4倍強い破れにくい障子紙で色あせ防止&長持ち!畳店が教える剥がれない張り方のコツ
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この記事のポイント
・ 4倍強い破れにくい障子紙の特徴とメリット
・ 紫外線を約90%カットし、畳や家具の色あせ対策に役立つ理由
・ カッターの刃をこまめに替えるなど、きれいに仕上げるコツ
・ 障子のりに補助剤を加えて、端から剥がれにくくする方法
「障子を張り替えても、子供やペットですぐ破れてしまわないか心配」
「せっかくなら長持ちする障子紙を選びたい」
と考える方も多いのではないでしょうか。

こんにちは、岩手盛岡の前田畳店です。
最近は、畳でも障子でも「できるだけ長持ちするものを選びたい」という方が増えているように感じます。
障子紙についても、普通のタイプより破れにくいものを希望されることが多くなりました。
そこで今回は、アサヒペンの「UVカット 4倍強い破れにくい障子紙」を取り上げます。
丈夫でUVカット機能もある便利な障子紙ですが、実際に貼るときは、カッターで切りにくかったり、紙の突っ張りで端が剥がれやすかったりする点に注意が必要です。
今回は、破れにくい障子紙の特徴と、きれいに剥がれにくく仕上げるための張り方のコツを紹介します。
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なぜ人気?「アサヒペン 4倍強い破れにくい障子紙」3つのメリット

1. JIS規格の約4倍の強度で破れにくく長持ち
アサヒペンの「UVカット4倍強い破れにくい障子紙」は、名前のとおり丈夫さが大きな特徴です。
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メーカーによると、障子紙のJIS規格で定められた破裂強さの下限値と比べて、約4倍の強さがあるとのこと。
一般的な障子紙より破れにくく、できるだけ長く使いたい家庭には気になる商品でしょう。
障子紙は、意外と日常生活の中で傷みます。
掃除機の先が当たったり、物を運ぶときに手をぶつけたり、子供が触った拍子に穴が開いたりすることも珍しくありません。
小さな穴でも一度開いてしまうと、そこから破れが広がる場合があります。
その点、最初から丈夫な障子紙を選んでおけば、ちょっとした接触による破れを減らしやすくなります。
最近、当店でも「普通の障子紙と破れにくい障子紙がありますよ」とご案内すると、破れにくいタイプを選ばれる方がかなり増えてきました。
以前はここまで多くなかった印象があります。
畳でも天然い草だけでなく、和紙や樹脂製の畳表を選ぶケースが増えていますが、障子紙も同じように「一度施工したら、なるべく長く使いたい」という方向へ変わってきているのかもしれませんね。
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張り替える回数を少なくしたい場合には、丈夫さを重視して選ぶのもひとつの方法になります。
2. 紫外線を約90%カットして室内の色あせ対策にも
この障子紙は丈夫なだけではありません。
UVカット加工が施されており、メーカーでは紫外線を約90%カットすると案内しています。
和室では、窓から入る日差しによって畳や家具の色が少しずつ変わっていきます。
特に日当たりの良い部屋では、窓際の畳と部屋の奥側を見比べると、色の違いが分かることもあるでしょう。
もちろん、障子紙だけですべての日焼けや変色を防げるわけではありません。
それでも、障子から入ってくる紫外線を抑えられるのは大きな利点ではないでしょうか。
障子そのものを長持ちさせるだけでなく、畳や家具など室内への紫外線にも配慮できる。その点も、この商品が選ばれる理由のひとつだと思います。
特に畳のある部屋では、破れにくさだけでなくUVカット機能にも注目しておきたいところですね。
3. 丈夫でも和紙らしい風合いが残っている
「破れにくい障子紙」と聞くと、ビニールのような質感を想像するかもしれません。
アサヒペンでは、この商品を「美しい和紙の風合いを持った破れにくい障子紙」と案内しています。
今回取り上げている品番5401は無地タイプ。幅94cm、長さ3.6mで、障子2枚分として販売されている日本製の商品です。
丈夫さを重視しながらも、障子らしい見た目を残せるのが良いところ。
プラスチック障子紙のようなタイプではなく、昔ながらの障子の雰囲気を大きく変えずに丈夫なものへ張り替えたい場合には、選びやすい商品になるでしょう。
和室は障子紙ひとつでも印象が変わります。
耐久性だけを考えるのではなく、部屋に入る光や和室らしい雰囲気も残したい。
そんな場合には、このような和紙の風合いを持つ丈夫な障子紙がちょうど良い選択肢になります。
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「4倍強い障子紙」を貼るときに素人が陥りがちな2つの失敗
破れにくくて丈夫なら、普通の障子紙より貼りやすそうに感じませんか?
