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ふつうの軽音部【名言集Ⅳ】「顕現」を考察・その他 ※使用例アリ

いやーすごいみたいですね『ふつうの軽音部』の勢い。

前座

宝島「このマンガがすごい!2025」オトコ編で2位とか。

SNS上で連載されている絵が違うバージョンも面白いけど「ジャンププラス」でこれほど躍進するとわ。

【参考記事】




イントロ

ふつうの軽音部『名言集】シリーズは、私(ゆーしんけん)がコミック版を読んで「これいいね」ピンときたセリフを抽出したものです。

マンガのストーリーや感想にはあまり触れていないことをご理解いただたうえでお楽しみください。なお【名言】に付録とし「使用例」を載せておりますが、これも私の独断と妄想90%による創作です。

『ふつうの軽音部』(原作:クワハリ・作画:出内テツオ)はとある高校の軽音部を舞台にした漫画作品。歌声にトラウマを抱える“はとっち”こと鳩野ちひろをはじめ幸山厘、内田桃、藤井彩目といった新入部員および新田たまきなど先輩部員の奮闘を描いています。


笑いのツボが変とよく言われます

わたし3年生の新田(にった)たまき。作者のクワハリさんから。新入生のとき1年3組の自己紹介で書いたことを公開されちゃた。
「性格;臆病」とか書いてたのね、ちょっと恥ずかしい(汗)。
「クラスの皆にひとこと」では「笑いのツボが変とよく言われます」って書いてるし。あ、でもこれは「変」に思われる前にわかっていてほしいな。

・・・ということで、新田たまきの「笑いのツボ」エピソードを一つだけ挙げておきましょう。

1年3組で隣の席になった坂口夏帆と呼び方の話題になり「あだ名」を聞かれたときのこと。

新田「あだ名は特にないけど・・・。たまきだからそれをもじってタマ・・・ブハッ」(いきなり吹き出す)

坂口「なになに、どしたん?」

新田「いやごめん、自分のあだ名を考えてたら面白くなってきて・・・フッフッフ・・・」(笑いを我慢しながら答える)

坂口「あんた、カワイイ顔して、さては結構変な子やな!?」

【使用例】
私はお笑いが大好き。おととしの『M-1グランプリ2023』で最終決戦に残った3組のうち、さや香が披露した「見せ算」のネタが一番おもしろかったなぁ。なぜか家族に「笑いのツボが変」とよく言われます。


顕現している

“はとっち”こと鳩野ちひろがライバル視する他校の軽音部部員・レイハが文化祭にやって来た。

「ハトノさんの歌、聴いてみたいなぁ・・・。今ここで歌ってくれん?」

「へっ?」

来場者で賑わう校庭でいきなり挑発されて目が点になるはとっち。

「できないの? 私は歌えるけど 今ここで歌ってみせようか?」

その言葉に追い詰められて自問自答する姿を、教室にいた厘ちゃんが階上から偶然目にする。

「はとちゃん!!・・・なんだこの胸のざわめきは・・・何かが、何かが起きる」

厘ちゃんの予感通り、はとっちは覚悟を決めた。

「いいよレイハさん 一曲歌ってあげるよ」

普段と違う彼女の様子に気づいた厘ちゃんが心の中で叫ぶ。

「神が・・・!!顕現(けんげん)している!!」

はとっちはギターもないのに、両手でマイクを持ったつもりになってつぶやいた。

「参ります」


「顕現」という言葉を考察。

顕現(けんげん)は神社用語とされ「はっきりと現れる」ことを意味します。

神道は本質的に無偶像であり、神を直接的に目で見たり実体として感じたりすることはできない。そのため、ご神体と呼ばれる依り代を通して、神の存在が示されてきた。依り代は神や精霊の出現を示す媒体となるもので、鏡、剣、玉、樹木、石、旗、柱、御幣、動物などあり、人間が選ばれると尸童(よりまし)と称されてきた。このとき、ご神体あるいは依り代は偶像とは異なり、神の顕現を行なうための道具であるとするのが神道の考え方である。

「【ホームメイト】顕現|神社・寺院用語辞典」より


また、オンラインゲームやミュージカルなどで知られる『刀剣乱舞』では刀剣から刀剣男士になることを「顕現」と呼ぶようです。

小説など文学作品でも用いられており、太宰治も「顕現」を使っています。

完全の無表情で鼻の両側に疲れたような幽かすかな細い皺しわが出来ていて、受け口が少しあいて、大きい眼は冷く深く澄んで、こころもち蒼あおざめた顔には、すごい位の気品があった。この気品は、何もかも綺麗きれいにあきらめて捨てた人に特有のものである。マア坊も苦しみ抜いて、はじめて、すきとおるほど無慾な、あたらしい美しさを顕現できるような女になったのだ。

青空文庫|太宰治「パンドラの匣」』より

案ずるに先生はこのたびの茶会に於いて、かの千利休の遺訓と称せられる「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて、飲むばかりなるものと知るべし」という歌の心を実際に顕現して見せようと計ったのであろう。

青空文庫|太宰治「不審庵」』より 


夢野久作は『ドグラ・マグラ』で「顕現(あらわれ)」として使っています。

そのような、殆ど全智全能ともいうべき大作用のすべては、帰納するところ、結局、最初のタッタ一粒の細胞の霊能の顕現(あらわれ)でなければならぬ。

ふりがな文庫|“顕現”のいろいろな読み方と例文』より


【使用例】
僕は、お笑いコンビ・霜降り明星の漫才でそれほど爆笑したことはありましぇん。でも、せいやが武田鉄矢のものまねで『母に捧げるバラード』を歌ったときはお腹を抱えて笑ったとです。しかも何度も。そのとき「笑いの神が顕現したごたる」そう思うたとです。

笑いのツボが変とよく言われます。

【参考音源】29:30~34:00あたりをお聴き下さい。

2021/07/30 霜降り明星のオールナイトニッポン


またひとつ上のステージに登ったんだね

軽音部のハロウィンライブで、はとっち達のバンド「はーとぶれいく」と、1年生男子による強敵バンド「プロトコル」が勝負することに決まった。

はとっちが「いつか(文化祭の)後夜祭で舞台に立てたらいいな・・・それも一番盛り上がる大トリで。そのためにはプロトコルを超えなくちゃ」って笑顔で宣言。

その姿に、はーとぶれいくのメンバーたちもやる気になるのを見て、厘ちゃんが言った。

「またひとつ上のステージに登ったんだね、はとちゃん。後光が差して眩しい・・・」


【使用例】
ピアノや水泳、読書にインコと人生を楽しむ「海野しぶき」さん。

この春はフルマラソンに向けて練習中だ。なんと奥義「走の呼吸。壱の型。フルマラソンの誘い」まで編み出したらしい。

私はその姿に心からエールを贈りたい。

「またひとつ上のステージに登ったんだね、しぶきさん。後光が差して眩しいですよ」


アウトロ

前後してしまいますが「顕現している」の項を振り返ってください。

はとっちがレイハに挑発されて一曲歌うことになりましたよね。

「参ります」とアカペラで歌った曲を紹介してエンディングとします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました😃🙏

【参考動画】


ふつうの軽音部【名言集】シリーズはこちらのマガジンでご覧になれます。



※「この記事は騙り部活動に参加しています」


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