2026年ドイツ🇩🇪の旅⑦~音楽の都ライプツィヒ・前編
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商都ライプツィヒの歴史
ライプツィヒは旧東ドイツの都市で、ドレスデンと同じくザクセン選帝侯領に属していた。中世から交通の要衝であり、商人の町として特権を与えられる。裕福な市民層が文化の担い手となり、ライプツィヒでは芸術や学問が花開いた。
ライプツィヒにゆかりのある文化人は数多い。作曲家としてはバッハ、メンデルスゾーン、シューマン夫妻のほか、マーラー、グリーグ、ヤナーチェクなどがライプツィヒで学んだり活動したりした。ワーグナーの出身地でもある。
ほか、ライプニッツ、ゲーテ、シラーや森鷗外、朝永振一郎、滝廉太郎らがライプツィヒで学んだ。多くの文化人が学んだライプツィヒの町並みは、今でも美しく気品がある。
ライプツィヒは、ドレスデンから電車で1時間強の距離。今回の旅ではドレスデンから往復で一日観光した。

バッハが勤務した聖トーマス教会

「大バッハ」として知られるヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)は、人生の後半の27年間をライプツィヒの聖トーマス教会の「カントル」として過ごした。合唱団の指導や教会音楽の作曲など、教会音楽を監督する立場である。

教会の前にはバッハ像が建てられている。また、教会内にはバッハの墓があり、静かな眠りについている。
聖トーマス教会の向かいはバッハと親しかった商人ボーゼの屋敷で、現在はバッハ博物館になっている。

バッハに会いに行ける博物館
市の中心部マルクト広場に行くと、ひときわ目を引く美しい建物がある。16世紀半ばに建てられたライプツィヒ旧市庁舎だ。

現在は市の歴史博物館となっており、2フロアが展示室になっている。常設展は中世から現代まで2000点もの展示品があり、しかも無料だ。

中でも有名なのは、音楽の教科書でもおなじみのバッハの肖像画の現物である。画家エリアス・ゴットロープ・オスマンによって描かれたバッハの最も有名な肖像画だ。

同博物館は音楽史に関する展示も充実している。ライプツィヒ出身のワーグナーが、バイエルン王ルートヴィヒ2世から贈られたピアノもある。

国王ルートヴィヒ2世はワーグナーに心酔しており、彼を王国に招へいした。ノイシュバンシュタイン城などの多くの城を建設したことでも知られる。その浪費は国家財政の破綻を招き、王は精神疾患を理由に廃位され、謎の死を遂げた。

音楽関連だけでなく、商都や学術都市としての資料も充実しており、ゆっくり見て回ると一日かかってしまう。ライプツィヒの隠れたおすすめスポットである。

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