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文系リスナーと紐解く「リアルテックラジオ」#4

強烈な暑さに夏を感じますね!
UZUMAKI広報担当marinaです。

社長の工藤さんを中心にUZUMAKIの新たな取り組みとして始まった、エンジニア界隈の話題を非エンジニアの視点からゆるく語るPodcast「リアルテックラジオ」。

非エンジニア視点とはいえ開発知識ゼロの人間にとっては前提知識のない難しい話も出てくるので、各エピソードを生粋の文系メンバーmarinaが深堀りし、note記事にまとめる取り組みをしております。

ラジオを聞いてみたけどよくわからなかった非エンジニア・文系リスナーの皆様、番組を聞いて感じたことや思ったこと、「そもそもそれは何?」といった理解の及ばない部分を、私と一緒に紐解いてみましょう!


今回のテーマ:深圳の旅話(後編)

前回のPodcastに続き、今年3月にUZUMAKIメンバーが数名深圳に行っていた際のエピソードのあれこれを紹介します。

前編は10年前行った時の体験や、自動運転タクシーやコーヒー屋さんのロボットなど、具体的なエピソードが多かったですが、今回は少し概念的なお話が多かった印象で、かつ話が盛り上がってあれやこれやと話題が途切れない進みとなっていましたので、気になったトピックをpick up。

・AIを使った旅行体験
・Alipayミニアプリの世界
・Kickstarter旗艦店での買い物
・深圳らしいものづくり文化

面白いなと思ったこれら4つについて、書き出してみました!


AI時代の旅行

今回深圳を初めて訪れたという永平さんは、旅行前はkindleの「深圳の歩き方」やYouTubeで個人が公開している旅行動画などを情報源としていたそうです。

ですが、永平さんに限らず、今回の旅で大活躍したのはAI。
旅のプランや旅程の計画をAIと対話しながら進めたり、地下鉄の乗り方がわからなかった時、画面の写真を撮ってAIに解説してもらったり(中国語読めなくても写真で乗り切れる)。

あらゆる場面でClaudeやGeminiが活躍し、以前と比べて旅行の難易度が下がった印象だったと語られています。

前回の記事でも少し出てきましたが、中国では「グレートファイアウォール」の影響でGoogleや中国外のSNSが制限されています。
そのはずなのですが、あくまで一体験としてのお話で詳しい仕組みは分からないものの、今回利用したローミング回線ではClaudeやGeminiも問題なく使えたそうです。

もう中国でネット使えない、みたいな時代じゃないんですね……。

1つネタとして出ていたのが、英語が伝わらず工藤さんは開き直って全部日本語でゴリ押し、それでも不思議と通じたからもうそれで過ごしてたというお話。

今は翻訳アプリとかもあるはずですが使わなかったんでしょうか?
たくさんAI活用していた話の流れで原始的パワープレイが出てきたのが予想外でちょっと面白かったです。

海外行く時は「言葉通じなかったらどうしよう」というのが、多くの人が抱える一番の不安な気がしますが、咄嗟の会話くらいなら言葉が分からなくても何とかなるもんですね。

あと、旅のデジタル化という意味で、香港経由で深圳に入国する時ちょっと大変だったお話も。

昔は紙に書いて提出していた入国審査手続きが、今は事前にスマホのWebアプリにパスポート情報を取り込んでおくことでスムーズに通過できるようになっていたのですが、その手続きがはじめはよく分からず。
それを旅メンバーで情報交換しつつ突破する、という冒険もしてきたそうです。

手前から岸さん、きのぴーさん、永平さん、工藤さん。たくさん歩いてお疲れのことでしょう
(ここはテクノロジーではなく人力マッサージ)


Alipayのミニアプリ

アプリが最低限で良くなっているっていうのがめっちゃすごいなと思った、という話です。

「ミニアプリ」が日本ではあまり普及していないのでちょっとイメージしづらいなと思ったのですが、決済アプリのAlipay(アリペイ)がプラットフォームになって、その中に提携各社がミニアプリを置きサービスを利用できるようにしている感じです。

決済・交通・フードデリバリー・公共料金・病院予約などあらゆるサービスが、Alipayのアプリから利用できるそうなので、複数のアプリを入れなくても一つで完結するのはスッキリして良さそうです。

⚫︎以前はメトロに乗るにも日本でいうSUICAのような、深圳通(シェンゼントン)という交通系ICを買わないといけなかったが、そういうのもAlipayのミニアプリでできた。

⚫︎今回の滞在中一度も現金を使わなかった。前みたいに、Alipayへの入金のために誰かにお渡しするみたいな形でも使わなかった(前回は口座がないとダメだったがクレジットカードと紐付けができるようになったので)

⚫︎中国版スタバみたいなラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)でのオーダーも便利だった。AlipayでQRコードをスキャンしたらミニアプリが立ち上がってオーダーができる。(中国語は読めないので店員さんにオーダーしてもらったらしいですが)

一応日本でも、LINEでは飲食店での注文や美容室の予約・ポイントカードなど、PayPayでは出前やふるさと納税などの他社サービスが使えるというミニアプリはあるそうですが、確かに私もあまり使ってないなと思いました。

PayPayもAlipayと同じような決済サービスなので、何年後かには日本でもこうしたものが浸透していくのでしょうか?

