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障子張り替えは100均で十分?枚数が多い時の「職人の選び方」と裏技

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こんにちは岩手盛岡の前田畳店です。

【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊 ・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主 ・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表 ・現在登録者10000人の襖系Youtuber ・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有 ・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く53歳


今年も残すところあとわずかとなりました。師走の足音が聞こえてくると、どうしても気になってくるのが家のあちこちの汚れや傷みではないでしょうか。特に和室の「障子」。

黄色く変色していたり、いつの間にか小さな穴が開いていたりするのを見ると、「年越し前にきれいにしたい」という気持ちが湧いてくるものです。

しかし、いざ張り替えようと思うと、まず頭をよぎるのはコストと手間の問題です。


初めての障子紙張り替えは不安だらけ

業者に頼めば確かにきれいになりますが、障子2枚で数千円、家中の障子をすべて頼めば数万円の出費になることも珍しくありません。そこで多くの方が検討するのがDIYでの張り替えです。

今回は、私がYouTube動画でも解説した「ダイソー(100円ショップ)の商品だけで、1000円未満で仕上げる方法」をまずは詳しくご紹介します。


そして、記事の後半では、「実は家に障子が20枚以上ある」「雪見障子や欄間などサイズがバラバラ」「とにかく失敗したくない」という方のために、私が実際に現場で使っている「選び抜かれた道具と紙」、そして作業効率を劇的に上げる「裏技」について、少し踏み込んだ内容をお伝えします。

まずは、誰でも手軽に挑戦できる100均活用術から見ていきましょう。

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■障子の張替えは1000円未満で本当にできるのか?100均で揃える最強の道具たち

まず結論から申し上げますと、障子の張り替えはダイソーなど100均の商品だけできれいに仕上げることが可能です。

私が実際に店舗で厳選し、検証した結果、総額887円(税別)で必要な道具がすべて揃いました。これから紹介する道具は、コストを抑えつつも、職人の視点から見て「これなら使える」と判断したものです。


・障子紙は「一枚張り」を選ぼう!

まず一番大切な障子紙ですが、ダイソーにはいくつかの種類が置いてあります。ここで絶対に間違えてはいけないのが、「紙の幅」です。

細い幅の紙を継ぎ接ぎして貼るタイプもありますが、これは手間がかかる上に仕上がりがどうしても安っぽくなってしまいます。

必ず選んでほしいのは、障子1枚分がまるごと貼れる「一枚張り」タイプです。

最近では2枚入りで300円という商品もあり、以前より少し値上がりはしていますが、それでも驚異的な安さです。この大きいサイズの紙を選ぶことが、失敗しないための第一歩です。

関連商品のリンクもこの記事では貼っていくのでよろしければ御覧ください。

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・剥がし作業の救世主「スクレイパー」

次に重要なのが、古い紙を剥がすための道具です。私が強くおすすめしているのが、刃幅65mmのスクレイパーです。

これがあるのとないのとでは、作業効率が天と地ほど違います。古い糊が桟(さん)に残ってしまった時、このスクレイパーがあれば軽い力でカリカリときれいに削ぎ落とすことができます。

職人も愛用する形状に近く、人気商品のため売り切れていることも多いですが、見つけたら即購入することをおすすめします。

最近ではネット通販でも良い商品が売られているのでぜひご参考ください。

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・その他に必要な道具一式

あとは、「障子のり」、「カッター」、「定規」です。糊はチューブタイプのものが使いやすく、カッターは替え刃がついているタイプを選べば経済的です。

定規はできれば透明で、長さが50cmから1mほどあるものが作業しやすいでしょう。これに自宅にある霧吹き、雑巾、スポンジを加えれば、準備は完了です。これだけの道具を揃えても1000円でお釣りが来るのですから、試してみる価値は大いにあります。


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■障子張り替え30年の職人が教える「剥がし」と「下地作り」の極意

道具が揃ったら、いよいよ作業開始です。まずは古い障子紙を剥がす工程からですが、ここにも職人ならではの知見があります。


・「お湯の方が剥がれやすい」は本当か?

お湯も悪い事はないが、気を付けてつかいましょう。


よく「糊をふやかすには水よりお湯の方が良い」という話を聞きます。しかし、私が30年以上、現場で試行錯誤してきた結論をお伝えすると、水でもお湯でも効果にほとんど差はないと個人的には感じております。

厳密に言えばお湯の方が糊の溶解は早いかもしれませんが、作業全体で見れば微々たる差です。わざわざお湯を沸かして運ぶ手間をかけるくらいなら、水道水を霧吹きに入れて、たっぷりと桟に吹きかけるだけで十分です。

