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2025年11月27日 「死はすぐそばに」感想 下 ネタバレあり

Audibleでアンソニー・ホロヴィッツのホーソーンアンドホロヴィッツシリーズ、
「死はすぐそばに」を聴き終えたので、
その感想です。
今回の感想は、思いっきり、ネタバレしています。
ネタバレがお嫌いな方は読まないほうが良いです。

その上、あんまり長いので、
おおよそ半分で、上下に分けることにしました。
今回が感想の下です。

誰が素人の感想をダラダラと読みたいというのか!!と思うのですが、買いているとどうしても長くなるのです…。
なぜならこのシリーズ(ホーソーンとホロヴィッツ)が好きだから…。
というわけで、ネタバレありの上に長いです。
お嫌いな方は見るのをやめましょう。

自分のために作った登場人物リスト

感想の上

さて、感想の、のこりです。


「死はすぐそばに」感想 下 ネタバレあり

私なりの犯人あて(第七部終わり〜)


第七部終わりにようやく、これは犯人は、〇〇ではないか?と思い至りました。
その人物の描写で、気になったのは以下の点です。
・1人だけ、嫌がらせが軽くないか?
・シャーリー・ジャクスンの「くじ」を思い出すような場面。
・ロデリックの家に行って帰るところを、アンドリュー・ペニントンに都合よく聞かれていること。あれは録音でもいけそうな会話。

この人物は、ものすごいモラハラ臭がするキャラクターです。
私のモラハラセンサーが、反応します。
そういえば、1人、行方がわからなくなっている人物がいなかったでしょうか。
そもそも、このお話を引っ張ってきた、ご近所トラブルが、殺人事件の動悸では、ないのかもしれません。
ご近所トラブルはどこにでもありますが、
それから人殺しが起きることはかなり少ないはず…。
実際、作中で、ホーソーンも、そう言っています。
もしあったとしても、犯人が精神的な疾患による妄想が起因のものが多いはずで、クリアな頭でややこしいトリックを考えるような事件にはならないはずです。
ナイフで刺すとか、殴り殺す、などになるのではないでしょうか。
となると、もっと大きな理由、殺人をするしかない、と犯人が思うような動悸がそこにあるのでのかもしれません。
つまり、過去にも犯罪をしていて、それがばれそうになる…とか。
そういえば、プール建設計画で、ロデリック家から見えるタイサンボクの木が伐採される予定でした。
犬のエラリィはそのタイサンボクのあたりをうろうろしていたはずで…。
それはもしかして…??

結末について


最後まで、聴き終わって、「そう来たか」となりました。
これは、謎や犯人についてではなく、
この作品そのものについての感想です。
それを確認するために、
最後の章をもう一回書きました。
多分、今作は、「ホーソーンという人間の矜持」の物語でもあったのです。
「ホーソーン、私は疑ってなかったよ、ホロヴィッツとは違って!」と言いたくなりました。
というか、ホロヴィッツは今回も危ない橋を渡っています。
よく考えたら、あの場面は危ない、殺されても仕方がない気がします。
今回はたまたま幸運にも何もなかっただけで、ホイホイ気になるところに突撃する癖をやめたほうがいいよ、ホロヴィッツ…。

また、
ホロヴィッツと自分の推理が大した差がなかったのには笑いました、
やはり、作中ホロヴィッツの推理力は読者と同じに設定されているようです。

気になる登場人物のその後がはっきりしないというか、
ぼやかされているのも、「現実」という感じがして、味わい深かったのです。
あの2人はどこへ、そしてあの人はどこへ?

そして、
ホーソーンのことが好きなために、
リースという土地名にミスリードされてしまうようになった自分がいます。
リースと言えば、ホーソーン!!

一方で、ホーソーンの過去については何となく予想はついていて、それを知りたいかと言われるとあまり知りたくはない気がしてきました。
それはとても辛い話になるだろうから。

それよりも、「ホーソーンの人間としての矜持」や情の方がもっと読みたいです。
作中で、ホーソーンが「リバークロースの人々は「オメルタ」を結んだんだ」みたいなことを言っていました。何でわざわざあんなセリフを…と思っていたのですが、ホーソーンもある人との間にオメルタを守っていたんですね。
ホロヴィッツは過去の話を掘り返そうとするけれど、それでもホーソーンの相棒でいる覚悟、オメルタを守るくらいの気概があるのかどうか…。
私はちょっと怪しんでいます。
ホーソーンにこれ以上悲しい顔をさせないでほしいのよ、ホロヴィッツ!!

やっぱり次巻が気になる


ホーソーンシリーズは
10巻位の予定と何かで読んだ気がします。
この本が第5巻ですから、
次巻は、シリーズ後半開始の巻となるわけです。
出版社も、読者も、何よりホロヴィッツ自身が、それをわかっているわけです。
生半可なミステリにはしないはず…。
今回は密室殺人でした。
次はアリバイ崩し、
それとも、連続殺人、
ミステリの王道のどれかを取り扱ってくれるのではないでしょうか。
いったい次はどうするんでしょうね…。
よくネタが枯渇しないなぁと感心しています。
その上、ホロヴィッツはスーザン・ライランドシリーズも書いて、
007も書いたことがあって、
映画やドラマの脚本も書いている(いた?)のですから、
驚異的です。
そりゃあ、リッチモンドに引っ越すくらい、本が売れるよなぁ、などと思ってしまいます。
ホーソーンアンドホロヴィッツシリーズは、完結まで、ぜひ見届けたいです。

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