恋愛が苦手なので、自分を運命の人にしてしまった話|戯曲『AIに聞いたら「いい時代ですね」とタイトルをつけた話』発想ノート③
今回は、書き始めてから書き終わるまで考えていたことを思い出してみます。
で、形式的には、次回のリーディング公演で、少人数で、コミセンの部屋で上演する予備の戯曲が必要でもあったので、
二人芝居。机といすだけ。蛍光灯。という条件で、面白い状況設定。の中で、別役実の「受付」や、アメリカのクリストファー・デュラングの「免許更新センター」という、受付と申請者という設定が使えそうだなという事で、書きはじめました。
後は、野となれ山となれで、とにかくビッグ愛には、愛があるだろう。それを申請してもたらい回しにされる。という状況だけで、三つ回される。という感じで進めていきました。
とにかく、「あい」という語感で、リズムを刻んで進める? ちょっとギャグっぽいかな? まあ、最近は、リアルさよりも語呂がいい、リリカルな方が好みなので、ガシガシと親父ギャグ脳を働かせて書いていきました。
上手く、アイディーや、AIとも接続できたので、展開は非常にらくにサクサクできました。昔書いた戯曲で、「運命の人が死んでいた」という作品があったので、それも拾って来て、あまり悩まずに展開していきました。さあ、三つ、アイの場所を廻って、ラストどうしようかな?で、かなり筆がとまって、なんどか書き直しました。
とりあえず、もう一つ愛のつく場所はないかと探して、色々候補の中で、一番使えそうなのが「愛宕山」なので、そこに持って行くことにしました。そこで、クライマックスらしいなにか?を探していく中で、最初の発想に戻って、過去の日本の出会いの場所はパーティーならぬ、「祭り」というハレの日だったという所が、落としどころかな?と思ったので、とりあえず、おどりゃにゃソンソンだなという訳で、そこに落ち着いた感じです。
最初は、落ちがなくて、「出会い万歳」みたいな終わり方だったのですが、これではなぁという事で、実はAIが正しくて、私が運命の人でした。これってあり? みたいなのが一番バカらしくていいかなと。やっぱり恋愛が苦手なので、自分的にはこれが一番いい落としどころかな? って感じでできた!って感じです。
最後にタイトルですが、一番悩んだのはこれかな?
色々考えたのですが、イマイチいいのが思いつかない。そもそも、まじめな感じとか、シンプルなのが、しっくりこない。そこで、AIに色々考えてもらっても、まあ、ピンとこない。そんな中で、劇中にもAIが出てきたので、あっ、「AIが考えたタイトル「◎◎」」は面白いな。という事で、AIが考えたタイトルをそのまま残してみました。ちょっとユーモラスさはいい感じじゃないかな?
とりあえず、ぱっと思い返せるのはこんな感じかな?
最近、狂言を現代語訳して見つづけていたので、その影響も強いなと思います。最初の狂言的な名乗りから始められるようになってすごく楽にはなりました。(いいか悪いかは別だけど)
こんなところでしょうか? 最近は、出来るまで、いろんな主変情報をだらだら調べて、急にポンとつながって、勢いで書くっていう事が多いので、あまりじっくり考えて作り上げるって感じでもないので、書くことも少ないかも。自分では、ばかばかしいけど、自分らしくていいなあと思っています。よければぜひご覧ください。
この長文を読むよりは短くて楽ですよ??
松永恭昭謀(まつながひさあき)
和歌山を拠点に活動する劇作家・演出家。
不条理な世界や、和歌山を題材に戯曲を書いてます。
劇団和可代表。
