【後立山連峰】爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳|柏原新道から遠見尾根縦走・テント泊2日間
はじめに
鹿島槍ヶ岳と五竜岳をつなぐ「八峰キレット」。
北アルプス屈指の岩稜帯として知られる縦走路です。
今回は柏原新道から爺ヶ岳を越えて冷池山荘でテント泊。
2日目に鹿島槍ヶ岳から八峰キレットを通過し、五竜岳へ抜ける2日間の縦走を歩きました。
距離28km、累積標高3,000m超。
岩場・鎖場・花畑・大展望が詰まった濃密な山行でした。
この記事では、八峰キレットの実際の難易度、危険箇所、テント泊の様子、遠見尾根の状況まで詳しくまとめます。
これから後立山縦走を検討している方の参考になれば嬉しいです。
コース全体図

柏原新道登山口から爺ヶ岳を経て冷池山荘でテン泊。2日目に鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳を縦走し、遠見尾根から五竜登山口へ下山するルート。
山行概要
・山名:爺ヶ岳/鹿島槍ヶ岳/五竜岳
・山域/エリア:後立山連峰(長野・富山)
・日付:2025年7月5日〜6日
・天候:1日目 曇→晴→雨/2日目 晴れ時々ガス
・コース:柏原新道〜爺ヶ岳〜冷池山荘(泊)〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳〜遠見尾根
・距離:28.1km
・累積標高:3,046m
・行動時間:18時間24分
・コース定数:72(きつい)
この山を選んだ理由
・八峰キレットを歩いてみたかった
・今後予定している岩稜帯へのトレーニング
・週間予報が良かった(結果は少し変化)
・夏の高山植物シーズン
コースの様子と感想
1日目|柏原新道〜爺ヶ岳〜冷池山荘

柏原新道は非常に整備されていて歩きやすい道。
花が多く、序盤からゴゼンタチバナ、キヌガサソウ、サンカヨウなどが次々に現れます。

種池山荘前はチングルマのお花畑。
稜線に乗ると針ノ木サーキットの山々が広がり、一気にテンションが上がりました。

爺ヶ岳からは立山・剱岳、そして遠く槍ヶ岳。
明日向かう鹿島槍も堂々と姿を見せています。
冷池山荘でテント泊。
設営後に雨が降りましたが、テントの中でゆっくり過ごす時間もまた良いものでした。

2日目|鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット
未明に出発。
鹿島槍ヶ岳南峰はガスの中でしたが、日の出とともに一気に晴れていきました。

稜線が現れ、立山・剱、槍ヶ岳、富士山まで見える大展望。
この瞬間のために登ったと思える景色でした。

▶ この記録で出会った絶景記録はこちら
そして八峰キレットへ。
・片足幅のトラバース
・梯子
・連続する鎖場
・高度感のある岩場
整備はしっかりされていますが、気は抜けません。
へっぴり腰でも、三点支持を意識すれば通過可能でした。




キレット小屋の立地も圧巻。
よくこの場所に建てたなと感心します。

五竜岳への登り

キレット通過後もアップダウンが続きます。
五竜岳直下は急峻な岩場。

G5を越えたあたりで安心したところに再び岩場が現れるなど、最後まで油断できません。
山頂はガスに包まれましたが、
そこまでの稜線歩きがあまりに素晴らしく、十分満足でした。

遠見尾根 下山

遠見尾根は歩きやすいもののアップダウンあり。
中遠見山の登り返しが地味にきつい。
雪渓はステップとロープ補助あり(滑り止め未使用)。
終盤はニッコウキスゲ、クロユリ、アツモリソウなど花が豊富。
最後はロープウェイで下山。

コーラが売り切れでアンバサ乾杯。
それも含めて良い締めでした。
コース状況・注意点
● 柏原新道
・整備良好、歩きやすい
● 鹿島槍ヶ岳
・南北峰間は急で気を使う
● 八峰キレット
・高度感あり
・鎖場・梯子多数
・濡れていると難易度上昇
● 五竜岳
・岩場急登あり
・山荘側の下りも鎖あり
● 遠見尾根
・雪渓あり(7月上旬)
・アップダウン多い
装備メモ
・ヘルメット(キレット・五竜)
・グローブ
・テント泊装備一式
・行動食多め
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振り返り
八峰キレットは思っていたより整備されていました。
怖さはあるけれど、慎重に歩けば越えられる。
それ以上に印象に残ったのは、
鹿島槍でガスが晴れたあの瞬間の景色。
岩場、花畑、大展望。
後立山の魅力が凝縮された2日間でした。
岩稜縦走を経験してみたい人におすすめ。
ただし体力と余裕は必須です。
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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