中古を許すか否か #フジロッカーの場合
突然ですが、あなたは「中古CD」を許せる人ですか?
玉光堂にて
先週。いつもと違う方向に曲がってみたら見慣れないCDショップを見かけた。さして新しい訳でもないが、わたしが気づかなかっただけらしい。20畳ほどの店内は平成の空気が漂い、明るすぎる蛍光灯がチカチカと目に痛い。
入り口にはシティポップコーナー。まんまと山下達郎を見つけニンマリする。好きなアーティストのジャケットというものはどの店で出合っても嬉しいものだ。なんとなく他の人の目につきやすいように、ごく少しだけ引き出した状態で棚を離れる。
店のどんつきまで進むとなんと中古CDコーナーがあった。ブックオフなどの古本屋・中古CDショップなどでなく、新品メインのCDショップでは珍しいんじゃないだろうか。ここでも「や」の棚を探すと、いた。アイドル物と比べて数は少ないが、カロリーメイトの箱1つ分くらいの幅が取られていた。
中古CDコーナーで達郎の作品を見たのは初めて。それだけ大切にされているんだなと感じていた。彼はサブスク配信をしていないこともあり、曲を聴きたいのならCDをちゃんと購入する / 毎週日曜のラジオ・サンデーソングブックを聴くしかない。だから今でもハード作品を買うかどうか悩むのだ。
私も同様、毎回CDショップに足を運ぶが、既発のCDに4千円を払う<<<サウナ行って焼き肉食べるに負けてしまい、未だ1枚のアルバムしか所持していない。しかし今回はお手頃な価格、さらに初回限定紙ジャケだったので迷わずレジに向かった。
中古で買うことは、アーティストを応援することになるのか
言わずもがなだが、私がここで支払った金額はアーティストには1円も入らない。達郎ごめん。棚にいるのが寂しそうだったから。枕元に置いて一緒に寝るから許してくれ。
だったら中古CDを買わない / 無くすことが正義なのだろうか。
たとえば中学生の場合。どうしても手にしたいCDがあるが、お小遣いでは新品を買うことが出来ない。そんな時に偶然中古棚で見かけたら?家に連れ帰って擦り切れるほど聴くだろうし、大切にするだろう。その時の曲が人生の折々で彼 / 彼女を支えるだろう。初任給が入ったらライブにも足を運ぶだろう。そういった意味では、中古もアリなのではと私は思う。
私はもういい年で学生ではないけれど、こうやってインターネットの海に達郎の記事を放り込むことで、もしかしたら誰かが興味を持ってくれるかもしれない。新たな達郎ファンが生まれるかもしれない。ライブにもまた参戦するだろう。何年も棚で蛍光灯に焼かれ、忘れられていくよりもずっと良いのではないか。
心中に去来するものはあったが、自室に飾ってみてとても満たされているのは事実だ。達郎が我が家に来てくれて、部屋に彩りが増えた。秋の暖色の中でひときわポップな輝きを放っている。これからどうぞ宜しくね。
△わたしがゲットした作品。探せば通販でも買える。
でも生で出合ったことに意味があると思うの。
△達郎の曲が使われたCM
△ケツメイシとフィーチャリングした曲もあって。
初回限定盤の帯には「オマタツ!」と書かれており、お茶目さがまた素敵。
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