ところが、実際の施工では少し違います。
紙が丈夫だからこそ、普通の障子紙ではあまり気にならなかった部分で失敗することがあります。
特に注意したいのが、カッターで切るときと、貼った紙が乾いたあとの2点です。
1. カッターの切れ味が悪くカット面がボロボロになる
破れにくい障子紙をきれいに仕上げるうえで、かなり重要なのがカッターの刃です。
丈夫な障子紙は紙そのものが強いため、切れ味の落ちた刃ではスパッと切れません。
途中で引っかかったり、紙を引っ張るような状態になったりすると、切り口が毛羽立ってしまいます。
最後まできれいに貼れたのに、端を切ったところだけギザギザになってしまうと、仕上がりが一気に悪く見えてしまいますね。
障子を自分で張り替える場合、カッター本体は用意しても、替刃までたくさん準備する方はそれほど多くないかもしれません。
しかし、ここはぜひ用意しておきたいところです。
当店で障子を切る場合も、切れなくなった刃を無理に使い続けることはしません。少し切れ味が落ちたら、先端をポキッと折って新しい部分を出します。
場合によっては、1本切ったらまた折るくらいでも構いません。
替刃は100円ショップなどで販売されているものでも大丈夫でしょう。10枚入りなどをひとつ準備しておけば、刃を惜しまず交換できます。
「まだ切れそうだから」と古い刃を使い続けるより、どんどん新しい刃を使ったほうが仕上がりはきれいになります。
破れにくい障子紙を貼るなら、替刃は多めに。
これは作業を始める前に覚えておいてほしいポイントです。
私の動画でも何回かカッターの刃についての事は解説しています。
よかったら↓
2. 紙の突っ張る力が強く端から剥がれてくる
もうひとつ気を付けたいのが、貼り終わったあとの剥がれです。
丈夫な障子紙は紙がしっかりしているぶん、乾燥したときの突っ張る力も強くなります。
貼った直後はきれいに見えていたのに、しばらくすると外側が浮いてくる。さらに進むと、端からハラハラと剥がれてしまうこともあります。
これでは、せっかく時間をかけて張り替えた意味がありません。
特に注意したいのが障子の外周部分です。
内側の細い組子よりも外周部分は紙の張力を受けやすく、のりの付き方が弱いと、その力に負けて浮いてくる場合があります。
丈夫な障子紙だからこそ、しっかり接着させておく必要があるわけですね。
普通の障子のりだけでも貼れますが、当店では破れにくい障子紙を施工するとき、のりにも少し工夫をしています。
次の章では、カッターの刃をどのくらいの頻度で交換するのか、そして障子紙が端から剥がれにくくなるように、のりをどう工夫しているのかを詳しく紹介していきます。
プロ直伝!「4倍強い破れにくい障子紙」をきれいに貼る施工のコツ

丈夫な障子紙は、ただのりを付けて貼れば終わりというものでもありません。
特に「4倍強い破れにくい障子紙」のようなしっかりした紙は、切るときのカッターと、乾燥後の突っ張りへの対策が仕上がりを左右します。
ここからは、当店で障子を施工するときに気を付けているポイントを紹介します。
コツ① カッターの刃は1本切るごとにポキッと折る
まず大事なのが、カッターの切れ味です。
これは先ほども触れましたが、破れにくい障子紙を貼るなら特に意識してほしいところ。
新しい刃で切るとスッと入るのに、少し使った刃では途中で引っかかることがあります。
そのまま無理に引っ張ると、切り口が毛羽立ったり、せっかく貼った紙を引っ張ってしまったりすることも。
そこでおすすめしているのが、カッターの刃を惜しまないことです。
1本切ったら先端をポキッと折る。それくらいの感覚でも構いません。
「まだ切れるから大丈夫」と思って使い続けるより、新しい刃をどんどん出したほうが結果的にはきれいに仕上がります。
替刃はホームセンターだけでなく、100円ショップなどでも手に入ります。障子を何枚か張り替えるなら、10枚入りなどをあらかじめ用意しておくと安心でしょう。
障子紙そのものにはお金をかけても、カッターの刃を節約して仕上がりを悪くしてしまうのはもったいないですね。
特に最後の余分な紙を切り落とす作業は、見た目を決める重要な工程。
よく切れる刃を使う。それだけでも、仕上がりはかなり変わります。
カッターの刃の折り方がわからないよ、といった方にも私の過去の動画で解説していますのでよっかたらご参考ください ↓。
コツ② 障子のりに速乾性の木工用ボンドを1〜2割ほど混ぜる
次に紹介するのが、のりの工夫です。
破れにくい障子紙は、乾燥したときの突っ張る力が比較的強くなります。
そのため、普通の障子紙と同じ感覚で貼ると、周囲から浮いたり剥がれたりすることがあるんですね。
当店ではこうした丈夫な障子紙を貼る際、障子のりに速乾性の木工用ボンド系の補助剤を少量混ぜる方法を使うことがあります。
目安は、のりに対して1割程度。状況によっては2割ほどにすることもあります。
特に意識したいのが障子の外周です。
内側の組子部分ももちろん大切ですが、周囲は乾燥後の紙の張力を受けやすいため、接着が弱いと浮きやすくなります。
そこで、外周を少し強めに接着しておくという考え方です。
普通の障子のりだけでは不安な場合に、少量の速乾性木工用ボンドを補助的に使うことで、紙の突っ張りに負けにくくなります。
ただし、入れれば入れるほど良いわけではありません。
木工用ボンドを大量に混ぜると、次に張り替えるときに剥がしにくくなる可能性があります。
最初からたくさん入れるのではなく、あくまで補助として少量を混ぜるのがポイントでしょう。
また、障子や下地の状態によって適した施工方法は変わります。目立たない部分で接着具合を確かめながら進めると安心です。
ちょっとした工夫ですが、破れにくい障子紙では意外と差が出る部分になります。
コツ③ 古い障子紙とのりをきれいに落としてから貼る
新しい障子紙ばかりに気を取られがちですが、実はその前の下地処理も重要です。
古い障子紙を剥がしたあと、桟や外枠に紙の繊維や古いのりが残っていませんか?
