「待つ」には2種類あるって知ってた?既読スルーがつらいのは、待ち方を間違えてるだけかもしれない
「とにかく待てばいい」
そう言われて、私は彼への連絡を止めた。
既読スルーされたまま、日数だけが過ぎていく。
「待つのが正解のはず」って、自分に何度も言い聞かせてた。
でも、待ってるだけなのに、心はちっとも休まらなかった。
我慢して待ってるはずなのに、気づけば既読の数字ばかり確認してた。
スマホを開いては閉じて、また開いて。
「まだ来ない」
「もう嫌われたのかもしれない」
待てば待つほど、不安がどんどん膨らんでいく感覚があった。
「待つのが正解」って聞いたから待ってるのに、なんで苦しいままなんだろう。
ずっとそれが不思議だった。
そんな時期に、ユング心理学の「投影」っていう考え方を知った。
投影っていうのは簡単に言うと、自分の中にある不安や期待を、相手の気持ちだと思い込んで見てしまうこと。
「返信が来ないのは、もう嫌われたからかもしれない」
「彼は私のことを忘れてしまったのかもしれない」
そんなふうに彼の気持ちを考えてるつもりで、実はそこに映ってるのは、彼の本心じゃなくて、自分の中にある怖さや願いなんじゃないか。
そう思った瞬間、ハッとした。
私は待ってる間、ずっと彼のことを考えてたつもりだった。
でも本当は、彼を見てたんじゃなくて、彼というスクリーンに映った自分の不安を、何度も確かめてただけだったんだよね。
そこから、彼に向きすぎてた意識を、いったん自分に戻してみるようにした。
「彼はどう思ってる?」じゃなくて、「私は今、何が怖いんだろう」って。
最初はうまくできなかった。
それでも続けてるうちに、彼の反応だけで一日の気分が決まる感覚が、少しずつ減っていった。
すぐに不安が消えたわけじゃない。今でも気になる日はあるし、連絡したくなる瞬間もある。
でも、以前とは何かが違う。
以前の私は、彼から返信が来るまで、ずっと同じ場所で立ち止まってるような感覚だった。
今は、連絡したくなった瞬間に、一度立ち止まれるようになった。
これをやってみて分かったのは、「待つ」には、実は2種類あるってこと。
ひとつは、彼の反応をただ待ちながら耐える時間。
もうひとつは、自分の気持ちを整理して、自分自身に戻っていく時間。
同じ「待つ」でも、どっちの時間を過ごしてるかで、苦しさが全然変わってくるんだよね。
正直に言うと、ここまで読んでくれた人の中にも、
「そういう考え方は分かった。でも、早く正解の例文が知りたい。」
って思ってる人、いるんじゃないかな。
その気持ち、すごくよく分かる。私もずっとそうだったから。
でもね、矢印をずっと彼に向けたまま、テンプレや例文だけを集めても、実はうまくいかないことが多いんだよね。
なぜかっていうと、例文って、結局「今のあなたがどんな状態で送るか」で、伝わり方がまるで変わるから。
矢印を、彼から自分に戻す。これが、遠回りに見えて、実は一番の近道。
しかもこれ、復縁のためだけの話じゃないんだよね。
もし復縁できたとして、その先また結婚まで進んだとしても、この「自分に矢印を向ける」って感覚は、ずっと必要になってくる。
だから私は、例文やテンプレを否定してるわけじゃない。
ただ、それを使うのは、自己理解が少し進んでからの方がいい、って伝えたいだけ。
「待つこと自体は間違ってない」って、これは今でも思ってる。
ただ、彼を見つめる時間の一部だけでも、自分を見つめる時間に変えてみてほしい。
それだけで、同じ「待つ」でも、感覚が変わってくるかもしれない。
自分を見つめる時間の作り方、次はそこから一緒に整理していこうね。
