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苦しむ成人ギフテッドへ その2

今回は僕が今トップに置いている以下の記事の続編になります。


今回のテーマは

自分の心に耳を傾け、心の声をかなえていく

ことです

精神的に苦しむタイプの『ギフテッド』には、高い共感性や繊細さを持つ人が少なくありません。また『より善い状態を目指す』性質も持っている人も多いです。

彼らは人の心の痛みに敏感で、誰かを傷つけてしまうとそれ以上に自分が傷つくため、誰も傷つけないように行動しようとします。

そうした性質が、高い精神性や倫理観を生むことになる一方で

誰もが『より善い状態を目指すこと』に共感し、協力してくれる訳ではありませんから

理解されずに、他者と衝突し、傷つけてしまう場面も出てきてしまいます。

誰かを傷つけると自分がそれ以上に傷つくにもかかわらず、自身の持つ『より善い状態を目指す』性質を発揮することで、誰かを傷つけることになってしまうとするならば

自分の気持ちを封じて、誰も傷つけない生き方を選ぼうとしてしまうのも仕方がないことだと思います。

また、『より善い状態を目指す』の方向性が『周囲の期待に応えること』になってしまう人もいます。

『いい子』を演じて苦しんだ過去が僕にもあります。

母が教育団体の幹部で『倫理的に素晴らしい人』という評価で、父も教師をしていましたから、『自分がどうしたいか』よりも『親に恥をかかせないこと』が行動基準になってしまっていました。

こうした状態が続いてしまうと、『自分が何をしたいのか』が分からなくなり、『自分が何者なのか』も見失っていき、自己肯定感が低くなっていきます。

その結果『うつ』症状に苦しみ、自分の『生きる意味』を探したり、誰かに尽くすことで自分の存在価値を確認しようとするようになることもあります。

この苦しい状態から抜け出すためには、自分の心の声に耳を澄ませて、自分はどうしたいのか? 自分はどうなりたいのか?に気付き、心の声をかなえていくことが必要になります。

心の声というのは、最初からはっきり聞こえるものではありません。自分と向き合うことを地道に続けていく中で気がついていくものです。

では

自分の心の声が聞こえない時はどうしたらいいか?

を僕の経験をもとに書いていきます。

僕がドロップアウトしていた時、人間的な感情を完全に失っていました。こういうのを『感情の平板化』と呼ぶそうです。

僕は自分の感情を取り戻し、感情を表現できるようになるために

・感情移入しながらマンガを読んだりドラマや映画を視る
・歌を聴き カラオケで唄うことで感情表現を身につける

というトレーニングをしました

『自分の心の声を聴く』というよりも、まずは自分の心を育てるイメージでしたね。

そして、自分の感情を素直に表現する練習も続けました。

そして自分がどうしたいのかを探すためにいろいろなことに取り組み

自分が何をやりたいかを探すのではなくて
目の前に現れる課題に対して一生懸命取り組むこと
を続けました

何かに一生懸命取り組んでいるうちに
やりたいことや自分の気持ちが見えてくるのではないか
と思ったのです

そうしている内に
自分の適性や能力 あるいは
限界が見えてきましたし

自分のことを少しずつ肯定できるように
なっていきました

また、仕事であれ何であれ
『より善い状態を目指す』という
自分の性質の発揮の仕方や
活かし方が見えてきて

自分らしく生きられるようになってきました

この過程をたどる内に気がついたことは
より善い状態を目指すために必要なことは
逆説的に思うかもしれませんが

『○○すべき』『○○しなければならない』という思考から解放されることが大事

ということです。

これは僕が過去記事でも繰り返し書いてきたことです。

人は『○○すべき』『○○しなければならない』と言われると反発するものです。

それは自分自身に対してもそうです。
『(私は)○○しなければならない』という思考は、自分自身を苦しめているのです。

ギフテッドは『より善い状態を目指す』性質を持ちますが、周囲の人にそれを強要しようとすると反発されて孤立することになりがちです。

アイ・メッセージとユー・メッセージという概念をご存知でしょうか?
『(あなたは)○○しなければならない』
『あなた』を主語にした言い方は反発を受けやすい一方で

『(私は)あなたに○○してほしい』
『(私は)○○してもらえると嬉しい(助かる)』
『私』を主語にした言い方は反発されにくいのです

自分の心の声に耳を傾けられるようになると、自分の願いなどを人に伝えられるようになっていきますから

自然とアイ・メッセージで話せるようになっていき、人間関係がうまく回り始めます。


ただ、1点お伝えしたいことは
やりたいことを見つけなければならない・・・・・・・訳ではなくて

『○○したい』という欲がなくても、自分らしく生きられる

ということですね

僕も欲望がない人間ですが
欲がないということは
浪費がなくてお金が貯まるというメリットもあります

僕の奥さんは別に浪費家と言う訳ではありませんが
・バラ園に花を見に行きたい
・公園に桜を見に行きたい
・海を見に行きたい

などといろいろと外に連れ出してくれるため
奥さんのおかげで人間的な生活を
送れるようになってきています

ですから
誰か(特にパートナー)の欲や願望をかなえながら
楽しいと思えることを見つける生き方も
いいかもしれません

また、仕事においても
『昇進して収入を増やしてお金持ちになりたい』
といった欲もないので

上司の顔色をうかがいながらではなく
純粋に『(自分の信じる)最善を尽くす』
ことに集中できています

欲がないことで生きやすくなる部分もありますので
やりたいこと(欲望)がないことで
自分を責める必要はないと思います


ギフテッドには『自分が生きる意味』について悩み
哲学に答えを求める人も多いのですが

僕は『人が生きることに最初から決められた意味はなく、生きる意味は後から自分で創っていくもの』と思っています。

目の前に現れる課題に一生懸命に取り組み
瞬間瞬間でベストを尽くしていれば

後から『あの時ああしとけば良かった』といった
後悔はすることはなくなります

もちろん、失敗することもありますが
その失敗を次に生かすことができれば
それは失敗ではなくなります

明日を今日よりも善い状態で迎えたいと
一日一日を丁寧に一生懸命に生きること
その積み重ねが自分らしい人生を創っていきます

『やりたいこと』は
必ずしも見つける必要はありませんが

毎日少しずつ自分の心に耳を傾け
その声を大切にしながら生きていく

その積み重ねによって
『自分らしい生き方とは何か』が
見えてくると思います

まとめ

過去記事で書いてきた内容も多いのですが
今回の記事での新しくお伝えしたかったことは

「自分の心に耳を傾けること」はもちろん大切ですが、そもそも心の声が聞こえなくなってしまっている人もいます。
そういう人は、無理に答えを探そうとするのではなく、まずは自分の心を育てることから始めてみてはどうでしょうか?
心を育て、自分の感情を少しずつ取り戻していく中で、心の声は自然と聞こえるようになっていくのだと、僕は思っています。

ということですね

ここまでお読み下さり ありがとうございました
今回はここまで! ではまた!

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