タイミー①牛丼店|アラフィフの私が初めて飛び込んだ、スポットワークのリアル体験談
私が45歳から“100の人生初”に挑戦している
『ミケチャレ』シリーズの第18弾。
今回は、スポットワーク未経験の私が、
人生で初めてタイミーで働いてみた体験談です。
スポットワークに挑戦しようと思ったきっかけや、
タイミーに登録する際の葛藤などは、前回のミケチャレをご覧ください↓
前回のミケチャレで書いたように、
初めてのタイミー先として、自宅から車で20分ほどの
牛丼屋の洗い場に応募しました。
高校生時代のアルバイト経験から、洗い場ならできそうだと思ったのと、
オープン間もない新店なので、風通しが良さそうだと感じたのが決め手でした。
🌱初日を迎えるまでの気持ち
私の緊張は、応募した3日前から始まっていました。
初めてのお店、初めての仕事、初めて会う人たち。
しかも、タイミーというよく分からない仕組み。
誰にも説明されず、ひとりで応募し、ひとりで働く。
心配性の私には、なかなかの不安要素が詰まっています。
勤務先は、オープン間もない某牛丼チェーン。
時間は平日の10:00〜14:00、ランチタイムの4時間。
主な業務は、食器やグラスの洗浄、
配膳トレーの拭き上げ、店内の清掃や補充作業です。
事前に仕事内容を入念に読み込み、
服装と持ち物を準備。
お店までの道順も、
Googleマップで何度も何度も確認しました。
30年近く前の、
消えかけたアルバイトの記憶を必死に呼び起こし、
緊張が抜けない数日間を過ごしました。
📝体験談
勤務当日。
朝からそわそわして気持ちが落ち着きません。
あー緊張する…
子どもを学校に送り出し、
渋滞や事故など万が一のことを考えて、
かなり早めに自宅を出発しました。
🔹入店~仕事の説明
お店に到着するも、
どこから入ったらいいのか分からず、
店の周りをウロウロ。
結局正解が分からず、
通常のお店の入口から入店しました。
元々、体育会系で育った私は、
「タイミーで伺いました!」と大きな声で挨拶。
すると、周りのお客さんが振り向き、
店員さんも少し気まずそう。
「ちょっとこっちから入って」と、
小声で裏口に案内されました。
あれ、なんか違ったかな…
自分の熱量と、受け入れ側の熱量に温度差を感じ、
気合が空回りしている感じがしました。
気を取り直して、QRコードでチェックイン。
50代くらいの店長から制服を受け取り、着替えます。
「靴は外にあるの使って」と言われて外に出ると、
下駄箱に名前の書かれたコック靴が、10足くらい並んでいました。
かかとの踏まれた使い古された靴。
どれも油でベトベトしています。
え、これ履くの?ちょっと抵抗あるな…
でも迷ってはいられません。
サイズを確認し、
なるべくきれいそうなものを選びました。
他人の靴のふにゃふにゃした感触を、
感じないよう気をそらして厨房へ向かいます。
厨房には、20代の女性社員、30代の男性社員、
パートのおばさんの3人がいました。
私は、「タイミーで参りました〇〇です!よろしくお願いします!」とめげずに元気にあいさつをしましたが、
こちらでも返ってきたのは、
「あ、どうも…」という軽い返事だけでした。
お店はセルフサービスで、
返却口に戻ってきた食器を洗うのが私の仕事です。
説明を受けている途中も、
どんどんトレーが溜まっていきます。
「分からないことは、その時聞いて」と言われ、
説明半分のままスタートしました。
🔹作業開始
高校生以来の洗い場作業。懐かしむ余裕もなく、
食器はどんどん溜まっていきます。
スポンジで軽く洗い、ラックに並べ、食洗機を回す。
洗い終わったら、熱々の食器を定位置に戻す。
この作業を4時間、ピークはこれからです。
最後までやり切れるかな…
と不安がよぎります。
でも、やるしかない。
残飯はカゴに流し、
食器は油でドロドロのシンクに沈める。
肘までその油水に手を突っ込み、食器を取り出す。
洗剤も泡立たないスポンジでさっと洗い、
食洗機のカゴへ。
手荒れの心配をしながらも、ひたすら洗い続けます。
洗い終わった食器の置き場所が分からず、困りました。
声をかけたくても、みんな忙しそうで聞きづらい。
とりあえず近くの台に置くと、
「そこには置かないで!」と注意されてしまう。
それなら教えてくれればいいのに…
研修もない一日限りの仕事ってこういう感じなんだ…
と少し悲しくなりました。
その後、30代の社員さんが声をかけてくれ、
無事に置き場所を教えてもらいました。
久々に新人の身になり、
こうした気配りの大切さを実感しました。
🔹ランチタイムのピーク時間
ひたすら洗って片付けること2時間。
徐々に、足りなくなりそうな食器を確認しながら、
洗う順番を工夫する余裕も出てきました。
コップはきれいなものが溜まったら、
店内のお水サーバーに補充しに行きます。
満席の店内に入るのは恐怖です。
誰にも声をかけられませんように…
願いながら厨房を出ると、
すぐにおじさんから、
「注文する機械の調子が悪い」と言われました。
端末が1台稼働しておらず、長い行列ができています。
これは直ぐに報告しなければ!