大切なのは温度ではなく、「水をかけてから糊がふやけるまで3分〜5分しっかり待つ」という「時間」です。

夏場は乾きやすいので、乾く前に霧吹きで追ってあげて湿らせた状態を作ってあげるのがポイントです。


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・見落としがちな「組子の上側」の掃除

紙を剥がした後、桟を水拭きしてきれいにしますが、ここで多くの人が見落とすポイントがあります。それは障子の「上側の桟」です。

組子の上にはホコリがたまっているので貼る前に掃除しておく。


普段の生活では目線より上にあるため気づきにくいのですが、ここには長年の埃がびっしりと溜まっています。

この埃を放置したまま新しい紙を貼ると、後で埃が落ちてきて紙と桟の間に入り込み、接着不良の原因になります。

剥がした直後の濡れている状態で、この上部もしっかり拭き取っておくことが、長く持つ障子にするための秘訣です。



■失敗を防ぐ最大の秘訣「捨て糊(すてのり)」とは

ここが今回の無料パートで最もお伝えしたい、職人のテクニックです。安い障子紙を使う場合、どうしても紙の強度が弱いため、乾燥する際の収縮に負けて剥がれてくることがあります。

特に四隅からの剥がれは、見た目も悪く、補修も面倒です。これを防ぐために行うのが「捨て糊」です。


・捨て糊の具体的なやり方

方法は非常にシンプルです。本番の糊付けをする前に、一度、指で薄く糊を桟に塗ります。特に剥がれやすい四隅や外枠を中心に行います。

そして、塗った糊を一度雑巾で拭き取り、完全に乾かします。「えっ、拭き取っていいの?」と思われるかもしれませんが、これで良いのです。

木材の表面に薄い糊の膜を作ることで、本番の糊付けの際に水分が木に吸い取られすぎるのを防ぎ、接着力を格段に高める効果があります。

いわば、塗装におけるプライマー(下塗り)のような役割です。このひと手間をかけるだけで、100均の糊と紙でも、驚くほどしっかりと接着し、後からペロンと剥がれてくるトラブルを防ぐことができます。

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■100均障子紙の貼り付けから仕上げまでの流れ

捨て糊が乾いたら、いよいよ本番の貼り付けです。


・糊付けは「中(組子)を最初に、そして外の周り縁へ」

糊は、まず中の細かい桟からつけていき、最後に外の周り縁につけます。外枠は一番剥がれやすい部分なので、糊をたっぷりと、できれば2度塗りするくらいの気持ちでつけると安心です。


邪魔なので切るのがおすすめ


糊のチューブについている内キャップ(ピロピロした部分)は、作業の邪魔になるので思い切って取ってしまうのが職人流です。その方が糊の出が良く、スムーズに作業が進みます。


・マスキングテープで固定して転がす

一人で貼る場合、紙が斜めになってしまうのが最大の悩みです。そこで活躍するのがマスキングテープです。

障子紙の先端を障子の上枠に合わせて、マスキングテープで3箇所ほど仮止めします。位置が決まったら、そのままゆっくりと紙を転がしていくだけです。これなら誰でも真っ直ぐに貼ることができます。


・障子紙のカットと仕上げの霧吹き

貼り終えたら、余分な紙をカットします。よく切れるカッターで定規を当てて切るのがコツです。

そして最後に、全体に霧吹きをかけます。これは単に湿らせるだけでなく、紙が乾燥して縮む力を利用して、太鼓のようにパンと張らせるための工程です。

ただし、かけすぎは厳禁です。ふわっと霧がかかる程度にし、あとは自然乾燥を待ちます。ストーブなどで急激に乾かすと、過度な収縮で剥がれてしまうので注意してください。


画像は50点。畳が濡れるので新聞紙など敷いて、建付ける前にきりを吹きましょう。

ここまでが、100均グッズを活用した基本的な張り替え方法です。障子が2〜4枚程度であれば、この方法で十分に美しく、安く仕上げることができるでしょう。

しかし、もし家中の障子、例えば20枚近くを張り替えるとなると、話は少し変わってきます。次のパートでは、枚数が多い場合や、より完璧な仕上がりを求める場合に知っておくべき「職人の選択」についてお話しします。



この続きは、有料(300円)となります。


正直に申し上げますと、100均の道具だけで20枚もの障子を貼るのは、かなりの根気と体力が必要です。慣れていない方だと、途中で嫌になってしまうかもしれません。

そこで次のパートでは、忙しい年末に、少しでも

「時短」で、なおかつ「失敗なく」
仕上げるための、職人の道具選びとテクニックを伝授します。


価格は300円。缶コーヒー約2本分です。これを知っているだけで、面倒な張り替え作業が驚くほどスムーズに進むようになります。

「せっかくの年末年始、きれいな障子で迎えたいけれど、苦労はしたくない」という方は、ぜひ職人の知恵を活用してください。


【お支払い方法について】

noteでは、以下の多様な決済方法がご利用いただけます。ご自身の使いやすい方法をお選びください。

  • クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

  • 携帯キャリア決済(d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い)

  • PayPay

  • LINE Pay(Webブラウザ版のみ)

  • Apple Pay / Google Pay(各アプリ版のみ)

※お使いの環境(スマホアプリ、PCブラウザ等)によって利用できる決済方法が異なります。購入画面で表示される選択肢からお選びください。


一生使える職人の技術を、ぜひこの機会に手に入れてください。それでは、有料エリアでお待ちしております。


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