その上から新しいのりを付けても、接着が安定しない場合があります。
特に外枠に古い紙が薄く残っていると、新しい障子紙が木の部分に直接接着せず、古い紙ごと浮いてくることも考えられます。
まずは古い障子紙を水で十分に湿らせ、のりをふやかしてからゆっくり剥がしていきましょう。
無理に乾いた状態で引っ張ると、桟を傷めたり紙が細かく残ったりする原因になります。
障子紙を剥がしたあとは、濡れた布などを使って残ったのりや紙くずを取り除きます。その後、障子をしっかり乾かしてから新しい紙を貼ってください。
下地がきれいなら、のりも均一に付きやすくなります。
障子張りというと「新しい紙をどう貼るか」に目が向きますが、その前の剥がし作業を丁寧に行うことも、きれいに仕上げるための大切な工程です。
下記の動画もご参考に↓
施工前に準備しておきたい道具リスト
障子を張り替えている途中で「あれがない」と気付くと、作業の手が止まってしまいます。
特にのりを付けてから道具を探し始めると慌ただしくなるため、最初に必要なものをそろえておきましょう。
今回の「4倍強い破れにくい障子紙」を貼る場合は、次のような道具があると作業しやすくなります。
アサヒペン UVカット4倍強い破れにくい障子紙 品番5401 無地 幅94cm×長さ3.6m
障子のり
速乾性の木工用ボンドなどの補助剤
カッターナイフ
交換用の替刃
障子用カッターガイドや定規
のり刷毛
古い障子紙を湿らせるタオルやスポンジ
必要に応じて障子紙剥がし剤
この中でも忘れてほしくないのが替刃です。
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障子紙、のり、カッターまでは用意しても、替刃を準備していないケースは意外とあります。
今回のような丈夫な障子紙では切れ味が特に重要なので、カッター1本だけで最後まで切ろうとしないほうが良いでしょう。
また、商品は幅94cm×長さ3.6mで障子2枚分となっていますが、障子の大きさは住宅によって異なります。
購入前には実際の障子の幅と高さを測り、必要な長さが足りるか確認しておいてください。
道具を先に並べてから作業を始めるだけでも、障子張りはずいぶん進めやすくなります。
まとめ ちょっとしたプロのコツで「4倍強い障子紙」はきれいに貼りやすくなる
アサヒペンの「UVカット4倍強い破れにくい障子紙」は、JIS規格の破裂強さの下限値と比べて約4倍の強さがあり、さらに紫外線を約90%カットする機能を備えています。
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せっかく障子を張り替えるなら、できるだけ長く使いたい。そんな場合には候補に入れやすい障子紙でしょう。
ただし、丈夫な紙だからこそ施工には少しコツがあります。
特に覚えておきたいのは、カッターの刃をこまめに新しくすること。
そして、紙の突っ張りが強い場合には、障子のりに速乾性木工用ボンドなどの補助剤を少量混ぜ、外周の接着を補ってあげる方法もあります。
さらに、古い紙とのりをきちんと落として下地を整えておくことも忘れてはいけません。
障子張りは、一つひとつを見るとそれほど難しい作業ではありません。
しかし、切れないカッターを使ったり、古いのりを残したまま貼ったりすると、最後の仕上がりで差が出てきます。
少し面倒でも、下準備を丁寧にする。
これが結果的には一番の近道かもしれませんね。
もちろん、
「障子を外す時間がない」
「何枚も張り替えるのは大変」
「自分でやって失敗するのが心配」
という場合は、無理にDIYする必要もありません。
岩手県盛岡市周辺で障子の張り替えをご検討の際は、前田畳店までお気軽にご相談ください。


【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者10000人の襖系Youtuber
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く53歳
【前田畳店の紹介】
盛岡で創業60年の信頼と実績!
たたみ、ふすま、しょうじ、カベ紙、アミ戸の張替えリフォームは
畳製作技能士一級・畳訓練指導員、壁装技能士1級、2級在籍の
前田畳店・インテリアマエダ
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