【読書】月まで三キロ
わたしの心は
理系だ。
現実には
中高時代に迷いもなく文系を選択し
大学は日本文学科に進んで
中国文学を専攻した。
国語の教員免許も持っている。
バリバリの文系だ。
大人になってから
やっぱりわたしは
宇宙が好きで
実験が好きで
生き物が好きで
子どもたちには数学ばっかり教えているな
と気付いた。
心は理系だったのだ。
そんなわたしの心を
キュッとさせるのが
伊与原さんの本だ。
月まで三キロ/伊与原新
この本には
表題作を含めて6編の短編が収められている。
どれも
「理系」の心をくすぐるような
天文や科学の魅力がつまったお話。
かと言って小難しいわけではなくて
すらすらと読めてしまう。
実は
伊与原さんの本は
好き嫌いが分かれるんじゃないかなと思っている。
人生の苦い部分を映し出すストーリー。
ちょっと不思議な感じがあっても
劇的な展開やどんでん返しがあるわけではなく
じわじわと心を動かしながら
未来への希望があるかもしれない…と思わせて終わる。
穏やかに心動かし
理系の魅力を感じさせる
他にはないストーリー。
心が理系のあなたに
ぜひおすすめしたい。
