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【三重】欲望多め、本格珍スポ寺 | 大観音寺(1回/全3回) | 三重県津市 | 2010年


榊原温泉の近くにある観光寺。高さ33mの純金大観音像をはじめ、金のかかった施設が特徴。人のあらゆる願望を叶えるためさまざまなご利益を備えている。金運、開運、縁結び、健康、学業、交通安全……とにかくフルコースだが、主役は明らかに金運。世俗的ではあるが正直でもある。

寺自体は宗教法人ではあるが、ご利益より観光目的で訪れる客が大半だろう。実際、さまざまなサイトでも珍スポット、B級スポットとして紹介されている。入場料というか参拝料は観光寺相場の1,000円。地方の珍スポットでは、「これで1,000円?」という施設も少なくないが、昭和の豪華主義がそのまま残ったような空気で、過剰とも言える物量で納得させるタイプであり、コスパは悪くない。

榊原温泉に来たなら、湯だけではなくこちらもぜひどうぞ。




「今日はこれね」
筆皇
の車に乗りこんですぐ、ナビの画面を指さしながら、彼が最初に発した言葉がこれだった。

画面に映っているのはAKB48
これから丸一日、車内では彼女たちのPVが延々と流れ続けるのだ。
過去にはEvery Little Thingエンドレスの回もあったが、あれはなかなかきつかった。その再来かと思うと、少々気が重い。

しかし――。
3巡目の「ヘビーローテーション」を聴きながら、キャッチーな歌詞と分かりやすいサビのメロディーは、最近の曲についていけない中年の耳にも妙に心地よく思えてきた。

うむ、AKB48、悪くないかも。
秋元康第二次ベビーブームの心を鷲掴み。

まさしく、ヘビーローテーション

夜半過ぎ、漫画喫茶で仮宿泊。
翌朝、ダラダラ準備してから現地へ。

フットサルでもやれそうな広さと空隙を持つ無料駐車場。
しかし誘導員が配置されている。こんなにガラガラな無料駐車場なのに、だ。
この寺のバブリーぶりがうかがえる。

ちなみにこの「バブリー」という言葉、昭和レトロを狙って使ってるわけではない。自分の中では日常のごく自然な言葉だ。


隣のルーブル彫刻美術館
本物のフランス・ルーブル博物館の展示品から形をとった彫刻が展示されているとのこと。

経営者が同じなので、セット券を買うと500円お得になる(2,500円→2,000円)。
時間が無いのもさることながら、多分に金銭的理由によりこちらはパス。


タラオワカメを従えたタマの像が置かれていたが、恐らく長谷川町子美術館の許可は得ていないと思われる。


こちらは映画「ビーバップハイスクール」の乱闘シーンを彷彿させるが、どうやらカエルのオーケストラらしい。


船頭が多いと船が沈むというが、やはり指揮者が複数いても困る。


そもそもお尻の割れ目が長すぎる。
後頭部まで尻の割れ目っておかしい。


ここで彼ら「お宝蛙」の説明。
色々「かえる」らしいのだが、「髪の毛返る」の一文を入れておけばもっと参拝客も増えると思う。

少なくとも自分は鬼リピーターになる。


哺乳類vs両生類
両生類が進化してたらこんな蛙人間が世を謳歌していたんだろう。


長野県のポップなリンゴ駅舎みたいな参道。
屋根の上には戦隊ものチックな天狗像がズラリと並ぶ。
卒業式名物「お礼参り」を思い出したが、今時の若者は知らんだろうな。


参道と言えば参道なのだが、雰囲気はシャッター街と化した地方都市の商店街という感じ。
左手に休憩所、右手に売店が少々。


スペースを割いて展示販売されているが、年間10個売れるかどうか。


「客をだきこむぅ!金をだきこむぅ!」
このフレーズが持つニュアンスに健全な商売をイメージする人は少ないと思う。

そもそも樹齢一万年も眉唾ものだが、商品名の「キンコンカン」とあわせて、胡散臭さマックス。


アーケードならぬ参道の奥で拝観料を払って中へ。売店の手前では無料で護摩木に願い事が書ける。

筆皇、何の迷いもなくつらつらと記述。


これが結婚できない理由だと早く気付いた方がいい。


手前は売店、奥は恵比寿大黒霊場
生まれ年ごとの守護神である十二神が周りを囲う。


十二神が守っているのは大きな金庫
中に時価五億円純金恵比寿さんと大黒さんが奉納されているはずなのだが、この日は御開帳なし。


「大観音仏足下駄」という名称からして、メインの純金観音像と同サイズと思しき巨大な下駄。下駄の模様は観音像の足裏の文様を写したものらしい。

その前には、なぜか「金運招き猫」のオーケストラ。巨大下駄と招き猫。取り合わせは別として、猫好きの自分としては、つい頬が緩むというものだ。


しかし意外と凶暴


入口のある建物を出て、純金大観音像を臨む。


右手には「純金繁盛枡」
枡もすごいのだが、頑丈そうな金属製ケースセコムのシールの方が存在感がある。


トイレの前のにっこりお福。
小学1年時の担任、深沢先生似の像は金運と商売繁盛のご利益がある。
にっこり笑う→商売繁盛…という流れは分からないでもないのだが、この寺の像は金運関係ばかりのような気がする。


西国・秩父・板東の霊場が一度に廻ることができる百観音霊場への階段。手前の一休さんチックな坊さんは弘法大師


下から見ると普通の階段なのだが、手摺には仏手がズラズラと。

昔聞いた、心霊スポットの「トンネルをこえるとフロントガラス一面に手の跡が無数についていた」という話を思い出した。


<つづく>


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