新人看護師|「何から覚えればいいか分からない」を卒業する正しい順番
こんにちは、ナツです。
看護師になって数か月。
「自分、この仕事向いてないのかな……」
そんな考えが、ふと頭をよぎることはありませんか?
家に帰れば、机に向かって必死に疾患の勉強。
ノートにはびっしりと解剖生理がまとまっている。
看護技術の手順を教科書やマニュアル、YouTubeで何度も確認してる。
それなのに、いざ病棟のドアを開けると、
何をすればいいか分からず足が止まってしまう。
病棟は毎日忙しいです。
鳴り止まないナースコール。 飛び交う専門用語。
テキパキと動く先輩たちの間を、ただオロオロしながら歩く自分。
「教科書の知識はあるのに、体が動かない」
「先輩が言っていることがわからない」
「患者さんに話しかけられたらどうしようと不安になる」
「先輩に何を聞けばいいのかさえ、分からない」
そんな今の自分を、責めないでください。
実はそれ、あなたが「勉強不足」だからじゃないんです。
現場という戦場には、教科書には一行も載っていない「独特の歩き方」があります。
その「歩き方」を知らないまま、
重たい知識の鎧だけを身につけようとするから、
身動きが取れなくなって、しんどくなってしまうんです。
今日は、病棟の歩き方
まず、何から覚えればいいのか。その順番をお伝えします。
教科書をめくる手、疾患をまとめるノート。
一旦止めてここから先を読んでみてください。
明日から病棟で昨日よりも自信をもって立っていられるようになります。
頑張り屋さんの新人ほど「逆」から覚えている
真面目な新人さんほど、家に帰ってから一生懸命「疾患の勉強」をして、
分厚い「疾患まとめノート」を作りますよね。
もちろん知識は宝物です。
でも、その前に覚えるべき順番があります。これ、すごく大切です。
テストには出ません。でも、絶対に覚えてください。

人(誰に聞くか、誰がリーダーか)
場所(物品の配置、最短の動線)
流れ(タイムスケジュール、時系列)
業務(ケア、処置、記録)
知識(疾患、アセスメント)
「えっ、知識は最後でいいの?」と驚くかもしれません。
でも、考えてみてください。
点滴の指示が出たとき、疾患の機序を完璧に答えるよりも、
まず「点滴棒がどこにあるか」「誰にダブルチェックを頼むか」が
分からないと、患者さんの元へ辿り着けませんよね?
まずは「動ける体」を作ること。
この順番を守るだけで、あなたの心の余裕は劇的に変わります。
なぜ「勉強」から入るとしんどくなるのか
家で疾患を猛勉強する
現場に行く
でも、物品の場所が分からず探し回る
先輩に聞こうとするが、誰が担当か分からずまごつく
「何やってるの!」と怒られる
自信をなくして、また家でノート作りに逃げる
これ、かなりキツいですよね。

だから、その負のループを断ち切るために
「勉強」よりも「人」や「場所」を先に覚えることが大事なんです。
ここから先は、私が新人時代に「誰か教えてよ!」と叫びたかった、
具体的な「現場の歩き方」について深掘りしていきます。
「もう、分からないまま動くのがつらい」
「明日、少しでも胸を張ってナースステーションに入りたい」という方は、
ぜひこの先を読み進めてみてください。
あなたの努力を、空回りさせないための知恵を全部置いておきます。
ここからは、明日からすぐに使える覚え方を解説します。
現場で迷子にならないために
① 「人」:1日で全員覚えるのをやめる
まずは「今日、私を助けてくれる人」だけをロックオンしてください。

