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つるうち家の温泉日記 その7「銚子はなんだかいい調子」

銚子いわしショック!!


2年前の5月末ごろ、何の気なしに「温泉あるし海あるしお魚おいしそうだよね」くらいのノリで訪れた銚子で、我々夫婦はある衝撃に打ちのめされた。

光り輝くいわし

それは、いわし。鰯。サーディン。正直安いお魚代表でトロとかハマチとかサーモンとかに比べたら余裕で地味な印象だったいわし。しかし、銚子の犬吠埼でふらりと入った回転寿司で食べたいわしのお寿司が、他のどんなネタより美味しかったのだ。その脂ノリの良さと美味さといったらトロにも勝るレベル。そして全く臭みがない。

我々は夢中でいわしだけを食べ続け、「そういえば銚子って言えばいわしじゃね?銚子のいわしって超有名じゃね?」と気づいたあとはあらゆる店でいわしのフライや天ぷらやらを頂いたが、どこで食べてもまあびっくりするほど美味しい。いわしの概念が完全に覆ってしまった。

2年前、「吉原食堂」でイワシフライ。ここに再訪したかったのも旅の目的。

ふたたび、銚子のイワシを目指す


あれから2年、ことあるごとに「銚子のイワシが食べたいね」と話していたのだが、どうやら入梅いわし(梅雨の時期に銚子の海で漁れる脂ノリが最高のイワシ)の時期に当たると前回以上の最高潮のイワシが食べられるらしいので、入梅いわしドンピシャのはずの時期を狙って再び銚子に旅立った。

ちなみに東京から銚子のアクセスはめちゃくちゃいい。東京発の「しおさい号」に乗れば二時間かからず銚子に着く。

いわしのためにお腹の余力を残すおつまみラインナップ

軽く飲んでウトウトしてたらあっという間に銚子に着陸!

海と川のはざま

銚子という町

この町は空が広くて風が気持ちいい。銚子は日本有数の気候に恵まれた土地で、夏は涼しく冬はあたたかいのだ。気候の良さも影響しているのか、土地の人々のエネルギーもすごくいい。歩道を渡ろうとすると、だいぶ前から車がゆっくり待ってくれるのにはいつも感動する。心にゆとりがあって、誰も急いでいない。

銚子は猫が多い。みんなお魚もらえるのかな。

そして早速、銚子に再訪する目的のひとつだった「吉原食堂」にイン。地元民に愛される古き良き大衆食堂。このお店の味と雰囲気と女将さんがもう本当に最高で、絶対にまた来たいお店だった。

とてもかっこいい店構え。毎日、いつでも大体満席。
黄金色のイワシフライ。

ここに来れた時点で旅の目的の半分を果たしたような気持ちに。どうしてもお魚を選んでしまうけど、このお店はお通しの煮物なども大変おいしいし、全てが丁寧なお仕事なので、地元のおばあちゃんが頼んでいた580円の焼きそばとビールもやりたいし、カレーもおいしそうだし、ラーメンも美味しそうだし、正直全メニュー食べたくて全く時間が足りない。

妙齢の女将さんは天性のアイドルで、鈴が鳴るような声で「いらっしゃいませ〜どうぞ〜♪」と常時ご機嫌に厨房から声をかけてくれる。この方のご機嫌っぷりが本当に最高で、ただでさえ美味いのにさらに味が美味しく感じてしまって、この店で永久に酒を飲みたいと思わされてしまう。「あの店があるから、あの味があるから、あの人がいるから、あの町にまた行きたい」と思わせることができるお店って本当にすごいなあ。

入梅いわしの危機

その後、チェックインまでゆとりがあるのでお日様がカンカンに照りつける銚子の町を汗かきぶらぶら。銚子は醤油の町でもあるのであちこちに古い醤油屋さんや工場などもある。うまい醤油とうまい魚、最高の組み合わせすぎる。

名物の醤油ソフトクリームはすごく美味い、みたらし味。
死ぬほど有名でひっきりなしに人が来る今川焼き「さのや」も再訪!
カリカリの皮にみっちりの上品なあんこ、まさに天才の味
今川焼きファンの夫曰く、「さのや」は日本一。
銚子電鉄も外せないよね。駅がいちいちかわいいよね。
唐突なきゃりーちゃんのサイン
「日本初の修学旅行到達の地」お、おう。

しかしここらで我々の胸にはある不安が。ブラブラしながら夜の下調べをしていたお店のすべてに、「本日、いわし売り切れ」と書いてあったのだ。

そういや旅立つ前にふと夫が「まあ、入梅いわしはあればラッキーくらいの気持ちで行こう。過度に期待しないほうがいい気がする。」とぼやいていた。彼は異様にカンが良いので、まさかとは思ったが、そのまさかだった。前日までの荒天により、いわしの水揚げ量が少なかったのだ。ガガーン!!!

ホテルにチェックイン後、イワシが食べられないかもショックでしばし寝込み(ただの昼寝)、イワシを諦められないきもちで夜の銚子に繰り出したところ・・・・

にっこり。この顔は・・!
おさしみ!いわし、イカ、まぐろ、ひらめ、はも、ひらまさなど全部うまい!
口で溶けて無くなる神のいわし酢漬け
頭が吹っ飛ぶ旨さ、ふわっふわのいわしの天ぷら
また猫

ありつけました。しかもめちゃくちゃ名店。食べるもの全てが目を剥くほど美味い。女将さんたちがめちゃくちゃ優しい。あまりにも雰囲気がよく美味しいのでさぞお高いかと思いきや、会計時に「間違ってないか?」というくらいお安くてまたびっくり。いや、食べながらおかしいなと思っていたんだよ。東京なら二倍はするような味のものが普通の居酒屋のお値段で出てくるから脳がバグる。この値段でこんなものが食べられるのか?と一瞬認識できないくらい美味しい。そして銚子の酒は安くて美味い。天国か…!

「銚子の誉」スッキリ辛口ですごく好み

それでも帰り際女将さんに「ほんとはこの時期だともっと太ったいわしが入ってくるんですけど、自然のものなのでタイミングが分からないんですよ」と言われたので、やっぱりこれ以上美味いタイミングがあるのだ。しかしそれは生き物と地球と漁師さんたちの具合によるので、狙って来るのはなかなか難しい。いや、そうだよな。我々はいつもスーパーなどで当たり前に同じものを買えているけど、本来食べ物ってそうなんだよな。そうあるべきだよ。いいよ、最高のいわしと出会えるタイミングまで何度でも来るよ。移住したいくらいだよ、ほんとに。

銚子はやっぱりいい調子!

うまい魚が食べられて、気候がよくて、人が多過ぎなくて、ああ!銚子。やっぱり大好きだ。本当に来てよかった。

翌日はまたまた再訪したかった犬吠埼に移動。犬吠埼についても書きたいことが山ほどあるので、来週に続く◎またねー!


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