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プロレスラー・O-MENZ隈取とは何者なのか?【O-MENZ隈取誕生日企画】

6月19日はO-MENZ隈取の誕生日である。

O-MENZ 隈取

隈取と言えば、2024年にDDTプロレスリングでプロレスラーとしてデビューしたことでも知られている。

しかし、プロレスファン・DDTファンの皆さんの中には、「O-MENZって何?」「隈取って誰?」という人も多いのではないだろうか。
最近DDTに他業界から参戦している選手と言えば、7月に入団を発表したTHE RAMPAGEの武知海青、2.5次元俳優として活躍する桜庭大翔などが挙げられる。その中でも、O-MENZ隈取についてはネット上に情報がやや不足しているように感じた。

そこで今回は、プロレスをきっかけに隈取を知った人に向けて、O-MENZファンの視点からO-MENZと隈取の紹介をしたいと思う。これをもって筆者なりの誕生日企画としたい。

@o_menz_2nd

多分日本のダンスチームの中ではトップレベルでビッグ3強い💪 ※ダンス一筋の面バーが1名 #筋トレ#オーメンズの日常

♬ O-MEN - O-MENZ

O-MENZ(オーメンズ)とは?

O-MENZは、男性5人組のストリートダンスグループだ。メンバーは般若(はんにゃ)、おかめ、隈取(くまどり)、狐(きつね)、阿形(あぎょう)。

O-MENZ。左から隈取、おかめ、般若、狐、阿形

2020年にTikTokへのダンス動画投稿から活動を始め、SNSをメインフィールドに人気を獲得してきた。

2023年からはオリジナル曲を配信リリースして、活動の幅を広げている。2024年12月28日『Ultimate Party 2024』両国国技館にて隈取がプロレスデビューした際にほかのメンバーが駆けつけて披露した曲は、彼らのファーストシングル『O-MEN』だ。ライブでの定番曲でもある。

2025年5月24‐25日にはLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンライブを2days開催し、両日ともソールドアウトさせている。

O-MENZの特徴

O-MENZの特徴は、なんといってもお面をつけていることだ。隈取はプロレス参戦の際にはプロレス用のマスクをかぶっているが、普段は5人とも伝統芸能で使用されるような雰囲気の硬質のお面をつけている。ダンスパフォーマンスを行う際にも、それ以外の場面でも、公の場でこのお面を外して素顔を見せることは一切ない。(ちなみに現在つけているお面はクラウドファンディングで作成したものだ)

また、全員がO-MENZ結成前からプロのダンサーであったという点も大きな特徴である。リーダーでありプロデューサーでもある般若が、ダンス仲間に声をかけてO-MENZを結成したのだそうだ。つまり、最初から高いダンススキルが約束されたグループであったというわけだ。

別名は「ダンステロリスト集団」。街中にゲリラ的に現れ、踊って去っていく姿はまさにダンステロリストと言っていい。(ただし、O-MENZはここ1年ほどで急激に人気が上昇したため、こうしたゲリラ的活動は最近はほとんど行われていない)
また、この別名に伴い、ファンは「共犯者」と呼ばれるほか、メンバーへのプレゼントは「不審物」、ファンクラブは「犯行計画書」など、やや物騒なネーミングが多い。

O-MENZの正体

O-MENZのメンバーは、本名、年齢、素顔などは一切公開していない。これはプロレスの覆面レスラーにも近い形ではないかと思う。ただ、O-MENZの「中の人」に関しては、一般的な覆面レスラーよりもかなり秘匿性が高いと考えてほしい。

前述の通り、メンバーはもともと公に活動しているダンサーであるため、正体をある程度推測できてしまうのが実情だ。ただ、O-MENZのメンバーは「中の人」の匂わせのような言動は一切しない。逆もしかりで、特定のダンサーが自らをO-MENZだとほのめかすというようなこともない。そのため、ファンである「共犯者」たちも、その多くは「中の人」については表立って言及しないことを是としている。(各々、SNSの非公開アカウントを作成したり、O-MENZのファンアカウントとは別のアカウントで発言したりといった「住み分け」をしている例が散見される)

覆面レスラーの場合、その正体についてファンがオープンな場で予想をしたり、本人が「○○とは別人ですよ(笑)」などと発言したり、後にマスクを取って正体を明かしたり、といったケースも多いのではないだろうか。O-MENZの場合、こうしたケースはまずないと言っていい。そのあたりのセンシティブさをなんとなく理解いただけると幸いである。

※実際、初戦で「マスクを剝がされそうになる」という覆面レスラーにはおなじみの展開があった時には、「共犯者」たちは真剣にハラハラしたと思われる。

O-MENZ公式TikTokサブアカウント「オーメンズの日常」より(https://www.tiktok.com/@o_menz_2nd/video/7453770047752916231)
O-MENZ公式TikTokサブアカウント「オーメンズの日常」より(https://www.tiktok.com/@o_menz_2nd/video/7453770047752916231)

隈取とは?

