私たちができることとは?──終戦80年を迎えて
2025年8月15日。
終戦記念日が過ぎ、一見すると何事もなかったかのように日常は流れていきました。けれど、今年は「80年」という節目の年です。
もし戦時中に20歳だった人がいれば、今は100歳。広島や長崎の原爆投下からも、すでに数世代が経過しています。私たちは「唯一の被爆国」の国民として、この節目をどう受け止めるべきなのでしょうか。
Ⅰ. 身近に残る戦争の記憶
私自身、親族の中に原爆で亡くなった人がいます。広島の原爆資料館で名前を検索すると、顔写真とともにその存在を確かめることができると聞かされました。
また、今は亡き祖父から戦時中の話を聞いたこともあります。
「訓練中はお腹が空きすぎて、寝る前には皆でトイレに駆け込み、水を腹いっぱい飲んで眠った」──。些細な描写かもしれませんが、当時の苦しさを想像させるには十分な言葉でした。
こうした“リアルな証言”が、戦争をただの歴史の一文にしてしまわないための大切な手がかりだと感じています。
Ⅱ. 「無関心」と向き合う
マザーテレサは「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」と言いました。この言葉は多くの講演会でも語られますが、まさに現代の私たちに突きつけられた課題ではないでしょうか。
情報は溢れ、何でも調べられる時代。それでも「知らなかった」では済まされないのです。一方で、誤情報やフェイクニュース、さらには詐欺まがいのビジネスも横行しています。
だからこそ大切なのは、「何を知るか」ではなく「誰から学ぶか」。リアルな人間から直接語られる言葉には、数字や記事にはない重みがあります。
Ⅲ. リアルに触れるという選択
私が「今できること」として大切にしているのは、リアルな情報にリアルな場で触れることです。
直近では、8月28日(木)に行われる「KATARIイベント」で、戦場カメラマン渡部陽一さんの話を直接聞く予定です。戦場の現場を見てきた人の言葉に耳を傾けること。それは、画面越しの情報では得られない気づきを与えてくれるはずです。
その上で、自分にできるアクションは何かを考えたい。そして、必要なら実際に動いていきたい。
Ⅳ. 結び──人と人のつながりから未来をつくる
どんなにテクノロジーが進んでも、私たちが大切にすべきは「人と人のつながり」だと思います。戦争の記憶を伝えるのも、人。そこから学び、次世代に伝えるのも人。
終戦80年という節目の年だからこそ、私たち一人ひとりが「無関心」を超えて考え、話し、行動することが求められているのではないでしょうか。
もしこの記事を読んで「自分も考えたい」と思った方がいれば、ぜひ一緒にKATARIイベントに参加していただければ嬉しいです。その連鎖こそ、人と人のリアルなつながりから生まれるものですから。
参考記事
マイプロフィール:土橋昇平 (㈱ペルソン エバンジェリスト)
