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【南アルプス】笊ヶ岳|青薙山〜布引山46km周回・白峰南嶺の静かな縦走(テン泊)

静かな稜線を長く歩くのが好きです。

今回歩いたのは、青薙山から稜線をつないで笊ヶ岳へ向かう白峰南嶺のルート。
稲又山、布引山を越えていく、南アルプスらしい大きな山行です。

距離46.4km、累積標高4175m。
静かな山域を2日間かけて歩きました。

実際に歩いたルート状況や判断ポイント、稜線の展望を記録します。


山行データ

山名:笊ヶ岳・布引山・稲又山・青薙山
山域:南アルプス南部(白峰南嶺)
日付:2023年9月16日〜17日(1泊2日)
天候:両日晴れ
コース
 1日目:畑薙ゲート →青薙山登山口 →池ノ平 →青薙山 →稲又山 →所ノ沢越 →布引山 →笊ヶ岳(テン泊)
 2日目:笊ヶ岳 →偃松尾山 →生木割山 →西尾根下降 →椹島 →東俣林道 →畑薙ゲート
距離:46.4km
累積標高:4175m
行動時間:約16時間

体力度:★★★★★
(ロング縦走経験者向け)


コース全体図

畑薙ゲートから青薙山へ登り、白峰南嶺を北上して笊ヶ岳へ。
翌日は偃松尾山・生木割山を経由して西尾根を下降し椹島へ下山する周回ルート。


この山を選んだ理由

この日は三連休。
北アルプスと南アルプス、どちらに行くか直前まで悩んでいました。

夕飯を食べながら悩み、
お風呂に入りながらも悩み…。

最終的に選んだのは
静かな南アルプス南部。

有名な稜線ではなく、
人の少ない山域を歩くのも南アルプスの魅力の一つです。

青薙山、稲又山、布引山、笊ヶ岳。
地図で見ると大きなピークが並ぶこの稜線を、
一度つないで歩いてみたいと思っていました。


コースの様子と感想

畑薙ゲート〜青薙山

深夜に畑薙へ到着しましたが、
駐車場はすでにほぼ満車でした。

畑薙ゲートから自転車で林道を進み、
青薙山登山口へ。

まだ暗い時間でしたが、ここから登山開始です。

登山口付近は
崩れている場所があり進路が分かりにくい箇所がありました。

ヘッドライトの時間帯は特に注意が必要です。

池ノ平付近では水が湧き出ており、
南アルプスらしい雰囲気の場所でした。

池ノ平の水場

青薙山〜稲又山

赤崩からは、
通称「トリカブトロード」区間。

以前歩いた時よりも
マーキングが増えていました。

青薙山の山頂に立つと
南アルプス主稜線の展望が広がります。

荒川三山、塩見岳、間ノ岳、農鳥岳。
南アルプスの主峰が並ぶ景色は圧巻でした。

南アルプスの主峰

稲又山〜布引山

稲又山を越えて
所ノ沢越へ下ります。

ここには安定した水場がありますが、
今回は二日分の水を背負っていたので補給はせず。

所ノ沢越

布引山への登りは
かなり急登。

ザックの重さもあり、
なかなか体力を使う区間でした。

それでも
山頂に立つと達成感があります。

布引山

布引山〜笊ヶ岳

布引山から笊ヶ岳までは
白峰南嶺の静かな稜線。

登山者もほとんどおらず、
南アルプスらしい静けさがあります。

笊ヶ岳にはこれで4回目の登頂。

何度来ても
また来たくなる山です。

この日は笊ヶ岳でテン泊しました。

笊ヶ岳から南アルプスの稜線

笊ヶ岳の朝

小笊越しの富士山

翌朝。

日の出の時間になると
なんと4人のソロ登山者が集まりました。

全員が
笊ヶ岳の日の出を見に白峰南嶺を歩いてきた人たち。

短い時間でしたが
山の話で盛り上がり、濃い時間を過ごしました。

一期一会の出会いも
山の魅力の一つです。

白峰南嶺の先に尖った北岳

笊ヶ岳〜生木割山

笊ヶ岳から偃松尾山を越えて
生木割山へ。

生木割山

ここからは西尾根を下ります。

この尾根は
マーキングはありますが分かりにくい箇所もありました。

2279m付近の二重山稜は
進路がやや判断しづらい場所でした。


椹島〜畑薙

西尾根を下ると
椹島へ到着。

椹島

そこからは東俣林道を歩いて
畑薙へ戻ります。

最後は長い林道歩きですが、
南アルプスらしいスケールの大きい山行でした。


コース状況・注意点

※2023年9月時点

青薙山登山口付近

階段付近が崩れており
暗い時間は進路が分かりにくい


池ノ平手前

一箇所
崩れたトラバースあり

慎重に通過が必要


稲又山〜所ノ沢越

壊れた建物付近に
偽ピークあり

巻き道を見落とさないよう注意


布引山手前

ガレ場の崩れあり

足元注意


生木割山西尾根

・マーキングあり
・尾根の乗り換え注意
・2279m付近の二重山稜は分かりにくい


電波状況(ドコモ)

布引山:〇
笊ヶ岳:×
椹島:〇


振り返り

静かな南アルプス。

有名な稜線ではなくても、
そこには大きな山の景色があります。

青薙山、稲又山、布引山、笊ヶ岳。
それぞれの山がしっかりと存在感を持っていました。

そして
笊ヶ岳で出会った登山者との時間。

こういう瞬間があるから、
また山へ行きたくなります。

静岡の山を中心に歩きながら、
これからも一つずつ稜線をつないでいきたいと思います。

もし山が好きでしたら、
フォローしていただけると嬉しいです。

次は、また別の山の記録で。


参考リンク

5回目の笊ヶ岳の山行記録はこちら
→ 【南アルプス】笊ヶ岳|ランカン尾根から登る周回23.5km・累積3200mの静かな展望ルート

→ 【南アルプス】笊ヶ岳(2,688m)静岡の百山ガイド|難易度とルート解説

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