それでは、隈取個人についても紹介していきたいと思う。

O-MENZ 隈取

歌舞伎の隈取模様の面を着用。いかついキャラクターの漢気あふれる人物だ。ファンからは「隈ちゃん」「団長」などと呼ばれている。よく頭にドゥーラグをかぶり、ツナギやBBOY風の衣装を身にまとっている。

O-MENZは各人で得意なダンスジャンルが分かれていることが特徴なのだが、隈取の担うジャンルはブレイクダンス。リングでもよく披露している、床でクルクルと回る姿が印象的なダンスだ。自慢の肉体を活かした力強さが持ち味である。

プロレス参戦以前から筋肉が自慢。ジム通いが趣味で、ライブのMCで「本番前にジムに行った」と話していたことも。同じく筋トレが趣味の狐と踊る『お願いマッスル』は、ふたりの肉体美を堪能できる演目として「共犯者」の間でコアな人気を誇っている。ふたりともベンチプレス100kg、デッドリフト200kgとのこと。

ちなみに今の隈取は2代目だ。O-MENZは2020年に6人で結成され、2021年に烏天狗が、2022年に初代隈取・初代狐が卒業。そのお面を引き継ぎ、リーダー般若のスカウトによって2022年8月に2代目隈取・2代目狐が加入したという形である。
途中加入とは言え、メンバーの阿形とは幼馴染(保育園が同じとのこと)、2代目狐とは高校から付き合いがあり、チームワークはバッチリだ。

メンバーカラーはオレンジ。隈取のファン「隈取軍団」たちもオレンジを身につけていることが多い。プロレスの観客席にオレンジ色の服を着てペンライトやうちわなどを持った人がいればそれはおそらく「隈取軍団」だ。

O-MENZ

他にもTikTok動画担当50m走6.0秒元ジャニーズ……などお伝えしたいことはまだまだあるが、この辺にしておく。

隈取プロレス参戦の軌跡

プロレスデビュー発表

2024年11月3日、プロレスデビューを発表。詳しい経緯は不明だが、髙木三四郎副社長と人づてで会い、プロレスにチャレンジしたいと話したそうだ。

この発表日はO-MENZ初の全国ツアーの最終日でもあった。
「共犯者」たちの反応としては、先述の通り筋肉キャラとして通っていたため納得感はあったが、怪我を心配する声も多かったように感じる。

2024年11月23日、デビューを前に東京都・後楽園ホール DDTプロレスリング「Get Alive 2024」にて平田一喜の試合後に乱入。リング上でブレイクダンスを披露した後、平田とタッグを組むことが発表された。

※隈取はこの2日前に、「どうやらDDTにはダンスが得意な選手がいるらしいな」と匂わせツイートをしている。

ちなみに隈取は、プロレスデビューが決まってから当日まで、参戦についてはほとんど語っていない。参戦3日前に生配信のコメントで「痩せた?」「絞ってる?」と言われた時も、黙って立ち上がりポーズを取った程度だった。(メンバーのおかめからは「めっちゃ練習してるもんね」と暴露されている)
さらにこの時はフリーライブツアー「百戦錬磨-賽-」の最中で、O-MENZは毎週のようにライブを行っていた。参戦2日後の2024年12月30日にはファンミーティングも控えており、そのダンス練習も並行して行っていたと思われる。

2024.12.25 O-MENZ TiktokLiveクリスマス配信

デビュー戦(2024年12月28日)

そして2024年12月28日、両国国技館「Ultimate Party 2024」にてデビュー。平田一喜&隈取vs大石真翔&彰人というカードで、ほかのメンバーが見守る中、見事勝利を収めたのだった。(紹介アナウンスの「Brave of O-MENZ」はライブでの自己紹介時に隈取が名乗る肩書きである)

@ddtprotiktok

#omenz #隈取  DDTのリングに登場‼️ #ddtpro#prowrestler#prowrestling#プロレス#プロレスラー フル動画はプロレス動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で検索🔍

