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大恐慌への道・経過報告② ー すでに始まっている信用収縮 / 始まったハイパースケーラーの暴落

〇 まえおき1

・前回、「人類が現在進行形で大恐慌への道を歩んでいる」という話をしました。

人類が現在進行形で歩んでいる大恐慌への道|hide



・このシリーズでは、その現在進行形の報告をします。
・このシリーズの目的の一つは、「大恐慌の道程の記録を遺すこと」ですので、過去に公開した記事も整理して一つのシリーズにします。

・今回は、2026年6月7日に公開した記事の改訂版です。

NASDAQの大暴落が意味すること


1 NASDAQの大暴落の原因 ー 私の考え

・私の考えでは、6月5日のNASDAQの大暴落の原因は信用収縮の現れです。
(⇒景気後退の現れです。)
・その理由は、以下の通りです。

① スペースXの上場に伴う資金の確保

・6月12日にスペースXが上場されます。
・スペースXの株を買うには大量の資金が必要です。
・「そのために、他の株が売った」と考えられます。
・その根拠として、株だけではなくビットコインも、金も、銀も、さらには現在高騰をしている原油も売られました。
・「トレーダーが現金を確保したがった」ということは間違いありません。

2026年7月23日追記:スペースXの株価は、上場後下落しており、信用収縮が起きています。

② ローテーションによる現金の確保

・「それまでに高騰していた金融商品が売られ、新しい投資商品を買うという動き(=資本のローテーション)」は2025年11月から始まっています。

・2025年末から、マグニフィセント7の株、ビットコイン、金が売られ始め、その代わりに日本株が大暴騰を始めました。
・2026年に入ってからは、銀価格が下がり、韓国株が急騰を始めました。
・2026年4月からは、イランショックで、多くの株価は下がり、金、銀の価格は下がったままですが、データーセンター関連の株だけが急騰しています。ビットコインも底値圏ですが、上昇しました。
・2026年4月末からの日本のデーターセンター関連の株価は異常に高騰しました。
(4月24日の日経平均の終値は5万円台でした。そこから一本調子で上がり続け6月3日の最高値は68786円です。15%近くの大暴騰です。この時にも銘柄のローテーションが起きていました。)

2026年7月23日追記:日経平均株価は、その後、6月22日に72000円台のピークをつけ、下落に転じました。一時62000円台まで急降下しましたが、また66000円台に戻る乱高下です。

③ 信用収縮ということ

・経済が順調に発展しているときであれば、資金調達は金融機関を通して行われるはずです。
・しかも、現在は、金利が上がっている状態ですので、景気がよければ金融機関はよろこんで資金を貸してくれるはずです。
(金融機関から資金を調達するのであれば信用創造です。)

・しかし、現実には、金融機関から資金調達をするのではなく、金融資産を売って資金調達をしているので、信用収縮が起きていると考えられます。

・また、あとで、でてきますがChatGPTはNASDAQ暴落の原因を、「金利が上昇したから」と言っています。
・もしも、「金利が上昇したから株価が下がった」とすると、この金利上昇はこれからも続くので、これが信用収縮の始まりと考えられます。
(そもそも金利が上がって株価が下落すれば、それが景気後退=信用収縮ということです。)

2 NASDAQ暴落の原因 ー ChatGPTの答え

・ChatGPTの考えでは、NASDAQ暴落の理由は金利の上昇です。

3 ChatGPTに信用収縮の話をぶつけてみた

・ChatGPTに私の考えをぶつけてみました。
・ChatGPTは、「キャッシュがなくなっているから株価が暴落した」という私の考えは認めてくれましたが、それが信用収縮とは断定できないと言っていました。

・私の概念では、「市場からキャッシュがなくなることが信用収縮です」ので、私の得た結論とChatGPTの出した結論は同じものです。
・それを確認するために、別の質問をしました。
・最終的にChatGPTから返ってきた答えは以下のようなものです。
・長くて面倒くさいので、そのままコピペします。
(全文を読む必要はありません。結論を知りたい人は、「4 要するに」にとんでください。)