今日のリーダー: 最終的な判断を仰ぐ人。
自分の指導担当(プリセプター): 一番近くで教わる人。
一番話しやすそうな先輩: 「ちょっとこれどこですか?」と聞ける心の支え。
顔と名前を覚えるためのテクニック
メモの端っこに名前と特徴をセットで書いておきましょう。
名札をつけていない、つけていてもひっくり返って見えない人もいます。
顔を覚えられない人は身に着けているものをメモするといいです。
あとは自分が先輩と話したときや
先輩が患者さんは他のスタッフと話していた情報もメモしておくと、
名前と顔を覚えるのが苦手な人でも少しずつ覚えていけます。
「眼鏡・優しい」「テキパキ・少し怖い」
「ディズニーの名札」「ミニオンのボールペン」
「子供がいる」「どこに住んでる」
「誰に聞くか」が決まれば、パニックの5割は防げます。
② 「場所」:最優先は「探し物をゼロにする」こと
新人の仕事の半分は「物品取り」です。
処置カートの中身
リネン庫の場所
ME機器(輸液ポンプなど)の置き場
これらを「毎回同じ場所」に、目をつぶっても取りに行けるくらいまで意識して通ってください。「探さない=時短=心の余裕」です。
1つ1つがどこにあるかをメモする必要はありません。
病棟ではラベルが貼ってあり、点滴や処置グッズなどは整理されていることがほとんどです。
ただ、なにがどこにあるかを覚えるのが大切です。
たとえば酸素グッズは奥の倉庫、導尿セットはトイレ横の棚、
点滴のルートキープに必要なものは詰め所内の棚の中などざっくりでOK。
ジャンルごとに覚えて、少しずつアップデートしていってください。
③「流れ」:毎日の決まった業務を覚える
病棟ごとにそれぞれ時間は違いますが、
毎日大体同じスケジュールで一日は流れます。
朝礼、情報収集、点滴の準備、清拭、血糖測定、配膳、食事介助、休憩、点滴、申し送りなど。
病棟の業務として、まず何時頃に何をしているか。
それを把握したうえで、
自分の患者に今日どんなイベントがあるのかを考えるステップへあがります。
何時頃なにをやればいいか。
それを分かっているだけでも、見通しがついて少し余裕が出る気がしませんか?
ここまでがスタートラインです。
ここまで身に着けてから、みなさんが今まで身に着けてきた技術や知識をもとに患者を観察し、アセスメントして看護を実践していきます。
正直、スタートラインに立ってないのに④業務や⑤知識を覚えている新人さん、多いです。
そこからはじめると「頑張ってるのにしんどい」となってしまいます。
あなたの「知識」を「看護」に変えるために
最後にもう一度言います。
知識(疾患の理解)は最後でいいんです。
人を知り、場所を知り、流れに乗れるようになって初めて、
あなたの持っている知識が「あ、だからこの患者さんはこの数値なんだ!」
というアセスメントに結びつきます。
もちろん、全部できる人は全部覚えても大丈夫。
でも、そんなに焦らなくていいんです。
あなたはもう、十分に頑張ってきました。
今はただ、正しい順番で、一歩ずつ進めばいいんです。
【今日の宿題】
明日の朝、出勤したらまず「今日、一番話しかけやすそうな先輩」を
一人見つけて、心の中で「今日の私の救世主!」と命名してみてください。
明日のあなたが、少しでも深い呼吸で仕事ができますように。
あなたの新しい一歩を、私はずっと応援しています。
一緒に、少しずつ進んでいきましょうね。
改めましてこんにちは、ナツです。
このnoteを見つけてくださってありがとうございます。
私は12年目の看護師です。
呼吸器内科・呼吸器外科・コロナ病棟・外来などを経験して、
今は育休中に、看護師向けのGPTを作っています。
▼自己紹介として、簡単にこれまでの経歴をまとめました
▼このnoteの案内図はこちらにまとめています
▼新人さんにオススメの記事をまとめました。
▼新人さんにオススメのGPTはこちら。
そのほか、新人看護師さん向けの記事やGPTはこちらにまとめています。
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よければフォローしてもらえると嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
もしなにか質問があればこの記事に関することでも、そうじゃないことでもお気軽にどうぞ。
「こんなことで困ってる」、「こんなことを教えてほしい」など
どんなことでも大丈夫。教えてくださいね。
一緒に最初の一年を乗り切りましょう。
