【珈】なんのはなしです珈って、なんのはなしですか?
「なんのはなしですか」と、いつのまにか路地裏に迷い込んでから一年とすこしが過ぎた。不思議なご縁が続いている。
その「ヒトのつながり」は珈琲へと広がり、新しい物語の世界を開く。表現は無限にあり、その自由さにいつだって驚かされる。「珈琲」について、少し語りたいと思う。
TABBY’s COFFEE ROASTER さん。
ここ最近では「TABBY’s」さんに出会えたことが、わたしの世界をまた大きく変えた。
「なんのはなしですか」との「コラボ珈琲」の提案から、あっという間に話は進み、今や第三弾のコラボ珈琲「Merry Merry Berry」 が発売されている。さらにはZINEの制作まで。
TABBY’sの店主・masaさんと、その妻のおむぎさんは、本当に無邪気なご夫婦だ。おはなしするたびに新しいアイディアや率直な意見をたくさん出してくれる。
ずいぶんと前からの知り合いだったような、そんな感覚がいつもあり、その余白の広さから生み出される珈琲に、たくさんの人が魅了され続けている。今月のリーフレットは、見応え抜群。小さな「→」を追って、どうか読み進めていただきたい。

わたしは、静かに広報活動をしている。最近では職場にミルを持ち込み、休憩室で。時には夜のナースステーションで、この「TABBY’s」さんの珈琲をふるまうことが日課だ。

TABBY'sさんの珈琲に絶賛ハマり中。
そのひとりは、鎌倉の古民家を買い取ると言い出した。そこで小さな憩いの場所を作りたいと。
「この珈琲を飲んでから、世界が変わった気がする」と。人生まで変えちゃってる「TABBY'sさんの珈琲」。一体、なんのはなしなんだろう。
「その時にしか出会えない豆もあるんです」とmasaさんは言う。
この毎月のブレンドも、流通やそのタイミングだから生み出された奇跡の一杯。だからこそ、そんな「出会い」を大切にしたいと思うのだ。
それでも、出会ってから、いまもわたしにとっては、「おむぎさんが、可愛い」がいちばんだ。

たいせつな、わたしの時間。
レビュー記事を書いてくださるみなさん、楽しんでくれる方に、本当に感謝しています。そして、素敵な珈琲をありがとうございます。
lace flower coffeeさん
「なんのはなしです珈」に加わってくださった、2軒目の珈琲屋さんlace flower coffeeのmasaruさん。念願の彼に神保町でコニシ木の子さんとお会いすることができた。
「大人の文化祭みたいですね」
そう柔らかく頷き、喋り倒すコニシ木の子さんの目を、真っ直ぐと見つめる姿が印象的だった。
「楽しい方を選ぶ。そう決めたんです」
その言葉には重みがあり、ふたりの会話を眺めながら、胸がとても熱くなった。

お酒は進み、辿ってきた歴史や「これから」の話題が尽きない。
「最初は、なんのはなしですか って、認知度も本当に低くて。ひとりで叫んでたんです。すべての記事に目を通して、毎週通信を出して。それを何年も続けてきました。全部の記事が本当に面白い。もしたとえ自分がわからない世界でも、この記事面白いって思う人は必ずいるはずなんですよ。すべての表現を受け入れるって、決めたんです。やっぱり、面白い方がいいじゃないですか」
楽しそうに話す横顔がとても素敵で、木の子節が炸裂する。そっとグラスを覗くとまだ数口。初速の駆動力と展開の速さについていけない。途中で気づく。アレ、珈琲のはなしなんもしてないよね……?いつ切り出そうか。わたしはふたりの会話を聞き続けた。
「でねでね?」
「へー、すごいですね‼︎」
これぞ、本家「なんのはなしですか」ループ。
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと……
待って、珈琲のはなしドコイッタ⁇チラリと覗くがわたしは彼らの視界にすら入らないようだった。
「いやね、いろんなことがあって。それで、大関のマネージャーやってた頃の話なんですけど……」
と、止まらない‼︎ヒィッ。
はなしのビッグウェーブはうねりを上げて加速していく。どーしたもんか……とmasaruさんを見ると、ウルッときている。ドーナッテンダ、このふたり。困り果てた頃、突如、珈琲のはなしにゴールした。
「それが、伝わりました。本当にたくさんの表現があって。大人になっても。この歳になっても、こんなにもワクワクすることがあるんだって。それで、やってみようって思いました。その中で、自分のできることはなんだろうって考えて。この素敵なマグカップに合う量に合わせた、珈琲バッグを作ろうと思っています」
やれやれ笑

来年のイチカバチカ(1月8日)、マイトンさんの誕生日に「ロジウラーズブレンド」 は発売される。
パッケージに採用されるのは、みなさんが描いたイラスト。また新しい表現が「なんのはなしです珈マガジン」には、次々と寄せられている。
木の子さんは律儀に、そのひとつひとつを見落とさないようにmasaru さんへ連絡をしている。
そして、「回収します🛸」そう言って、masaru さんも、みなさんの記事を読んでいるのだ。
世の中にナゾの回収をしている🛸大人がふたりもいる事実に、わたしは密か笑っている。
珈琲が飲める人も、そうでなくても。“迷ったら楽しいことを選ぶ”だからこそ、自分がワクワクすることも見つけたいなって、背中を押してくれる気がする。そうやって、「コニシ木の子」の背中を見ながら、みんながそれぞれの「なんのはなしですか」を探している気がする。
このワクワクする瞬間に立ち会わせてくれたこと、大切な「珈琲」という表現を提供してくださったTABBY'sさんとlace flower coffeeさん。そして、路地裏のみなさんへの感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
最後に、masaruさんの言葉を借りて。
出会いは、予想外に楽しい。
オマケ。

なんのはなしです蚊。
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