【ギフト・ライティング 】「お守り」が挑戦への扉を開いた。等身大の生存戦略|ゲスト:余白ちゃん
はじめに
メンバーシップ企画
『ギフト・ライティング』
第3回目となる今回のゲストは、
ゆらぎながら働く
『余白ちゃん』
双極性障害と不安障害を抱えながら、
沢山の大きな壁を乗り越えました。
その影には、
ある小さな「お守り」の存在が
あったと言います。
「完璧じゃない自分」のまま、
どうやって一歩を踏み出したのか。
田端うつ郎がじっくりとお話を伺いました。
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※ぜひ、音声を聴きながらお読みください
1. 「躁」と「鬱」の間で、見つけた居場所

うつ郎:
余白ちゃん、今日はよろしくお願いします。
ポッドキャストは初めてだそうですけど、
全然そんな感じがしない!
落ち着いてますね。
余白ちゃん:
よろしくお願いします。
すごく緊張していますが、
私の経験が誰かの心に届けばいいなと思って、
今日は勇気を出してきました。
うつ郎:
余白ちゃんは双極性障害と不安障害を
抱えてらっしゃるとのことですが、
これとは長いお付き合いなんですか?
余白ちゃん:
双極性障害は3〜4年前、
最初の会社で働いていた時になりました。
「躁(活動的)」な時と
「鬱(落ち込み)」な時が
激しく入れ替わる病気で、
今はちょうど「躁」の状態です。
不安障害の方はもっと長くて、
中学生の頃からですね。
うつ郎:
中学生から!それは大変でしたね。
不安障害って、
具体的にはどんな感覚なんですか?
余白ちゃん:
私の場合は
「確認」が止まらなくなっちゃうんです。
中学生の時、
ロッカーに教科書を置いたかどうか不安で、
毎日中身をメモしたり、
心配で写真を撮って帰ったりしていました。
大人になってからも、
将来への漠然とした大きな不安が
常に隣り合わせにある状態でした。
2. 愛犬のキーホルダーがくれた勇気

うつ郎:
そんな不安と向き合いながら、
以前
「正社員面接」という大勝負に挑まれた
んですよね。
そこで役立ったのが、
例の「お守り」だと。
余白ちゃん:
はい。うちで飼っている
愛犬の顔をプリントしたキーホルダーです。
ネットで300円くらいで作れるものなんですけど、
それをずっと肌身離さず持っていて。
うつ郎:
そのお守りが、
厳しい面接でどう役に立ったんですか?
余白ちゃん:
面接の最後、面接官の方に
「あなたが一番大切にしているものは、
今この場にありますか?」
って聞かれたんです。
その瞬間、
迷わずポケットから
そのキーホルダーを出して見せました。
うつ郎:
おお!水戸黄門の印籠みたいに!
余白ちゃん:
そうです(笑)。
「私の愛犬です。
私は家族のために働くという
意識を変えたくないので、
この会社に入ってもその軸は変えません」って、
自分でもびっくりするくらい
ハッキリ言っちゃいました。
その一歩を、
このキーホルダーが後押ししてくれたんです。
3. 「不安」を「原動力」に変える、逆転の発想

うつ郎:
余白ちゃんのお話を聞いていて驚いたのは、
休職期間の1ヶ月の間にボランティアを始めたり、
noteを書き始めたりと、
とにかく行動が早いこと。
普通、不安だと動けなくなっちゃいませんか?
余白ちゃん:
私は逆に、大きな不安があるからこそ
「なんとかしなきゃ」
という気持ちが強くなるんです。
不安に対抗するために
足場を固めていくというか。
動きすぎてうつになってしまうこともあるので、
バランスが難しいんですけど…。
うつ郎:
不安を原動力にしてリスク管理を徹底する。
それ、すごい才能ですよ!
僕は不安になると
寝込んで数日動けなくなっちゃうので、
見習いたいです(笑)。
余白ちゃん: いえいえ(笑)。
でも、外の世界と関わることで、
自分が見えていた景色が
いかに狭かったかに気づけました。
noteでの活動やボランティアを通じて
人と関わることが、
今の私にとっての楽しみなんです。
4. さいごに

うつ郎:
最後に、今同じようにメンタルの悩みで
一歩が踏み出せないでいる方へ、
メッセージをお願いします。
余白ちゃん:
完璧な自分にならなくてもいい、
と私は思っています。
うつの時は本当に怖いし、
震えが止まらないこともある。
でも、そんな自分でも
「お守り」になるようなものを持って、
ほんの少しの勇気で一歩踏み出してみるだけで、
景色は変わります。
自分なりの「原動力」を見つけてみてください。
うつ郎:
素敵です。
僕も次回の面接(?)には、
昨日ガチャガチャで当てた
チャッキーのキーホルダーで
臨みたいと思います(笑)。
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