公務員を辞めて警備員?「機械警備」のリアルな仕事と収入
この記事では、某地方都市で長年消防職員として勤務してきた筆者(現在54歳)が、50代で迎えた「2度目の転職」について率直にお話しします。
これから警備業界に転職を検討している方に役立てると考えています。
有料部分には実際の給料明細も掲載しています。
消防士から米軍基地、そして警備の世界へ
私は地方自治体の消防本部で35年間勤務し、最終的には消防隊長として現場活動に従事していました。定年を待たずに退職し、その後は約1年間、厚木基地で米軍航空機の燃料補給を行う「燃料補給車の運転手」として働きました。
そしてこのたび、民間の警備会社に転職することになりました。
まさか自分が“警備員”になるとは、数年前は想像もしていませんでした。

消防を辞めた理由は、「もうこの組織には居たくない」
消防職員を辞めた一番の理由は──
率直に言えば、「もうこの組織には居たくない」という気持ちでした。
もちろん、やりがいや誇りもありましたが、年齢を重ねるにつれ「65歳まで現場で活動を続けるのは無理がある」と感じるようになりました。
現在の救急活動では、心肺停止の負傷者がいれば救急隊+消防隊がセットで出動します。高齢化社会の現場では、毎日のようにご遺体と対面する日々、
心が少しずつすり減っていくのも感じていました。
給料は良く、3人の息子も全員大学に通わせることができました。
それでも、自分の気持ちに正直になりたかった。もし定年が60歳だったら、定年退職まで頑張れたかもしれません。
米軍基地での仕事は、まさに“非日常”だった

米軍基地での業務は、これまでの公務員生活とは全く異なる「非日常」の世界
私は、アメリカ軍のヘリコプターや飛行機に給油する仕事をしていました。回転しているブレードのそばで燃料補給車を操作する場面では、さすがに最初は緊張しました。
職場にはアメリカ人スタッフも多く、書類や会話も基本的に英語。英語が得意でない私には、簡単なやり取りでも苦戦することがありました。
部署によって雰囲気の差が激しく、日本人だけの部署では昼間から怒鳴り合っているところもあると聞きました。
給料はそれほど高くありませんでしたが、「準公務員」のような立ち位置で、副業が可能なのは大きな魅力でした。
「もう少し若くここに転職していれば、ここが最後の職場になっていたかもしれないな…」 そんな気持ちもありました。

そして今、民間企業で働くという新たな選択

今回、人生で初めて「民間企業」で働くことになりました(高校生時代のアルバイトは除きます)
警備員と一口に言っても、業務内容はさまざまです。
現在私が従事しているのは「機械警備」と呼ばれる分野で、警備業法では「1号警備」(施設警備)に分類されます。
消防士、米軍基地職員を経て、今は警備業界
こうして振り返ると、自分でも少し不思議な感覚がありますが、「また新しい仕事に挑戦してみよう」という気持ちです。
この記事が、これから機械警備の仕事に就こうと考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
働くペースは「肩の力を抜いて」
若い頃のように“ガツガツ働く”つもりはありません。本音を言えば「もうあまり働きたくない」ですが、今は自分のペースで働ける環境を大切にしたいと考えています。
また、消防職員として培った「心肺蘇生」や「消火活動」の経験は、警備の現場でも活かせる場面がきっとあるはずです。
この先、どんな人と出会い、どんな仕事を経験するのか──
また時間をおいて、続きを書けたらと思っています。
警備員になるには「研修受講」が必要

警備員として働くには、まず20時間の法定研修を受ける必要があります。私も先日、無事に3日間の研修を終えました。
受講者は10名ほど。年齢層は高めで、私より若そうな人は3名くらい、残りは60歳以上の方が中心でした。
研修の内容は結構面白く、とても勉強になった3日間でした。
中には、ちょっと気になる若者もいて……正直「大丈夫か?」と感じた場面もありました。声が小さく、挨拶もぎこちない。
社会経験が少ないのか、自信のなさがにじみ出ていました。
でも、そういう人たちも含めて「第二の人生」を歩もうとしている。そんな場所が、警備業界なのかもしれません。
機械警備ってどんな仕事?

施設警備で思い浮かぶのは、施設に常駐して各種機器が反応した際に対応する業務だと思いますが、私が採用された部署は機械警備の中でも「機動隊」と呼ばれるものです。
契約先の施設で各種センサーが異常を知らせると車で現場に駆け付ける役割です。

勤務の基本サイクルは、09時00分~翌朝の09時00分までで、日中は主に待機となりますが、21時頃から契約先の事業所を巡回します。
コースによって異なりますが、私が配属された部署は13カ所の事業所が対象です。
全ての巡回が終了するのが夜中の03時頃で、巡回が終わると待機所に戻り朝まで仮眠(待機)という流れです。
勤務明けの09時からは「非番」となり帰宅します。
当直→非番→当直→非番→休日→当直…など、その時の人員配置で勤務サイクルは一定ではありませんが、自分が希望する日は休める環境です。
電車通勤だと勤務明けに一杯やって帰ることも可能🍺

各コースごとに独り立ちできるまでの何日間かは、研修として先輩職員と二人で巡回します。
独り立ちできると判断されると基本的に一人で勤務することになります。
こんな感じで新しい仕事が始まりました!
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