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【南アルプス】笊ヶ岳(2,688m)静岡の百山ガイド|難易度とルート解説

はじめに

笊ヶ岳は静岡の百山の一座で、南アルプス前衛に位置する双耳峰です。
山梨百名山・日本二百名山にも選定されるため、登山ニーズが高いお山です。
最大の特徴は、南アルプス全域や富士山の大展望と達成感のある長距離ルート。
実際に5回異なるルートで歩いた経験をもとに、難易度・ルート・判断ポイントをまとめます。


1|山の概要

  • 標高:2,688m

  • エリア:南アルプス南部(山梨・静岡県境)

  • 主な登山口:老平、椹島、沼平

  • 距離目安:20km(老平ピストン例)

  • 累積標高目安:登り2,982m/下り2,982m(老平ピストン例)

  • コースタイム目安:約15時間(日帰り・老平ピストン)

  • 難易度目安:★★★★★(上級体力+長時間行動)

※途中に山小屋がなく、1泊2日または日帰りの選択が難しいルートです。


2|この山の特徴

  • 双耳峰で甲府盆地や周囲の山から見やすく、特徴的なシルエット

  • 富士山や南アルプス全域を展望できる絶景ルート

  • 距離・累積標高ともに長く、上級者向けの山域

  • 小笊越や偃松尾山など、登山中の達成感が大きい

  • アクセスに複数登山口があり、ルート選択次第で日帰り・1泊2日対応可能

派手さよりも「歩き切る達成感」の山。


3|代表ルート解説

【老平登山口~笊ヶ岳ピストン】

  • 距離:20km

  • 累積標高:登り2,982m/下り2,982m

  • 目安時間:約15時間(日帰り)

● 前半(老平~布引山)

  • 林道歩き後、急登が続く

  • 体力配分を間違えると後半に影響

● 中盤(布引山~笊ヶ岳山頂)

  • 布引山を経て稜線を進む

  • 展望ポイント多数、南アルプス全域を俯瞰可能

● 山頂(笊ヶ岳)

  • 山頂から富士山・塩見岳・仙丈ヶ岳・間ノ岳・北岳・荒川三山など南アルプス全域を一望

  • 達成感の大きい稜線歩きで満足感高い

左から上河内岳、聖岳

注意点

  • 林道状況:老平・椹島・沼平いずれもアクセス林道あり。椹島ロッジは予約制で水・電気・トイレ・風呂完備

  • 水場:山中に水場なし。携行必須

  • 危険箇所:急登・岩場・滑落注意

  • 季節リスク:夏の高温・梅雨期の濡れや滑落・冬期積雪に注意

  • 撤退判断:体力消耗や天候悪化時は早めに判断


4|実際の山行記録

  • 2020年6月27日(日帰り)老平ピストン

  • 2020年8月12日(1泊2日)笹山~笊ヶ岳(奈良田→老平)

  • 2022年8月26日(日帰り)椹島からピストン

  • 2023年9月17日(1泊2日)沼平から周回

  • 2024年5月08日(日帰り)ランカン尾根から周回

複数ルートで歩くことで、コース状況や体力配分の判断が容易になります。


5|歩くときの判断ポイント

  • 前半の急登で脚を温存する

  • 小笊越や稜線の展望を楽しみつつ、ペース管理を徹底

  • 水や食料の携行量を十分確保

  • 天候悪化や疲労時は無理せず撤退


6|こんな人におすすめ

  • 南アルプスの長距離・累積標高を体験したい人

  • 富士山・南アルプス全域の展望を楽しみたい人

  • テント泊や1泊2日登山の計画を立てたい人

  • 上級者向けの挑戦的な百山を歩きたい人


7|ひとこと

双耳峰のシルエット、南アルプス全域の展望、歩き切った達成感。
簡単には登れないけれど、歩き終えたときの満足感は格別です。


8|静岡の百山を歩く

静岡の百山は、派手さより奥深さ。
一座ずつ、積み上げていきます。


最終更新:2026年6月20日

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