心踊るお買い物

主に工藤さんが大はしゃぎしたという、INNO100(イノ100) でのお買い物。

INNO100というのは、Kickstarter(キックスターター)という、アメリカのクラウドファンディングのプラットフォーム企業が中国で初めて作った旗艦店で、昨年深圳の南山区(ナンシャン)にオープンしたものです。

そこはKickstarterでクラウドファンディングして作られた商品、その中でも売れたトップオブトップがショールームのように並んでいる場所。子供のように大はしゃぎだったご様子でした。

そこで工藤さんときのぴーさんが買ったのは、中国のスタートアップ企業 iFlytek(科大訊飛)のAIノートタブレット

音声議事録・音声入力・音声録画からの自動文字起こしなどができるタブレットで、Googleカレンダーと連動したりもできてすごいすごいとテンション爆上げ、買った日は夜中までホテルで楽しくいじってたそう。 (新しいゲームを買ってもらった子供みたい笑)

「軽くて書き心地も最高!!」

ただ、文字起こししたデータの消し方がわからずすぐ容量いっぱいになってしまう、連動するカレンダーを間違えた場合外したければ工場出荷状態に戻さないといけない、などなど欠陥も色々と見えてきたそうでした。

きのぴーさんもiFlytekのタブレットに個人的に入れたアプリがうまく消せなくて、AIに聞いてちょっと専門的な裏技を使って強制削除するという、技術者らしい解決をしたとのこと。

ショッピングは大変に充実したようですが、Appleをはじめ、世の中に普及している商品はちゃんと本当に検証されていてすごいんだ、当たり前に使っているけど当たり前じゃなかったんだなということを実感したエピソードでした。

深圳のものづくりスタイル

ここで「アジャイル」「ウォーターフォール」というエンジニアさん界隈の用語が出ていました。

ソフトウェア開発のスタイルを指す言葉ですが、アジャイルは『未完成でもまず世に出して改善する』、ウォーターフォールは『きっちり完成させてから世に出す』というイメージです。

今回の旅で感じたことが、深圳は新しいものを社会に導入するスピードがすごい速く、はじめはそれが失敗のように映っても、そこからそのスピード感でどんどん改善されていく面白さ、ものづくりにおいて「アジャイル」の方式が息づいているということ。

ブラッシュアップを積み重ねるやり方ができるのは、前回の記事でも出てきたように、はじめから量産しないで、小さく試せるという深圳ならではの背景があります。

「完成してなくても出してみる」アジャイル的な深圳と比べ、完璧にしてから出すウォーターフォール的なものづくりが日本のメーカーで主流なのは、やはり前提として大量生産になりがちで、途中で設計を変更するコストが大きすぎるから。

失敗するものも多いかもしれないがチャレンジもしやすい、それが深圳のエネルギーの源のようです。


おまけ 香港の話

今回、岸さんときのぴーさんが深圳のついでに香港の街も探検してきたというお話。

深水埗(シャムスイポー)という、電気街という意味では深圳の華強北(ファーチャンベイ)と似てるけれど、より秋葉原っぽい雰囲気の街が印象的だったそう。

華強北ほど大きいビルはないものの、ビルがひしめき合って、その中に家電製品・デジタル製品のお店、またジャンクPCを扱うお店がいっぱい入っていたり、露店でいろんなLEDやガジェットがおいていたりエンジニア心がくすぐられた様子でした。

一般的には夜景が綺麗、飲茶が美味しいというイメージの強い香港ですが、エンジニアの人たちが思い描く香港と、隣町深圳というのは「宝探しの街」なんだそう。

宝箱がたくさん隠れていて、どうやったらその宝物を見つけられるかを、AIに聞いたりとかしつつ、延々と探し回れるところが魅力、と熱弁されていました。

楽しい旅話たくさんありがとうございました!

私は海外旅行ではあえて不便を楽しんでいた人間なので、今は昔ほど不便を楽しめないのかなという一抹の悲しみもありつつ、いろんな技術が進歩し、便利なことが増えてきたことで、たくさんの人にとって海外旅行が手軽になっているのだろうなと思いました。

深圳は日本ではできない心踊る体験がたくさんできる場所なんだということも含め、今回のラジオでは、エンジニアさんがどんな観点で街を見て回り、どんなものに興味を惹かれ、心揺さぶられるのかという感性的なものがたくさん知れて楽しかったです。

現地での熱量や興奮は、ぜひラジオの生の声で体感してください!

お読みいただきありがとうございました。


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