見出し画像

フリーランスライター、屋号と名刺のこと

いつも褒めてもらえる、屋号と名刺について書いてみます。

屋号は、トーク・トゥ・ミー

フリーランスとして活動しようと決める前から、ぼんやりとですが、屋号を妄想することがありました。「栞」とか「便り」のような、物書きっぽい好きな言葉をピックアップし、あれこれ組み合わせてみて。けれど、どうもしっくりくるものが見つからず、いいかもしれないと思っても画数を調べると「凶!」だったりして、決められませんでした。

いよいよフリーになると決断し、改めて、私はこれからどんな活動をしたいんだろう?と自分と向き合いました。そうしてたどり着いたのが、「トーク・トゥ・ミー」という屋号です。

トーク・トゥ・ミーは、直訳すると「私に話して」となります。ライターとしてたくさんの方を取材する中で、「あなたの話を聞かせてください」という姿勢をいつも持っていたいなと思うようになりました。お話くださる方に、「この人なら話せるかも」「話したいな」と思ってもらえる聞き手でありたい。お話いただいた声を、謙虚に受け止められる私でありたい。その声から離れないように、誠実に、ここにはいない誰かに伝わる言葉で紡ぎたい。そんな思いを込めています。

そして、もうひとつ込めた意味があります。言葉の表現者としての本質である、「私自身との対話」です。
エッセイや小説の執筆をするとき、自分との対話は欠かせません。自分の声に耳を傾け、受け取った声に共感したり、時に声を疑ったりしながら言葉をあてていく。孤独な作業ですが心が解放されるような清々しさもあり、私はこの表現としての執筆を一生続けたいと考えています。

トーク・トゥ・ミーは、調べてみると画数もバッチリでした。ビジネス的にも明るい未来が開けるようで、とても気に入っています。

わたしの分身としての、名刺

名刺の作成にも、たくさんのことに気を配りました。紙の質感、厚さ、色、デザイン。何をどこにどう載せるのか。フリーランス1年目でまだ何も始まっていないけれど、「とりあえずつくった名刺」にはしたくない。私らしく、「私がありたい私」の分身のような名刺をつくりたいと思いました。

デザインは、デザイナーの友人に依頼しました。彼女は私がフリーランスになるきっかけをくれた人で、今、一番の拠りどころでもある存在です。「デザインのお代はいらないから企画の立て方を教えてほしい。技術の交換ってことで」と、すてきな提案をしてくれました。

彼女と何度かやり取りをして、出来上がった名刺がこちらです。

はじめての名刺

なるべくシンプルに。名前と肩書きのほか、私が万年筆で手書きした「トーク・トゥ・ミー」の文字を入れました。紙はしっかりと厚みのある真っ白。触るとぼこぼこしています。洗練されたデザインで、かつ人肌の温もりを感じるような。友人の力を借りてすばらしい一枚が出来たと、自負しています。

今、名刺をお渡しするとき、「すてきな名刺ですね」と言っていただけることが本当に多いです。皆さん、まず手書き文字に目が行くようで、名刺を見つめ「トーク・トゥ・ミー」と声に出される方もいらっしゃいます。
私は「屋号なんです。文字は私の手書きです」とお伝えし、時にはネーミングの由来までお話ししたり。その場の空気がほぐれ、私自身、初めての場所でも自分らしくいられてとても助かっています。

トーク・トゥ・ミーが載ったこの名刺をあなたにもお渡しできる日が来ますように。いつかのそのときを、楽しみにしています!


▼こんなお仕事をしています!
よろしければポートフォリオもご覧ください

いいなと思ったら応援しよう!

上野イクヨ|千野 桃 本の出版を目標に執筆を続けています📙📕📘よろしければお力をお貸しください🐆🦒🦓🦩🦚🌬️🫧