ヨルシカの新作「二人称」と愛し方について
今日はダラダラとヨルシカの話をします。結論ファースト、は、無視です。
●ニュースの数々
書簡型小説『二人称』の発表
RADWIMPSトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』への参加
粗方Xで喋ってしまっているのですが、ヨルシカの話をすることになっているアカウントなので、こちらにも書き残しておきましょう。
トリビュートについても色々書きたいのですが、ヨルシカメインのアカウントとしてnoteでは「二人称」のことを。
●書簡型小説『二人称』の発表
11月上旬(わたしは7日)、後書き長期会員のもとに封筒が送られてきましたね。恐らくこれが新作の発表の予告でした。
中身についてはくわしく言及できませんが、最近の曲のMVの概要欄にあるような、少年と「先生」とのやり取りでした。

そして1週間前に、「二人称」の発表がありました。
実に、32通の封筒と170枚の原稿用紙による小説なのだそうです。
読者は、実際に封筒が送られてくる「追体験」をすることになる、ということだそう。これ、エイミーの手紙(木箱)と一緒ですね。
ヨルシカは「謎の形態」(by n-buna)でアルバムリリースを行うアーティストとして知られているかもしれませんが、また謎の形態を更新するようです。
振り返ってみましょう。
2019「だから僕は音楽を辞めた」
青年がエルマへ向けて書きためた手紙や歌詞、訪れた街の写真などを木箱に収納した「エルマへ向けた手紙」再現BOX仕様
2019「エルマ」
青年が訪れた土地をエルマが辿って撮影した写真や、その旅で綴った日記帳を再現した「エルマが書いた日記帳」仕様
2020「盗作」
盗作家の男のインタビューと、彼が出会った少年との交流の様子が描かれた小説「盗作」が付属された書籍
+少年が弾いた「月光ソナタ」カセットテープ
2021「創作」(EP)
Type A:CDあり
Type B:CDなし(中身が空のCD)
2023「幻燈」
それぞれの作品毎に設定された一つのテーマを、音楽と絵の2側面から描いた「聴ける画集」
スマートフォンやタブレットのカメラを画集の絵にかざすことで読み込み、専用の音楽再生ページへ接続する仕様(CD発売なし)
……今、我々の目下の問題点は「置くところが無い」です。
しかも今回は、講談社から発売される書籍としての「二人称」が先行し、アルバム発売は2月のようです。
「二人称」だけのお値段でもなんと8,470円(税込)。ちなみに「幻燈」は8,250円(税込)でしたね。
邦楽界では、ヨルシカはお値段的にも型破りなのではないでしょうか。
これも詳しくは書けませんが、n-bunaさんは毎回コンセプチュアルなこだわりの形態でリリースするために、無理な注文を通してもらい、しかも何とか値段を1万円以下にできるよう奔走しているそうです。
…という背景を知っていたとしても、もし自分がまだ高校生だったら──「どこまで付き合えるのか」──ということは考えてしまいますね。
実際に「高い」「買えない」「手紙だけでこの値段?」という意見も目にします。
●愛し方について
青鷺さんの素敵なnoteを読んで、自分の愛し方は何なんだろうと、考えました。
「何も考えずに予約する」のも一つの愛し方。
「小説は買わずに、アルバムだけ買う」も一つの愛し方ですよね。
自分の場合、どこまでも「貴方を知りたい」に尽きるのかな、と思いました。
ヨルシカに出会ってしまってから、それまでの人生のことがぼやけるくらい眩しいのです。だからこそ、ヨルシカというものが知りたい。
もっと理解したい。その思想の源流を、支柱を、背景を、意図を。それが知りたい。
…それだけですね。
引用させていただいた記事の、「作り手側の方たちに対してどうにも不誠実だな」という感情がとてもよく分かります。
「曲を利用して感情を発散させること」をしながらも、避けられない抵抗と罪悪感と向き合っています。
ですがこの葛藤も私の愛し方なのだと思うと、不器用なりにヨルシカと向き合ったきた軌跡と認められるような気がしています。
「二人称」、たのしみですね。
