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医師の地理的な偏在はしばしば議論されるが他の医療職種の地域格差はどうなのか?ジニ係数 GINI



はじめに


はじめにおことわりしますが、かなり雑なまとめ記事です。
誰か包括的にちゃんと分析して論文にしてほしいw

「医師偏在」は日本の医療政策の最大のテーマの一つです。

しかし、

  • 歯科医師

  • 薬剤師

  • 看護師

  • リハビリ職(PT・OT)

も含めて比較すると、意外な事実が見えてきます。

そこで今回は、「地域格差」を表す代表的な指標であるGINI(ジニ)係数から考えてみます。


GINI係数とは?

GINI係数とは、「分布の偏り」を表す指標です。

  • 0:完全に均等

  • 1:極端に一極集中

つまり、

数値が大きいほど地域偏在が大きい

ことを意味します。


医師

現在、公表されている代表的な値をまとめると次のようになります。

*市区町村(政令市は区ごとに分けているそう)ごとの人口当たりの医師数でGINIを計算

https://www.jstage.jst.go.jp/article/chiikiigaku/36/11/36_54/_pdf/-char/ja


臨床研修医は偏在が大きくなっている(≒都市部に若い医者が増えている)ようですが、それ以外はすべて、格差は小さくなっている、つまり、より田舎に医師や歯科医師が増えているようですね。



歯科医師

上記の通り、歯科医師のほうが地域分布は均等(田舎にも歯科医師はいる) なようです。

なお、サブスぺ資格を持っている歯科医師の偏在はより大きいようです(当たり前)


https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2015/151012/201502001B/201502001B0001.pdf

看護師

二次医療圏349地区で調べた研究では、

看護師のGINI係数はさらに小さく 約0.156でした。


https://www.lib.okayama-u.ac.jp/www/acta/pdf/68_2_101.pdf

保健師や助産師は、より集約化されているようです。まぁそんな気はします。




リハビリ職(PT・OT)

二次医療圏を対象に、

  • 医師

  • 看護師

  • 薬剤師

  • 診療放射線技師

  • 理学療法士

  • 作業療法士

を比較した研究では、

PT・OTは医師・看護師・薬剤師とは異なる偏在パターンを示すことが明らかになりました。


https://www.jstage.jst.go.jp/article/jami/45/1/45_45.23/_pdf/-char/ja
GINI係数が見つからん・・・

医師に近い?

回復期病棟や介護施設、養成校の立地など、別の要因が強く影響している可能性があります。

残念ながら、この研究では都道府県レベルのGINIのみにとどまっています。リハビリは都道府県レベルというよりは二次医療圏で完結すべきものでしょうから、二次医療圏での研究が俟たれます。


薬剤師


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/core/lw/2.0/html/tileshop_pmc/tileshop_pmc_inline.html?title=Click%20on%20image%20to%20zoom&p=PMC3&id=9733021_40545_2022_499_Fig2_HTML.jpg
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9733021/

まとめ

現在集められる数字だけでも、

職種 GINI
臨床医師 0.3355
診療所医師 0.2091
臨床歯科医師 0.2246
診療所歯科医師 0.1740
薬剤師 0.156
看護師(二次医療圏、2010)約0.156

となります(※地理単位・年代が異なるため厳密比較には注意)。

偏りが大きい順に並べるとこんな感じ?


医師>助産師・保健師>歯科医師・リハビリ>薬剤師・看護師


となれば、医師の偏在ばかり議論されるのはよくわかるような気はしますね。


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