Mosquito teltta 可愛いふたり。
季節の移り変わりに気付く瞬間が好きだ。
冷たい朝に粒子を含んだ
空気を薄いオブラートに包みながら
世界はじんわり暖められていく。
日が上り切る前の淡い世界を
そっと耳打ちするような優しさを持つ
この二人にはそんな自分たちの凄さに
気が付いていないのかもしれない。
今回はnoterの
ポンコツちゃんとmikaちゃんとの
初イタリアン編。
私の数少ない友人になってくれそうな予感は、ネガティヴな感情を多めに持ち合わせる私にとって、少し眩しすぎるほどで、
裸足で歩くような私にワラビークォッカの靴下を、白か黒の単調な服しか着られない私に目が覚めるようなポップな可愛らしいTシャツを纏わせてくれる。
当たり前に自分で作り上げた日常を壊すのは、
案外簡単で、
一緒にいる空気感が心地が良くて、
暖かい優しさを広げる二人はその場に
寝転んで甘えても許してくれそうな
陽だまりを作る心の広さに、私は安心する。
ポンちゃんの予約してくれた
イタリアンレストランは
都内の路地にひっそりと佇んでいて、
手前の美容室でmikaと、着いたね、
と喜んだことはポンちゃんには
内緒にすることにした。
半音上がった優しいシャープな声の持ち主のポンちゃんは、目尻がずっと優しくて、オーガニックな甘さがあって不思議な落ち着きと芯の強さがあって五線譜みたいな人だった。
無邪気なリズムの転調は、
種類が豊富な笑顔の音符に変えて
少しだけ儚くて淡さをもつ
女の子の様な印象も受ける。
初めて会う画面の向こう側のポンちゃんは
ちゃんと実在していた不思議が
まだ夢の中にいる感覚を残した。
笑顔が可愛いくて、
綺麗な女性にイラストのポンちゃんを重ねて
抱きしめたくなったのは、きっとmikaも一緒。
運び込まれるおしゃれなプレートの彩りのいいサラダは、フォークを持つ二人の指先の長さをより滑らかに美しく見せて、具材がたっぷりで
窯で焼かれた香ばしくて薄い生地のピザや、色味の濃いパスタを頬張る唇に目が奪われてしまうのは、
きっと私のせいではない。
ワイングラスの響きが心地良い。
時間のクオリティを確実にあげて、空気をダスティストロベリーな色気のある空間の上に載せた私達の笑い声は、語尾がずっと跳ねている。
mikaは隣で楽しそうにしている。
彼女の瞳は目を伏せたくなるような
まっすぐさと潤いがあって、
会う度に透度が増していく気がする。
表情の作り方が、本当に綺麗なのだ。
それは彼女の表現者としての生き方が身についているのかもしれないけれど、ナチュラルな心が投影される不思議があって、同じ場所や空間にいても、背景まで変えてしまう独特な世界観がある。私は時々mikaと会った後に色彩表を眺めて彼女の色味を探そうとすることがある。
Canary YellowやCobalt Blueが基本的にしっくりくるけれど、話す言葉に繊細さがあって、そこには澱みがない不思議がある。
自分にも、人にも正直であることは、
彼女の最大の良さで、
旦那さんの話をするmikaは、
少しだけまた違う雰囲気を出して
生活に溶け込んだ気を許す姿に私は安心する。
心の中の色に戸惑うmikaもいるけれど、それでいい気がする。全部出したら良い。
きっと、内面も身体も全てのパーツの良さを、mika色の形をアクセサリーに作り変えられるポンちゃんが近くで笑って眺めているのが
見えるから。
私達は、
#なんのはなしですか
にやってきた経緯を話し始める。
「え、どうやってきたの?」
みんな、それぞれに路地裏の住人に、
紹介されてやってきたと言う。
#なんはなしですかとつければいいこと 。
いずれ回収されること。←え、回収って何?
急にコメントきて、すごいスピードで🛸がきて、かっさわれていく事実
気がつくと、ぬるっと住人になっていたこと
私達は混乱したし、住人になってからの、
その後、を話し出す。
コニシ木の子とは、何者なのか
性別は女性
富裕層の隠居したお年寄り
そんな先入観に花を咲かせて、
結局は、変な団体の長で大勢をポジティブに巻き込んで、ただ楽しければいいと言うような
人なんだろうという結論で納得した。
なんのはなしをしているのか
私達自身もよくわからない。
でも、それでいい気がした。
90分制のイタリアンレストランは
時間の流れが早すぎて、
スマホで時間を確認したけれど、
食材の残るお皿に言い訳をして、
とっくに過ぎた90分に
気が付かないふりをした。
スタバに寄って公園でまたおしゃべりをして
小さなポンちゃん人形の推し活をして
大量のスワンボートに乗る客の姿を
3人で同じ顔をして眺めた。
文章の向こう側の、
ただ同じタグを使う女達のたわいもない時間が
ただ愛おしいと感じたのは私だけではないと
信じたい。
日が傾いて、それでも暖かい春の日差しは、またこの出来事を文章に変えたい衝動に駆られて、地図には弱いのに、やたらに電車に詳しいmikaの後ろ姿にくっついて、幸せな気持ちでまたnoteを開いた。


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