AI毎日更新
君の代わりの人は誰もいない、と思っているのは君だけだよ。ヤスです、こんにちは。
近い未来にあなたの身に起こる出来事は何ですか。寝て起きて明日からのあなたを待っていることは。あまり同じことばかりを考えていると、たとえ楽しいことでも、不安や恐怖へと変わってしまうものです。
本日ご紹介するのは同じことを毎日考え続ける人の話です。彼は毎日考え続けます。そして、奇妙な世界へと入ってしまうのです
……
…
『AI毎日更新』
目を覚ますと決まって同じことを考えている。起きるとまずスマホの通知を確認する。そしてベッドからおきあがる前に頭に浮かぶのはこれだ。
(今日はなにを書こうかな)
私は作家ではない。プロの物書きかと言われれば、プロなのかもしれないし、プロからすれば「アンタはプロとちゃいまっせ」と言われるかもしれない。
でも物書きなのだ。
オンラインサロンとnoteで毎日800から1200字程度の記事を2本書いている。2000字を365日だ。900日以上続けているので、もう仕事・日課・習慣と言ってもいいだろう。
もはや書くことはない。とうに書くネタは尽きている。脳の貯蔵庫はゼロだ。
「毎日生きていたら書くことくらいあるでしょ。人間の思考は1日に8ま」ええい、うるさい。それくらい知っている。
どれだけ思考していようが、「おなかすいた」「パンケーキたべたい」「北海道はでっかいどー」みたいなくだらないことが99%だという事実は知られていないから、そんな勝手なことを言えるんだ。
さて、今日はなにをどう書けばいいものだろうか……
と、悩んでいたのは2か月前までの私。今は違うんだ。
書くネタ探しにネットを見ていたら偶然みつけた商品。「AI自動筆記ソフト」を購入したからだ。適当な単語を3つ入力すると2時間程度で記事が書きあがる優れものだ。
値段は49,800円。
安くはないけれど、一度使えばこのソフトのおそろしさがわかるだろう。学習機能もついていて、書きあがった記事を推敲しアップロードしてやると、どんどん自分が書いたような文章を作れるようになるのだ。1か月毎日使い続けたら、カンペキに私っぽい記事が作れるようになった。
先日の記事、『上手な文章はタイトルと冒頭だけでなく〇〇が凄い』は3つのワード「上手な文章」「凄い」「締め方」で作られたものだ。
もうソフトが手放せない。5万円は安かったくらいだ。でも不満点がある。そろそろカスタマーセンターに不具合報告をするつもりだ。
私は記事の冒頭にいつもあいさつを書いている。
「~~なヤスです、こんにちは」だ。
毎回そこの「ヤス」の字が勝手に書き換わり違う名前、品番のようなアルファベットの羅列が入力される不具合があるのだ。
些細なミスだからこちらで書きかえればいいのだけれど、毎回手直しするのはとても面倒くさい。優秀なAIなのにこんな簡単なバグがあるとは。
あと気になるのは、AIが勝手に書く出だしのフレーズが、最近どうもゾワっとするのだ。ほら、今日も。
お読みいただきありがとうございました。
[写真協力:さちわ]
[サロン開始から993日]
[1150字]
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