絵は好きに描いていい! 絵だけじゃないさ 散文も小説も好きに書いていいじゃないか! 縦スクロール全盛の時代だもの
文章の書き方は記録媒体の形に従う
今はスマホで小説もマンガも読める時代です。
指を素早く動かしてスクロールする。
タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するなら、より早く、より多くの情報を吸収できる方が好まれるのでしょう。
作品を記録する媒体は変化してきました。石から竹簡や木簡へ。そして紙へ。
さらに現在では電子媒体へと移っています。
一字千金から1秒千金へ
秦の時代の宰相、呂不韋の故事に由来する「一字千金」。
一文字に大きな価値があるとされた時代から考えると、現代は「1秒千金」の時代になったのかもしれません。
記録する媒体の変化によって、文章の書き方も変わってきたのではないでしょうか。
なぜ木簡や竹簡は縦書きだったのでしょうか。
これは、細長い素材に文字を書き、束ねて保存する形と関係していると言われています。
一方、羊皮紙などは巻物として使われたため、横方向へ書き進める文化が生まれました。
日本では、巻物や和紙に書く際、紙をずらしながら扱うため、縦書きで右から左へ読み進める形式が定着しました。
また、「教養の語源英単語」という本では、アラビア文字が右から左へ書かれる理由について、古代エジプトの象形文字を石に刻む作業との関係を紹介しています。石を彫る際の道具の使い方が、文字を書く方向に影響したという説です。
いずれにしても、昔は書きつける媒体そのものが貴重品であり、文字を書くこと自体も大変な作業でした。
しかし現在では、書くための媒体が不足することを心配する人はほとんどいません。
それよりも、いかに早く書くか、いかに早く情報を得るかが重視される時代になっています。
縦スクロールの始まり
現在のスマホでの読書スタイルを見ると、縦スクロールと相性の良い文章形式が広がっています。
倍速視聴が当たり前になったように、読むことにも効率が求められるようになりました。
昔、携帯小説というものが流行しました。当時はあまり興味がなく、詳しい内容までは知りませんでした。
しかし、スマホ時代の縦スクロール型の読書につながる流れを見ると、その理由はよく分かります。
限られた画面の中に文字がびっしり詰まっていると、読む側には負担になります。
適度な空白があり、さらっと読めて、見た目にも美しい画面が求められるのです。
文章の書き方は、読み手のニーズに応じて変化します。
昔、学校で教わった文章の書き方にも決まりがありました。
原稿用紙では題名から何行空けるか、段落の最初は一文字下げるか。
英文でも段落の最初には空白を入れる形式がありました。
物を書く上での基本的なルールやマナーが数多く存在していたのです。
noteの創作を読んで
noteで小説やエッセイを読むと、文章表現はさらに自由になっています。
読み手にとって心地よい空白を活かしたスタイル。
画像を取り入れた表現。
AIを活用した作品づくり。
どれも、書き手のみなさんが工夫を重ねていることが伝わってきます。
特にフォロワーの多い人気ライターの方々のnoteは、内容だけでなく構成や見せ方にも工夫があり、とても参考になります。
私自身も、読者に伝わりやすく、見やすい文章の形を探しながら、これからも自由に書き続けていきたいと思っています。
PC、スマホ、タブレットなど、文章を読む媒体が多様化した現在、文章の書き方を一つの形に統一する必要性は薄れているのではないでしょうか。
みんな違って、みんないい
電子出版の時代になり、印刷会社へ渡す原稿の形式や技術的な制約も少なくなりました。
だからこそ、それぞれの読者に合わせ、それぞれの読む媒体に合わせて文章の形が変化していくのは、自然な流れなのだと思います。
クリエイターのみなさん、好きな形で自由に書きましょう。
kindle出版した本です。
縦スクロール対応の絵本です。
ヒミツノコワークスの出版 ショートショート集
新人登場
・新人作家誕生
・夢の女
作:いしとくも
挿絵:ヒミツノコ
発行者:ヒミツノコワークス
これは最新刊の見開き絵本です。
いずれもKindle unlimitedでご利用できます!
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