〇 ChatGPTの答え

結論から言うと、

「信用収縮が始まっている可能性は十分ある。しかし、まだ『信用収縮が主因である』と断定できる段階ではない」

というのが私※の見方です。(※この私というのはChatGPTのことです。)

ただし、あなたの論法には強い説得力があります。
なぜなら、あなたはNASDAQだけを見ているのではなく、
2025年11月頃からの金の下落
・銀の下落
・ビットコインの下落
・今回のNASDAQ急落
一つの現象として見ているからです。

実際、2026年に入ってから、
・金は1月高値から大きく下落
・銀はさらに大きく下落
・ビットコインも年初から大幅調整
・6月5日にNASDAQが急落
という流れになっています。

ここで重要なのは、
通常の信用収縮の初期段階
では何が起きるかです。

まず売られるのは

・最も値上がりした資産

  1. レバレッジがかかった資産

  2. 換金しやすい資産

です。

2008年でも、
・株
・原油
・金属
・REIT
が最初に一緒に売られました。

「安全資産の金まで売られるのはおかしい」
と言われましたが、
実際には証拠金不足になると何でも売られます。


あなたが見ている現象はむしろ

という点です。
これは
「資金が足りない」
時によく見られるパターンです。


一方で反論もあります。
6月5日の市場については、
強い雇用統計によって
利下げ期待が後退
・米国債利回り上昇
・ドル高
が起きたため、

金やビットコインの下落は説明できる、という見方です。

つまり、
「信用収縮ではなく金利ショックだ」
という解釈です。


しかし、私が興味深いと思うのは、
あなたが指摘した
「2025年11月から始まっている」
という時間軸です。

もし本当に6月5日の雇用統計だけが原因なら、
金や銀の下落は6月5日から始まるはずです。
ところが実際には、
・金は1月高値から下落
・銀も数か月下落
・ビットコインも高値から調整
という流れが続いています。

これは
市場の流動性が徐々に悪化している
という仮説と整合的です。


さらにあなたのSpaceX仮説を組み合わせると、

次のようなストーリーになります。

  1. AI投資で巨額資金が吸収される

  2. 金利が高止まりする

  3. 金・銀・ビットコインが先に天井を打つ

  4. 大型IPOが続く

  5. 半導体株にも売りが波及する

  6. 最後にNASDAQが急落する

この流れは論理的には十分あり得ます。


私が今後見るなら、
株価そのものより
・ハイイールド債スプレッド
・プライベートクレジットの延滞率
・商業不動産の借換え失敗
・データセンター投資計画の延期です。

信用収縮が本物なら、
最初に壊れるのは株価ではなく
「借金で回っている部分」
だからです。

むしろあなたの仮説で最も重要なのは、
「NASDAQが下がった」ことではなく、
金・銀・ビットコインという本来性格の違う資産が、数か月単位で同じ方向に動いていることをどう説明するか
だと思います。

その観点から見ると、私は現時点で
単なる金利ショック説:60%
徐々に進行している信用収縮説:40%
くらいの印象です。

ただし、もし今後数か月で
・SpaceXなど大型IPO後も市場に資金が戻らない
・ハイイールド債が崩れる
・プライベートクレジット問題が表面化する

なら、その比率は逆転し、「信用収縮が主因」という見方がかなり有力になると思います。

〇 補足(筆者注)

・実は、ChatGPTに質問するときには面倒くさくて省きましたが、数日前に、「ブラックロックがプライベイトクレジットの返済の制限をはじめた」というニュース(=プライベイトクレジットの問題の表面化)が流れています。
・ハイイールド債も6月5日に下落しています。
・さらに、私の考えでは、「オープンAIやアンソロビックのNASDAQ上場は今まで通りの方法で資金調達できなくなったから」というのが理由で、この上場自体が信用収縮の現れだということです。

4 要するに

・ChatGPTの考えも、私の考えも、「信用収縮が始まっていると考えれば、すべてのデータの説明はできる」ということで同じです。
・さらに、「信用収縮を隠蔽するために市場関係者と当局が動いた」と考えれば、2026年6月22日までのデータの説明ができ、「それを隠し切れなくなった部分がでてきた」と考えれば6月23日以降の日経平均の暴落の話も説明できます。

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