【中国山地】厳冬期の伯耆大山。条件に恵まれた一日の弥山ピストン記録。
はじめに
大山(弥山)は、中国地方を代表する独立峰であり、冬になると一気に表情を変える山です。
今回歩いたのは、厳冬期の大山を夏山登山口から弥山までピストンする定番ルート。
下界は晴れ、標高を上げるにつれてガスに包まれる、いかにも日本海側らしい一日でした。
この日は「登山+旅」をテーマに、冬の大山と日本海の味覚、そして出雲への参拝を組み合わせた行程。
厳しい条件の中でも、無理のない判断で弥山まで辿り着けた一日を振り返ります。
この記事では、厳冬期大山ピストンのコース状況や装備判断の目安、
そして“登れた日の大山”がどんな山だったかを記録しています。
コース全体図

南光河原駐車場から夏山登山口を経て、六合目避難小屋・大山頂上避難小屋を通り弥山へ往復する、厳冬期の定番ピストンルート。
山行概要
・山名:大山(弥山)
・山域/エリア:中国山地・鳥取県
・日付:2026年1月17日(土)
・天候:下界は晴れ/山頂部はガス
・コース:南光河原駐車場 → 夏山登山口 → 弥山(ピストン)
・距離:6.5km
・累積標高:+951m/-940m
・行動時間:3時間54分(休憩含む)
この山を選んだ理由
・冬の伯耆大山に登りたい
・日本海のカニとお酒を楽しみたい
・出雲大社へ参拝したい
「カニとお酒を楽しみたいね」から始まった今回の企画。
せっかくなら、この季節ならではの厳冬期大山にも挑戦しよう、という流れで決まりました。

コースの様子と感想
登山口〜六合目避難小屋

南光河原駐車場に6時頃到着した時点で、すでにほぼ満車。
厳冬期でも登れる日は限られるため、条件の良い日は人が集まる印象です。
スタート時はトレースがしっかりあり、つぼ足+ポールで問題なく進行。
標高を上げるにつれて徐々に傾斜がきつくなり、4合目付近でアイゼンを装着しました。
六合目避難小屋は風を避けられる貴重な場所で、この日もおやつ休憩。
ここから先の風次第では撤退も考える、ひとつの判断ポイントです。

六合目〜弥山(稜線)

六合目を越えると、一気に冬山らしい景色に変わります。
ガスが濃く、視界は白一色になる時間帯もありましたが、
青いポールが整備されており、進行方向に迷うことはありませんでした。
弥山山頂は風が強く、長く留まれる状況ではありません。
わずかなガスの切れ間を待ちつつも、無理せず避難小屋へ戻る判断をしました。
「もくもくと歩いていたら、気づけば山頂に立っていた」
そんな静かな達成感のある登頂でした。

下山

下山に入ると、標高を下げるにつれて青空が広がり始めました。
振り返ると、大山は再び雲の中。
あの中を歩いていたのだと思うと、改めて冬山の厳しさを感じます。
夏山登山口に戻ったときには、自然と「ありがとうございました」と声が出ました。
コース状況・注意点
・この日はトレースが非常に良好
・スタートはつぼ足、4合目付近でアイゼン装着
・六合目避難小屋は装備確認・撤退判断の重要ポイント
・稜線は風が強くなりやすく、防寒対策必須
・天候・積雪・トレース状況で難易度は大きく変わる
初心者向けとは言えませんが、条件が揃えば比較的歩きやすい日もあると感じました。
装備メモ
・12本爪アイゼン
・ストック
・ハードシェル
・防寒手袋(予備含む)
振り返り
この時期の日本海側は天候が不安定で、
「最悪、別プランになるかもね」と話しながらの移動でした。
結果的には、冬型が一時的に弱まった貴重なタイミングでの登山。
ガスの大山も含めて、厳冬期らしい一日だったと思います。
そして下山後に囲んだ、日本海のカニとお酒。
翌日の出雲大社参拝まで含めて、登山と旅の両方を楽しめた時間でした。
また季節を変えて、あるいは再び雪の大山へ。
次はどんな表情を見せてくれるのか、楽しみにしています。

参考リンク
・南光河原駐車場:https://maps.app.goo.gl/BcRKvDf5E72jNdvU7
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