iPod touch 7をカメラ専用機として使う
日常の外出時にiPhoneを持たなくなった。これまでiPhoneで使っていたカメラはコンデジを再び使うようになった。
しかしコンデジの携帯性の悪さや写真データのPCへの取り込みに不便さを感じ、しだいに写真を撮る頻度が減ってきた。そんな時、iPod touch 7の存在に気が付いた。
コンデジの難点
自分のコンデジへの要求事項は、画素数は3MP以上、Wi-Fi機能付き、軽量コンパクト、そして安価。最近のコンデジには自分の求める製品を見つけることが難しかった。その結果、2013年製のパナソニック LUMIX DMC-SZ9という10年以上前の製品の中古品を選んだ。しかし、使い始めてすぐに使いづらさを感じるようになった。
携帯性
iPhoneに比べコンデジはかさばる。LUMIX DMC-SZ9の重量は所有しているiPhone 12 miniと同じだがボディに厚みがあるので重くてゴツく感じる。ザックのポケットには入れるがズボンのポケットには入れようとは思わない。しだいに外出時にカメラは持たなくなった。それでもたまに外出先で画像メモをとりたい時がある。
写真データのPCへの取り込み
コンデジで撮影した写真データは、iMacで記録しているブログなどに使っている。コンデジの写真データをWi-Fi接続でiMacに取り込んでいるが、接続に時間がかかりさらに転送にも時間がかかる(これはコンデジが10年以上前の機種であるためだろう)。その結果、Wi-Fi接続はあきらめてメモリカードを抜き差ししてUSB接続というレガシーな方法を使っている。
写真の色味
コンデジを使い始めた時から気になっていたことがある。コンデジで撮った写真はiPhoneで撮った写真に比べてくすんだ色になってしまう。コンデジのほうがiPhoneより高級なレンズを使っているはずだが、これはソフトウェアの設定値の違いなのだろう。写真撮影は自動設定しか使わない自分にはiPhoneで撮った写真の色味が好きである。
iPod touch 7との出会い
先日、イシオス神戸三宮店のを覗くと、iPod touch 7のDランク品が4,980円で投げ売りされていた。「へぇー、安いけど自分にはApple Watchがあるので音楽プレーヤーはいらないなぁ」と自分にはゴミに思えた。その夜にネットで調べてみると神戸三宮店は20台を販売したようだ。販売を開始して2週間で店頭には6台残っていたので平均1日1台ペース売れている。スマホが普及した今の時代に音楽プレーヤーを買う人がまだいることを知った。
ちょっと待て。iPod touchはカメラが付いている。iPod touchでコンデジへの不満がすべて解消するのではないのか?
翌日、開店前のイシオス神戸三宮店の前に立っていた。開店と同時にiPod touch 7売り場に一番乗り。昨日は6台あったiPod touchが残り3台になっていた。外観の程度でDランク品になっているとのことだが3台とも傷は見当たらない。起動して画面を確認すると3台のうち2台が上下端部がやや黄ばんでいた。黄ばみがない残り1台を購入した。

家に帰ってから、本体裏に貼ってあった店頭販売用のシールを剥がすと打コンが確認できた。この打コンでDランク判定されたようだ。機能には影響ない。いい買い物をした。

コンデジとの仕様比較
iPod touch 7が、カメラに対する自分の要求事項を満たしていることを確認する意味で現在使っているコンデジと比較してみた。また参考として、所有しているiPhone 12 miniと2010年代前半に使っていたiPod touch 4とも比べた。

iPod touch 7の厚みはコンデジの1/3以下である。重量はコンデジの約2/3であるが、持った感じはコンデジの半分くらいの重さに感じる。これはボディの薄さが影響しているのだろう。
2010年にiPod touchを購入したことがきっかけでApple好きになったが、iPod touchは約10年でカメラの解像度は10倍以上になり、ボディも薄く軽くなっている。
現在使っているコンデジとiPod touch 7の写真を比較してみた。iPod touchで撮った写真は色が鮮やかである。これまでiPhoneの写真を見慣れているのでコンデジの色味はやはり違和感がある。

iPod touch 7をカメラ専用機に
iPod touchはカメラ専用機として使いたいので、カメラ以外の機能は断捨離した。
アプリは「カメラ」と「写真」の2つのみ。ドックにカメラアプリと写真アプリを配置した。削除できるアプリはストレージからすべて削除した。iPhoneで音楽を聞かない人はミュージックアプリを削除している人はいるかもしれないが、音楽プレーヤーのiPod touchからミュージックアプリを削除している人は非常に稀だろう(笑)。
バッテリー持ち対策
iPod touchの弱点としてはバッテリー持ちが悪いことだろう。外出時にモバイルバッテリーを持つことになればせっかく得た身軽さのメリットを失うことになる。自宅でiCloudと同期する時だけWi-Fiが使えればいいので、通常は機内モードで使用してバッテリーの消費を節約することにした。
ホーム画面に機内モード切り替えショートカットを配置し、写真データをiCloudにアップロードしたいときだけ機内モードを解除するようにした。

iPod touchを機内モードにしてカメラを使わないで放置してみると、バッテリー残量は1日で約10%程度しか減少しなかった。

シャッター音対策
カメラのシャッター音が異常に大きい。シャッター音を消すにはジェイルブレイクしたりサードパーティ製のカメラアプリを使う方法がある。自分はiCloudを利用してiMacの写真アプリと同期を取りたいのでこれらの方法が使えない。iPod touchを分解してスピーカーを取り外すことも考えたが破損リスクもあるので、スピーカーの穴をボンドで塞ぐという無難な方法をとった。シャッター音は消えないが柔らかな小さな音になって気にならなくなった。

カメラの起動
カメラの起動はiPhone(iOS15以前)と同様にロック画面を左スワイプする。ロックを解除しないでもカメラが即時使えるので使い勝手はいい。

使用限度
2025年7月現在、iCloud写真が対応しているiOSバージョンは 10。なんと2012年製のiPhone 5も対応している。これより、2019年製のiPod touch 7は最低でも7年はiCloud写真が使えると予想される。それまでにバッテリーは交換する必要があるだろう。
あとがき
iPodシリーズは2019年発売のiPod touch 7で終焉を迎えた。時代の流れを感じる。iPod touchはカメラを搭載したAppleの最小デバイスだったことを今さら気付く。カメラを搭載したAppleのスマートグラスが発売されるまでは、iPod touch 7をカメラとして大事に使っていきたい。
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