慌てて厨房に戻り声をかけますが、
みんな作業に夢中で振り向かない。
勇気を出して「すみません!」と大きな声で叫んで、
やっと対応してもらえました。
コップを補充して元の洗い場へ戻ると、
返却口には山積みの食器とトレー。
置き場がなく、お客さんがウロウロしています。
慌てて隙間を開け、
返却口が満タンにならないよう急いで洗います。
ランチのピークが終わるまで、
しばらくお客さんと私の攻防戦が続きました。
🔹ラストスパート~終了
ピークが過ぎ、
やっと少し落ち着いた
とホッとしたのもつかの間、
今度は厨房から、大きな鍋やタッパーが次々と運ばれてきます。
「これもお願いね」と言われ、
容赦なく床に積み上がっていく鍋とタッパー。
残りの時間も、嵐のように過ぎていきました。
途中、残飯のにおいや、
食洗機から出る蒸気で気分が悪くなり、
少し休ませてもらおうかと思うほどでした。
それでも、残り時間をカウントダウンしながら、
なんとか最後までやり切ることができました。
終了時間になっても誰も「上がっていいよ」と声をかけてくれなかったので、15分ほど残業しました。
やっと終わった…
終わったときは、安堵や達成感とともに、
最後までやり切れた自分が少し誇らしく思えました。
そそくさと着替えを済ませチェックアウト。
15分の残業は、どうやらつかない様子。
後で調べると、残業の場合は、
タイミー事務局に報告する必要があるみたい。
今回はお願いされて伸ばした15分ではなかったので、
面倒臭さもあり諦めることに。
次回は、残業せずに定時で終わろうと心に決めました。
🔹地獄のまかない時間
帰り際、社員の男性が、
「まかない300円で食べられるけど、食べていく?」
と声をかけてくれました。
牛丼の中から、好きなメニューを選べるとのこと。
安いし、せっかくだから食べていこうかな。
と思い、(一番高そうな)カレー牛丼をお願いしました。
着替えも終わっているので、
てっきり店内でゆっくり食べられると思ったら、
「事務所で食べてね〜」とのこと。
え、あの狭い事務所で?!
まかないを頼んだことを後悔しましたが、
時すでに遅し。
3畳ほどの狭い事務所には、
パソコンや荷物が所狭しと並んでいます。
すると、その片隅で店長がパソコン作業中。
狭い空間に二人きりです。
めちゃくちゃ気まずい…(汗)
とにかく早くこの空間から出たい一心で、
急いで飲み込むようにかきこみました。
退店して外に出ると、
外の新鮮な空気がひんやり気持ちよく、
スーつと緊張を解いてくれました。
車に戻ると、疲れからか放心状態。
車で30分ほどボーっとしてから帰宅しました。
🌙体験して感じた寂しさ
私はずっと「何者でもない自分」になりたいと思っていました。
「〇〇ちゃんのお母さん」「〇〇さんの奥さん」
「〇〇の店員さん」など、
自分に付けられた役割やラベルを外した自分に戻りたかった。
今回タイミーに行くことで、
自分のことは誰も知らない、名前もいらない、
今日限りの「何者でもない自分」に一瞬なれた気がしました。
でもなにかが違った。
私が追い求めていた「何者でもない自分」というのは、
肩書やラベルにとらわれず、
自分で好きな事を自由に選べることでした。
でも今回体験したのは、
誰からも期待されず、皿洗いをするロボットのような
ただの本当に「何者でもない人間」。
名前も不要、誰も教えてくれない距離感、
声をかけてもらえることもほとんどない。
まるで使い捨てに近い「軽い存在」として、
扱われているように感じました。
自分でなくても誰でもよかった
そんな環境や扱いに、
なんとも言えない寂しさを感じた1日でした。
✨️今回の挑戦で気づいたこと
それでも、私は挑戦して良かったと思います。
不安だらけでも、私はちゃんと働けた。
逃げなかった。そして、それが少し自信になりました。
期待されていたようには、できなかったかもしれない。
でも、自分なりに最後まで一生懸命やることはできた。
そして、「次もきっと最後までやれる」そう思えました。
そもそも、スポットワークに挑戦したのは、
自分に合う仕事を探したかったから。
でも、今回挑戦してみて、
なんだか自分の可能性をもっと確かめたくなりました。
だから私は、1回では諦めない。
回数を重ねることで、
もっと楽に挑戦できるようになると信じています。
さまざまな仕事を経験する中で、
自分に合う合わないがはっきり見えてくるはず。
だから私は、懲りずにまた挑戦します。
まだ知らない自分を見つけるために。
🔥挑戦のヒント
今回の挑戦を通して、
心がけたことや助けになった考え方をまとめてみます。
1️⃣見えない基準と戦わない。
お店の人の頭の中にある期待や理想は、
自分には見えません。
その見えない基準に無理に応えようとしても、
それをクリアできたかどうかは自分では分からない。
だから、唯一できることは、自分なりに、
目の前のことをひとつずつやっていくことだけ
だと気づきました。
2️⃣察してもらえると期待しない。
スポットワークは、毎日来る人が違います。
誰が何を知っていて、何を知らないのかも、
お互いに分からないまま始まります。
だからこそ、教えてもらえるのを当たり前にせず、
困ったら、自分から声を上げることが大切だと感じました。
3️⃣自分を良くみせようとする必要はない。
私が一番に感じたのは、
もっと肩の力を抜いてもよかったということです。
お店にとって私は、
洗い物を手伝ってくれる“1日だけの人”。
だからこそ、無理に気に入られようとしたり、
自分をよく見せようと気張る必要はなかったと気づきました。
このヒントを忘れずに、
これからも少しずつ挑戦を続けていこうと思います。
挑戦するあなたのことも、
遠くからそっと応援しています✨️
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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