセンスが光る、気品あふれるタッチと、スタンダードのメロディを際立たせる秀逸なセンスは、聴く者に心地よい空間を提供します。
“歌伴の名人”が魅せるピアノ・トリオの真髄:クリス・コナー、トニー・ベネットなど、数々の名歌手たちの伴奏で培われた歌心とフレージングの妙が、ピアノ・トリオという形で存分に発揮されています。ヴォーカルが無くとも、まるで歌っているかのようなメロディラインと、曲全体の流れを作る構成力は、さすが“歌伴の名人”と唸らせるものがあります。
トリオの一体感と心地よいスイング:ジェイ・ケイヴの堅実なベースと、クリスティ・フェッボの繊細かつ的確なドラムスが、シャロンのピアノを優しく、そして力強くサポートします。彼らの生み出すグルーヴは、派手さはないものの、極めて自然で心地よく、アルバム全体を温かい空気で包み込んでいます。
最高傑作にふさわしい珠玉のスタンダード解釈:アルバム全体を通して、ジャズのスタンダードナンバーが選曲されており、シャロンならではの解釈で新たな魅力を引き出しています。メロディの美しさを最大限に活かしつつ、彼自身の個性を加えるそのセンスは、まさに最高傑作と呼ぶにふさわしい内容です。
✍️ 一言コメント
ザ・ラルフ・シャロン・トリオの『The Ralph Sharon Trio』は、「歌伴の名人」ラルフ・シャロンがリーダーとして残した、小粋でお洒落なピアノ・トリオの傑作です。黒さが抜け落ちた気品あふれるタッチと、歌心に満ちたフレーズづくりは、聴く者の心を豊かにします。1956年、ニューヨークで録音され、NYの名門ジャズ・レーベル、ベツレヘムからリリースされたこの名盤は、ジャズの深みと洗練された美しさを求める方に心からお勧めしたい一枚です。彼の音楽が、あなたの日常に優雅な彩りを与えてくれることでしょう。
いかがでしたか? これで「JAZZピアノトリオの名盤」シリーズも123回目となりました。今後も、さらに素晴らしい作品をご紹介していきたいと思います!
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