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【つながる旅行記#445】こんぴらさんの御本宮にたどり着き、絵馬堂を楽しむ【笑顔元気くん】

前回はこんぴらさんになぜか存在した、ゾウの像の謎を追った。

さて、それではこんぴらさんの御本宮を目指して再び登っていくとしよう。

やはり旅に必要なのはフィジカルである……!

2017
金壹封

……おや?

この石柱の金額欄は、今までに見た『壹百萬圓(100万円)』などと違って『金壹封』と彫ってあるようだ。

金一封』の意味は『金額を明記せずに袋に包んで贈るお金』というのが一般的なのだが、今までの石柱の金額を考えると、袋に入らないような凄まじい金額を寄付しているように思えてならない……!

いやはや、どうにもお金要素ばかり気になってしまう自分がいる。

金刀比羅宮だから『』の印象に引きずられているのかも?

幸福の黄色いお守り

……うん、どうやら『お守り』ですらゴールド感がすごいので、これもやむなしである。

どうやら鬱金を染料にするとこの色になるらしいのだが、かなり良い感じの仕上がりだ。

なんだかこのお守りはちょっと欲しいぞ……!?


……ん?


笑顔元気くん

(なんだこのキャラクターは……?)


右下に添えられた謎のイラストに、視線が釘付けになる。

そして頭の中におぼろげに浮かんでくる『はいだしょうこ』という文字。


いやしかし、こういうとき軽率に感想を語るのは危険だ!

『宮司さんの子どもが頑張って描いた作品』とか、そういうストーリーがあるかもしれないからね!!

(検索検索っと……)

「このキャラクターは、宮司さんが純真無垢な子どもをイメージして描いたものです」


なんとこの『笑顔元気くん』は、宮司さんが描いたものらしい。


ほぉー……


味がある絵でとても良いと思います!!😉



……さて、なぜだかしらないが急に小雨が降ってきた

(慣れない媚びをしたせいか?)


いやしかし、あれは非常に記憶に残るイラストなのは事実だ。

正直もう『笑顔元気くん』のことを忘れられる気がしない。

(でもお守りは鬱金バージョンを買おうと思う)

笑顔元気くん守り

旭社

そんなこんなで登り続けて、到着したのは旭社である。

なんだか立派なので御本宮と間違えてしまいそうだが、御本宮は更に上にあるようだ。

天地開闢の神々を祀っている
上を見ると……?
雲のような彫り込みが素晴らしい……!

さて、旭社を過ぎれば、御本宮まではあともう少し。

ラストスパートだな……!

御本宮(?)

くぅ〜疲れました!!

785段の階段を登りきって、御本宮(?)に到着です!!

おや、絵馬を飾る場所(絵馬堂)があるようだ。

ちょっと覗いてみよう。

三菱
本州四国連絡橋 児島・坂出ルート就航記念
第十八宝漁丸(室蘭漁港)
日本郵船 飛鳥Ⅱ

おぉ……!

流石は海の神を祀っている場所だけあって、船の写真がすごい量だ!

今まで多くの海運会社や漁師が航海安全を祈願してきたのがわかる。

そして何やら不思議な形の船も奉納されていた。

これは一体なんだろう……?

調べてみると、これは『モルツマーメイド号』というそうで、堀江謙一氏が1996年に南米エクアドルから東京までの1万6000kmを単独横断したときの船だそうだ。

船体はリサイクルのアルミ合金で作製され、船体に貼り付けられたソーラーパネルで動力を得つつ、138日間の航海を見事成し遂げたそうな。

なお1998年には、エクアドルがその偉業を称えて、バルトラ島の岬に『堀江謙一船長岬』、海峡の小島に『モルツマーメイド島』という名前をつけてくれたらしい。

うーむ、またしても凄い人を発見してしまったな……!

(なおGoogleマップを見てもよくわからないのだが、大体この辺り?)↓


そしてなにやら大量の樽が置いてあるのを発見した。

これは江戸時代からこんぴらさんに伝わる『流し樽』という風習なのだそうだ。


江戸時代においては参拝が目的の旅は許されていたものの、旅をする余裕がある人ばかりではなかった。

そんな人々がどうにか航海の安全をこんぴらさんにお願いしたいときには、『樽に賽銭やお酒を詰めて、海へと流す方法』がとられたのだ。

そしてこの辺りの海の男たちには『流し樽を見つけたらこんぴらさんに奉納してあげる』という習わしがあり、樽がこんぴらさんまで届けられるシステムが構築されていた。

ちなみに、『樽を流した人』も『こんぴらさんに持っていった人』も、どちらも神のご加護が得られるとのことだ。


なんというか、見知らぬ人の願いを叶えるために地域の人が代わりに参拝するなんて、素晴らしい風習だな……!

そしてよく見ると自衛隊関連の樽がやけに多い気がするのだが、どうやら現在『流し樽』を行っているのは、自衛隊が練習艦の研修の無事を祈るときが大半らしい。

インフラが整った現代では樽を流さずとも自分で来れちゃうので、それもやむなしといったところか。

(そう考えると、消えてしまいそうな伝統を現代まで繋いできたのは、自衛隊なのか)


なお、自衛隊の流し樽の中には、自衛隊の帽子アクリルブロックがプレゼントとして入っているそうな。

(以下からその様子が確認できる)↓

【こんぴらさん~流し樽】樽が運ぶ 海の男の願い事
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0004990214_00000


さて、神社に来るとついつい他人の絵馬を眺めてしまう自分だが、こちらは航海安全だけではなく、学業成就健康など、おなじみの願いが多いようだ。

いやはや、絵馬を見ていると自分の知らない人生が大量に存在するのを実感するね……。

落書きされまくりな柱

では絵馬堂も見終わったし、周辺を散策するとしようか。

たしかマップではまだ先があるとか書いてあったような気もするし。

長い通路が繋がっている
神楽殿

おお、これまた相当太い木があるぞ。

神社って、こういう太い木に会いに行く場所でもあるよな……!

……ん?

(なんだあの立派な建物は……?)


御本宮

いやどう見てもこっちが御本宮なのでは!?

なにやら体が悪い人用なのか、足元も配慮されてるし!

配慮

うーむ、どうやら階段を登りきったあとに見えたのは『三穂津姫社』だったようだ。

(登る道を間違えていたのか……?)

三穂津姫社

まあそれはそれとして、更に先にあるという奥社(厳魂神社)への道はどこだろう。

御本宮の周りを探してみると……?

シャッター
ご参拝の皆さまへ

要約:「先日の台風十八号のせいで、参拝道が崩落しました!!」

ま、まさかの参拝道が崩落!?

今までに社殿が改装工事中などには何度か遭遇したが、そもそもの道が使えなくなるとは……。


……だが、実は内心ホッとしている自分がいるのだ。

なぜなら、奥社まで行くにはここから追加で583段を登らなければならないし、横移動の距離もそこそこあるからである!

厳魂神社まで行ったら、もうしっかり登山だ)

そんなわけで、今回のこんぴら参りはここまでとしよう。

いや〜相手が自然災害では仕方ないからね!

(足が限界だったからホント助かったわ……)

では、展望ゾーンで素晴らしい景色をしっかり味わってから、また階段を降りていくとしよう。

そうだ、途中にあった『海の科学館』にも寄っていかないとだな。

まだまだ見どころのある琴平、楽しんでいくぞ!


次回へ続く……!!


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