《新NISA2️⃣》制度を5分で完全理解——「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の使い方を図解で整理する
「NISAって複雑そう」を今日で終わらせる
新NISAに関する情報はネット上に溢れているが、やたらと複雑に見える。
「つみたて枠と成長枠の違いは?」「生涯投資枠って何?」「旧NISAと何が違う?」
一つ一つ紐解けば、制度そのものは非常にシンプルだ。このページを読み終えたとき、新NISAの全体像が頭に入っている状態を目指す。
新NISAの核心:「利益に税金がかからない」制度
まず最も重要な事実から始める。
通常、株式投資や投資信託で得た利益(売却益・配当・分配金)には約20.315%の税金がかかる。
10万円の利益が出ても、手取りは約7.97万円だ。約2万円が税金として持っていかれる。
新NISA口座で投資した場合、この税金がゼロになる。
それだけだ。「新NISA口座の中で投資した利益には、税金がかからない」——この一文が全てだ。
新NISAの構造:2つの枠と1つの上限
新NISAには2種類の投資枠がある。
つみたて投資枠(年間120万円まで)
積み立て専用の枠だ。毎月一定額を自動的に投資信託に積み立てる使い方に特化している。
投資できる商品は金融庁が「長期積立分散投資に適している」と認定した投資信託・ETFに限定されている。手数料が低く、長期保有に向いた商品ばかりだ。
月換算にすると最大10万円まで積み立てられる。
成長投資枠(年間240万円まで)
こちらは個別株・ETF・投資信託と、より幅広い商品に投資できる枠だ。一括投資も可能で、自分で銘柄を選びたい中級者以上向けの枠でもある。
生涯投資枠(合計1,800万円まで)
つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて、生涯を通じて最大1,800万円まで非課税で投資できる。
ただし成長投資枠だけで使える上限は1,200万円だ。残りの600万円分は必ずつみたて投資枠で使う必要がある。
旧NISAとの決定的な違い
2023年以前に存在した「旧NISA」と比較すると、新NISAは3点で大幅に改善された。
① 非課税期間が無期限になった
旧NISAは非課税期間が5年(一般NISA)または20年(つみたてNISA)に限られていた。新NISAは無期限だ。「ずっと持ち続けられる」。
② 生涯投資枠が大幅拡大した
旧一般NISAの年間上限は120万円×5年=累計600万円。新NISAは年間360万円×生涯1,800万円まで使える。規模が3倍に拡大した。
③ 売却した枠が翌年復活する
旧NISAは一度使った枠は消えたが、新NISAは売却すると翌年以降に枠が復活する。「一度使ったら終わり」ではなくなった。
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誰でも使えるが「口座は1人1つ」
新NISAは日本在住の18歳以上なら誰でも利用できる。
ただし、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか持てない。複数の証券会社に口座を持っていても、NISAを使えるのは1社だけだ。
どの証券会社でNISA口座を開くかは重要な選択だ。次の第3話で「どこで開くべきか」を詳しく解説する。
まとめ:新NISAの要点
「利益に税金がかからない口座」で、生涯最大1,800万円まで投資できる。枠は2種類(つみたて120万円・成長240万円)、非課税期間は無期限、売却した枠は翌年復活する——これだけ覚えておけば十分だ。
このシリーズについて
全10話(本総集編含む)で完結です。
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本記事は投資情報の提供を目的としたものであり、特定の銘柄・金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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エビデンス:
金融庁 – 新しいNISA : https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
金融庁 – NISAの年間投資枠と生涯投資枠 : https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/assets/nisa2024_gaiyou.pdf
国税庁 – NISAの非課税措置 : https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/06_2.htm
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