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【Hey!英★エッセイ】トイレの話②トイレの選び方

自分の心の中の英国トイレにまつわる想いをパブリックに向けて垂れ流すような状態に「なんかな…」と我ながら思いますが、ひとまず字に起こすことでこの想いを収めたいと始めたエッセイ(トイレの話①プロローグこちら)。
今日は実際のトイレ選び方ポイントをご紹介します。


1:トイレタンクとレバー

英国では私が見る限り、トイレを流す方法は3つあります。
①レバー:タンクが外に出ている場合のトイレはレバー式が多いですが、ボタンが付いている(タンクのトップ部分の中央など)ものもあります。

典型的なレバーのイメージ

②プッシュボタン:壁についているものです。この場合、トイレタンクは隠されていることが多いです。英国では、景観のためか、タンクが外に設置されているトイレもあるにはありますが、隠されて、パネルの裏側に設置されていることも多いです。(この場合、やはり修理に手間暇かかるため、一度トイレが壊れると、結構長期で「out of order」(使用不可)の張り紙が出されることになります。

ボタン式

③(手をかざす)センサー式:写真はないのですが、こちらもほぼ壁に設置。きれいに改装された公衆トイレで設置が増えている印象があります。

トイレのレバー:向き合い方

①レバーの場合:このタイプは、65~70%流れる…という感じです。
写真のレバーはきちんとついているのですが、内側のネジが緩んでいることが多く、トイレに入った瞬間に目に飛び込んでくるレバーが下に下がっている場合は、ほぼ100%、前の方のが残っているので、勇気がある方以外は、振り返らずに他のお手洗いに行くことをおすすめします。
もちろん入ってすぐに流すのもよしです。しかし、もしここで流れた場合も油断大敵です。タンクの音に耳を澄ませましょう。「チョロチョロチョロ…」と、小川のような音であれば、タンクに水がたまるまでに時間がかかるケースが多いので、瞑想の時間が生まれます。自分が用を足した後に、きちんと流すまでの時間を取られる可能性が大です。よってトイレに入った時点で下がっているレバーだったら、時間に制限がある方、図太くなく、途中で逃げ出す勇気がない方は最初から避けた方がよいです。

②プッシュボタン:1個丸型のものと、プッシュボタン自体が半分に分かれていて、おそらく、全部一緒に押すと「大」、小さいのだけ押すと「小」だけのものをよくみます。私はいまいちこの水量の差がよく観察できていないままです。半分のボタンも、一緒に押して、やっと流れるような水量のことが多いのですが、プッシュボタンにもよります。

凸ボタンタイプもあって、結構押すのに力が必要とされます。ただ、このボタン式のところで時折あるのが、水量がナイアガラの滝くらいすごくて、「流れるのを確認したい」とフタをうっかり開けて押すと、ものすごい水滴が飛び散ってきて不快な思いをします。フタを閉めて流しましょう。ちなみに、便座がはじめから濡れているというトイレは、このパターンであることが多いでしょう。

③センサー式:「ポン」と言って流れますが、英国にあるトイレは、ひとまず「流せばよい」というコンセプトなのか、日本のトイレのように、水が効率よく、便器の壁面をまんべんなく渦巻き状に流れていくなどと、細かく設計されているものではありません。よって、この「ポン」を何度か繰り返すこともあります。

2:トイレのドア

基本的に、英国のトイレのドアの上下には隙間があります。おそらく20cmくらいだとは思いますが、閉じ込め・緊急時など、色々なことが考慮されています。この一見、当たり障りのないドアにも、もちろん注意が必要です。

この心もとない引っ掛かり…

写真を見ていただくとわかるのですが、本当にこの心もとない引っ掛かりのところが多数存在します。力ずくで「隣のドアを引っ張る」くらいのイメージでかけます。※ちなみに、車いすの方のトイレは、この鍵が外についていて、外開きになっています。

