KATARI第2回 渡部陽一さん講演レポート──『好きなことを突き詰める』が平和に繋がる
昨日、オンライン講演シリーズ「KATARI」第2回が無事終了しました。
講師は戦場カメラマンの渡部陽一さん。
私は今回も司会として登壇し、講演を間近で体感しましたが、45分間の本編と30分間の質疑応答は、ただの知識ではなく「心に刻まれる時間」だったと思います。
Ⅰ. 写真と語りが生む臨場感
渡部さんの講演は、戦場で撮影された数々の写真を織り交ぜながら進行しました。
穏やかな語り口調でありながら、その言葉には確かな重みとリアリティが宿っていて、まるで“紙芝居”のように次々と情景が立ち上がってくる。
悲惨な現場での記録でありながら、「知ることの大切さ」が静かに、しかし確実に伝わってきました。
Ⅱ. 高校生・専門学校生の質問が響いた
質疑応答の時間では、若い世代からの率直な質問が印象的でした。
「現地の人々と信頼関係を築くうえで、大切にしていることは?」(専門学校生)
「ガザやイスラエルの人々が、今一番願っていることは?」(高校生)
「戦地の人は、日本にいる私たちをずるいと思っているのでしょうか?」(高校生)
「職場を“戦場”だと感じる中で、やむを得ず離脱するとき、どんな気持ちで過ごせばいいですか?」(会社員)
渡部さんは一つひとつの問いに誠実に答え、講演後の雑談では「皆さんの言葉で自分自身も初心に戻れた」と話されました。
聞いていた私自身も、大変嬉しい瞬間でした。

Ⅲ. 司会として投げかけた問いと渡部さんの答え
ディスカッションの中で、私からもひとつ質問をしました。
「ガザやウクライナといった戦場の惨状を見てこられた渡部さんにとって、日本に生きる私たちが“今できること”は何でしょうか?」
その答えは意外でした。
「まずは与えられた選択肢の中で、自分の好きなことを突き詰めてください。それがやがて世界や平和に繋がっていきます」
渡部さん自身は「カメラが好き」という一点を突き詰めて今の活動につながった。私たちも直接的に戦場に介入することはできなくても、日常の中で“好きなことを全うする”ことが、平和の一部を形づくるのだと。
Ⅳ. 結び──「次回は参加したい」と思える場に
今回の渡部陽一さんの講演は、戦争と平和という重いテーマでありながら、参加者一人ひとりが「自分の生き方」と結びつけて考える時間になったと思います。
司会として場に立ちながらも、私自身「日常で選べることのありがたさ」を強く噛み締めました。
次回、KATARI第3回は10月に開催予定です。
今回参加できなかった方には、ぜひ「次は参加してみたい」と思っていただけると嬉しいです。必ず、心に残る時間になるはずです。
Ⅴ.講演後インタビュー(9/5追記)
KATARI登壇の感想を語っていただきました。
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