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【八ヶ岳】一年を振り返る日に、雪の赤岳へ|横岳〜赤岳 冬山日帰り

概要

2025年12月28日。
年末らしい澄んだ空気の中、まだ暗さの残る時間に歩き始めた。

向かったのは、八ヶ岳の横岳から赤岳。
杣添尾根を使った日帰りピストンだ。

距離13.8km、累積標高差は約1,500m。
数字だけ見ればコンパクトだが、
冬の八ヶ岳らしい急登と岩稜が詰まった、内容の濃いルート。

一年を振り返りながら、
「いまの自分で、気持ちよく歩ける場所」を選んだ一日だった。


山行データ

  • 日程:2025年12月28日(日)

  • エリア:八ヶ岳(横岳・赤岳)

  • 形態:日帰り

  • 行動時間:9時間04分(休憩1時間15分)

  • 距離:13.8km

  • 累積標高:+1,480m / −1,480m

  • コース定数:35(きつい)


ルート全体図

横岳〜赤岳|杣添尾根を使った冬期日帰りピストン(13.8km/累積標高約1,500m)

YAMAPより抜粋

一年を振り返る日に

気づけば、今年を振り返る季節になっていた。

特別に何かがあったわけではないけれど、
山を歩き、挑戦し、誰かと時間を共有してきた一年。
振り返ると「幸せだったな」と素直に思える。

少し前に読んだ本に、こんな言葉があった。
「幸せとは、我を忘れて何かに没頭しているときの感情」

山を歩いている時間は、まさにそれだと思う。
余計なことを考えず、ただ一歩ずつ前に進む。
そんな時間を、年の終わりにもう一度味わいたかった。


杣添尾根からスタート

まだ静かな横岳登山者駐車場。

駐車場から杣添尾根へ。
この日は前々日に雪が降り、トレースはしっかり。
序盤はツボ足とトレッキングポールで歩き始める。

樹林帯をひたすら登る時間。

樹林帯の登りは淡々としているが、
展望台が近づくにつれて、空の色が変わっていく。


樹林帯を抜けて、視界が開く

展望台付近から一気に広がる眺望。

ここからが、このルートのご褒美。
振り返れば奥秩父の稜線、
正面にはこれから向かう横岳と赤岳が堂々と構えている。

隣に見える赤岳の存在感。

「今日は間違いなく登山日和だな」
そう思える、静かで穏やかな空だった。


稜線へ、横岳を越えて

稜線に乗った瞬間、北アルプスの稜線がドーン。

稜線に出ると、それまで見えなかった景色が一気に現れる。
御嶽、乗鞍、焼岳、そして北アルプスの山々。

歩いてきた杣添尾根を振り返り、
「よく登ってきたな」と自然に言葉が出た。

横岳(三叉峰)付近。

横岳から赤岳へ向かう区間は、
梯子や岩場、際どいトラバースが続く。
この日は風も穏やかで、集中して一歩ずつ進めた。


赤岳へ

稜線の先に近づいてくる赤岳。

遠くから見た通り、赤岳の登りは急登。
ピッケルに持ち替え、最後のひと踏ん張り。

赤岳山頂。

山頂に立つと、
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、南アルプス、中央アルプス。
そして振り返れば、歩いてきた横岳の稜線。

派手さはないけれど、
冬の八ヶ岳らしい、凛とした景色が広がっていた。


下山、そして振り返り

振り返る赤岳。

下山は来た道を戻り、再び杣添尾根へ。
展望台で温かいカップラーメンを食べながら、
「今日もいい一日だったな」としみじみ思う。

距離13.8km、累積標高差1,500m。
数字だけ見れば厳しくはないかもしれない。
でも、この一日に詰まった景色と時間は、とても濃かった。

一年の終わりに、
好きな山で、好きな歩き方ができたこと。
それだけで、十分だった。

今日も、素敵なお時間をありがとうございました。


初めてこのコースを歩く人向け注意点

  • 樹林帯後半から急登が続く

  • 稜線は梯子・岩場・トラバースがあり、積雪期は要注意

  • 風が出ると体感温度が一気に下がる

  • 駐車場は台数が少なく、早朝でも満車になりやすい

  • トイレなし(事前に済ませておく)


参考リンク

【八ヶ岳】赤岳厳冬期、積み重ねの先にある山

6年ぶりの厳冬期赤岳。
雪山で積み重ねてきた時間を思い出しながら歩いた一日でした。

▶ 今月のまとめはこちら

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