何かしらの歴史の跡あり

日本はドアの後ろにフックがあって、どこかしらに荷物をかけられたり、おけたりするところがあるのですが、英国は本当にまちまちです。ショッピングセンターだからと言ってあるわけでもなく、あってもカバンがうまく引っ掛からないようなフックばかりです。よって、20cmの隙間から人様の床に置かれたカバンを見ることが多々あります。(汚いんですが、本当に場所がないので、「致し方ない」⇒「通常」の風景になっています)

うち開きのドアの弊害

三谷幸喜監督『みんなのいえ』(2001)という映画で「うち開きのドア」が出てくるシーンがありますね。日本でも公衆トイレに限ってはうち開きのところがあると思います。ただ、不便を感じることはないですよね。しかし、英国では慣れ親しんでいるはずの「うち開き」なのに、「どうなってるんだ…」と思うような不便なトイレの作りになっていることがあるのです。

英国のトイレは一見大きく見えるんですが、中が狭く感じられます。荷物が置けないというのもあると思うんですが、うち開きにしたドアが、便器すれすれに通る、あるいはぶつかる!なんていうことがよくあります。ぶつかる場合は、こそこそ隙間から入って、体を回転させ、ドアを閉めることになります。※リュックサックで入ろうもんなら、挟まりますので、うまく回転してください。

たかがドアなんですが、ドアのカギ(ゆるくないか)やドアの造り自体(ドアの建付けがすでに斜めになってないか)などを瞬時で見抜くことは大切なのです。

3:トイレペーパーホルダー

無論、重要ポイントです。ティッシュを日頃から持ち歩くなんてことは前提なのですが、お手洗いに駆け込んだとき、トイレのペーパーの有無は大きいと思います。

なぜかよく壊れているのはこのタイプのホルダー

巨大ロールのホルダー

よく見るホルダー①
よく見るホルダー②

この2枚を見て気が付くことはあるでしょうか。
ポイントとしては、トイレに入ったときに、このホルダーだと見るところは2つ。①ホルダーから、紙が見えているか、そして②ホルダーにある穴(残量確認の)から紙が見えているかーです。紙がこの2つのポイントを見てない場合は、中にロールがない場合が多いので、タンク上や周りを見ます。

じか置き

そのままですが、ロールホルダーに入らない場合や、ホルダー自体がない場合は、じか置きのところが多々あります。

振り返る体の柔軟性と持ち上げる力がいるよ

これがなければ、あきらめて他のトイレに行くか、自分のティッシュを使いましょう。

運試しホルダー

私がそう呼んでいるだけです。
これほど運試し感の強いホルダーはないでしょう。

出るかな~出るかな~

これですね…ペーパーの残量もよく見えて良いんです。
でも、詰まるんです!
面白いほど詰まります。上記写真だと、このままスムーズに出るんじゃないかと思うんですが、一寸先は闇。詰まることがあるんですよ。
(怖いなぁ~怖いなぁ~)
実際、紙はあったが詰まりかけのところに当たると絶望的な気持ちになります。指でつまんで必死に出そうとしますが、押し戻すこともできないので、事実上、つみます

人の知恵

このトイレホルダーを改善していたお店がありました。なんと、青いプラスチックの部分を丸ごと外し、穴を大きくすることで、詰まりを解消していたんです!最初は壊れただけかと思っていたのですが、どの個室も同じように外されていました。
なぜこのメーカーが直さないのかはわからないのですが、このタイプのホルダーを見ると、毎回祈るような気持ちになります。

まとめ

先に出した「レバー」「ドア」「トイレペーパーホルダー」の3つのバランスが保たれて初めて快適なトイレ活動ができます。
でも、たいてい英国の公衆トイレではどれか1点が著しく機能していないことがあるので、みなさんもご注意ください。

余談

レバー・ボタンに関してですが、面白いもので見た目と押したときの初動感覚で「あ、この感じで押すと、タンク内の作動がうまくいくな」とか、「あ、これは注意して長押しだな」とか、個別タンクの性質がわかってきます。短期・長期に関わらず、公衆トイレを使う際にはぜひレバーの押し方に全神経を集中させてください。きっと英国では使えるスキルになります。

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