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しゃぶしゃぶチューズデー

火曜がすぎれば一週間終わったようなもの、という言葉がある。

今週をのりきったご褒美に、スーパーでしゃぶしゃぶ肉を2パック、一番大きなサイズを手に取る。長方形の物でなく、真四角でぎっしり入っているものだ。
カゴは持たず、片手でガシッと掴んだまま続けて野菜コーナーへ。ニンジン3本入りと、水菜を持ってレジに向かう。

帰宅後はキッチンでひたすら手を動かす。ニンジンが小指位になるまでピーラーでむく。リボン状のニンジンをボウルにためる。水菜は中指位の長さにカット。いきあたりばったりなので当然ダシなどとっていない。

鍋の8割まで水を注ぎ、戸棚で眠っていたかつおぶしパックをありったけ躍らせる。ピンクソルト少々。煮立ったらニンジン・肉・水菜の順に入れて完成。子どもが黙るほど旨かったらしい。炊き立てごはんが底をつき、3人とも汗だく。芯から温まるとはこのことだ。

この家に越してきてから初めてのしゃぶしゃぶだね、と子ども。そうだ。以前4人で暮らしていた家にはカセットコンロがあったっけ。夫の給料日にはしゃぶしゃぶを準備していたな。日曜はたこ焼きも作ったっけ。

でも今のほうがずっといい。好きなときに好きなものを食べられる。疲れていたら食パンに牛乳だけでも誰も怒らない。キッチンと食卓の往復はせわしないけれど、わたしが作る味を楽しみにしてくれている小さな人が2人。「野菜少なめ、肉多めで!」なんて声が飛んでくるけれど、ここはラーメン屋じゃないんだぞと言い返すのも楽しい。普段は忙しく、子どもがごちそうさまを言う頃に食べ始めても。もう~わたしの分のお米残ってないじゃん!なんて文句を言う日も。あ、わたし今幸せなんだって気づいた火曜日。

△なつかし!

△五郎さんの美しい食べ方も見どころのひとつ


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青 石(せい せき)/ 文筆家・校正者・イラストレーター この記事を気に入ってくれたら、よければチップお願いします。一口100円から、何度でもOKです。いただいたお金は記事作成に使わせていただきます。