【岐阜】化学と神頼みのはざまに見る、薬の歴史 | 内藤記念 くすり博物館 (1回/全4回) | 岐阜県各務ヶ原市 | 2010年アーカイブ
「チョコラBB」、「元気出していきましょ」のエーザイによる薬を中心とした博物館。
「薬」ということで「難しそう」、「面白く無さそう」と思われがちだが、難しい薬の説明や展示はほとんど無く、病気への認識や医療の歴史、薬の広告、販売方法などがメインで大人であれば誰でも充分理解できるレベル。そもそも展示がとても興味深いので難しいとか、理解できるとかいうのもナンセンスだ。
ただ、かくいう自分も存在自体は知っていても、気が乗らずにずっと行かなかったスポットでもある。今回訪問して、「食わず嫌い」とは正にこのことだと思い知った。最近、撮影が手抜き気味な室内資料館系でありながら久しぶりに約200枚撮影、滞在時間も展示を丁寧に見たので約1時間半と長めだった。
一日で複数のスポットに行く際、最初のスポットのポイントが高いとそれ以降のテンションも上がって良い。
地区的には若干中途半端ではあるが、これだけを目的に訪れても後悔することなし。お勧めの施設。
久しぶりに岐阜市近辺のスポット散策で訪れた「くすり博物館」。
下調べせずに行ったので、当初は「歯の博物館」みたいな、工場の1フロアを使った狭っくるしいものをイメージしていたのだが、実際に訪れてみると、広々とした敷地の中、博物館の前には薬用植物園が広がり、いい意味で予想を裏切るものだった。

博物館と薬用植物園の案内図。
「薬」の博物館ということで、何やら小難しそうだと敬遠する人が多いのか、見学客は少なめ。
化学アレルギーの自分としては、これまでついつい後回しになっていたのだが、いざ来てみると非常に楽しい施設だった。やはり自分の目で見てみないと分からないものだ。

正面の合掌造りっぽいのが本館、向かって右側が展示館、左は図書館。

どっかに書いてあった?
暑そうだったので、入らなかった温室。
温室を見ると、今でも「サニーワールド長島」を思い出す。

本館の入口ロビー。「イロロビー」っぽく見えるが「入口 ロビー」。
デンと目に入ってくるのは、歯車っぽい木工品と、逆さウエディングケーキみたいなシャンデリア。

書籍販売コーナー。
館報や企画展の冊子などの書籍が販売されている。オリジナルなので通常の本屋では手に入らない。

初めて見たチョコラBBの自販機。もちろん実際に購入できる。
ちょっと「明るい家族計画」の自販機に似てる。

壁にかかる薬の看板には、「龍角散」や「宇津救命丸」等、見知った名前もみられる。そんな中、見慣れない「アドラ」という薬はアドレナリン主薬とのこと。
なんかすごくパワーあふれる名前だが実は目薬で、効能としては瞳孔散大。
勃起不全にも効果があるとのこと。

江戸時代に用いられた人力製薬機。
大きな輪っかの中に人が二人が入り、ハムスターのカラカラのように回すことによって、石臼が回り、薬草を粉にする仕組み。
立看板の「ひと筋に歩んできた道」がハムスターのカラカラだったら嫌だな。

この「くすり博物館」の代名詞ともいえる、古代中国で病魔を防ぐとされた神獣「白沢(はくたく)」の像。
6本の角と9個の目を持つ上、人語も理解する。江戸時代には病魔除けや旅の守り神とされた。
最初はただの人面犬かと思った。

最近、息子(5歳)を叱ると、こういう顔をしてくる。

こちら絵画バージョン。
顔が少々水木しげるの輪入道チック。

館内はとても清潔。
博物館だから当然だと思うかもしれないが、ケース内に埃がたまっていたり、虫がたくさん死んでたりすることは珍しくないのだ。

現代ではただの「懐かしい玩具」としか認識されていないが、当時はおもちゃ一つでも色々想いがこめられていた事を知る。

病気平癒を願った絵馬コレクション。
こちらは母乳がたくさん出るようにと祈願。

貫通しそうなおっぱいレーザー
病気がちな人が「病気と縁が切れますように」と祈願。
なんか艶っぽくていいね。

たまに掌っぽい顔の人を見かけるが、さすがにここまでの人はあまり見かけない。

隣の席の女子がこんな感じの顔だった
<つづく>
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