♬ オリジナル楽曲 - DDTプロレスリング - DDTプロレスリング

個人的な感想としては、O-MENZの中にいるとワイルドに見える隈取が、リングの上では精密で華麗で美しいことに非常に感動した。プロレス技といえば豪快で体ごとぶつかっていくようなイメージを持っていたが、隈取の技はどれを取っても美麗で計算され尽くしているように感じた。ただ、それを成立させているのはその技を受け止めるレスラー達とDDTという懐の広い場所なのだろうとも思う。

以下は当日の試合動画が見られるプロレス配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」(有料会員登録が必要)(余談だがこの試合を待っている間に筆者が愛するアニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」の参戦が発表され筆者はPCの前でひっくり返った。推しと推し、同時にDDT参戦すな)

当日のプロレスニュースサイトの記事。

初戦を終えた隈取のコメント。(ファンクラブブログは有料会員限定コンテンツだが、時折全体公開で記事を掲載することがある。以下の記事は全体公開のため会員以外も閲覧可能)

プロレスデビューの裏側の動画。「共犯者」たちもこの動画で初めて、練習の様子や5kg減量していたことなどを知る。

減量した理由としては、自分より体が大きいプロレスラーに勝つために「キレと機動力を出す事を意識した」からだと述べている。

試合2日後の2024年12月30日に行われたファンミーティングでは、平田メガネを取り出して狐とともに「TOKYO GO」を踊る一幕もあった。会場、大ウケ。

第二戦(2025年4月6日)

2025年4月6日後楽園ホール「CHANGE AGE 2025 ~4月は僕の嘘~」。対戦カードはMAO&平田一喜&隈取vs勝俣瞬馬&夢虹&須見和馬の6人タッグマッチ。

(ライブでの自己紹介「Brave of O-MENZ、この俺が隈取だ。ぶちかます。以上」より)

残念ながら試合は負けてしまったが、前回同様華麗な空中技を見せてくれた。

この技は夢の中で考えたとのこと。

プロレス配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」試合動画。

試合後のファンクラブブログ(全体公開)。

試合後に投稿されたショート動画。ダンスをやるために生まれてきた(?)

第三戦(2025年6月29日)

2025年6月29日後楽園ホール「KING OF KINGS ~嵐の6月決戦~」にてHARASHIMA&隈取vsMJポー&イルシオンの試合が予定されている。

覆面レスラーの多さに般若も困惑。

プロレス配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」配信予定リンク。

6月19日現在、まだチケットが残っているようだ。現地で応援する場合はこちら。

https://l-tike.com/order/?gLcode=36209

最後に

筆者はプロレスには疎く、これほどしっかりと試合を見たのは隈取デビュー戦が初めてだ。漠然と「熱く激しい」というイメージを抱いていたため、DDTプロレスのエンタメ性と華やかさに驚かされた。機会があれば現場にも行ってみたいと思っている。

隈取とタッグを組んだMAOが、先日のインタビューで「プロレス界の外にDDTを届ける」存在として隈取の名前を挙げていた。

同様に、O-MENZのファンとしては、隈取がO-MENZファン以外にO-MENZを知らしめる存在であってほしいと願っている。プロレスファンの皆さんならもちろんご存じと思うが、人の肉体が躍動するさまをナマで見る感動は何物にも代えがたい。ナマで見るダンスの面白さを、ダンサーとしての隈取の魅力を、この機会に味わってみてはいかがだろうか。

現在O-MENZは、フリーライブツアー「百戦錬磨-進-」で全国行脚中。このイベントは基本的に無料(施設入場料を除く)なので、お近くの現場があれば足を運んでみてほしい。

ただ、ここ1年ほどで人気が急上昇したO-MENZは、フリーライブに行くと前方の席は朝から埋まってしまっていることがほとんどだ。インスタグラムでライブを生配信することもあるので、まずは配信を見てみるのもいいかもしれない。

さらに、2026年2月22日には東京国際フォーラム ホールAにて次のワンマンライブが決まっている。自身初の5000人規模のホールだ。チケットはまだ発売されていないため情報を待とう。

隈取は熱い男ながら秘めた優しさや細やかな気遣いも持ち合わせており、さらに陰での努力を怠らない人物だ。プロレスラーとしての隈取も、ダンサーとしての隈取も、これからさらに進化していくことだろう。この記事が彼の活躍を広める一助になることを願い、誕生祝いの言葉に代えさせていただく。


※O-MENZについてもっと知りたい方はこちら。

※2025.5.24-25.ワンマンライブ「ALL IN」ライブレポ。ストリートダンスグループのライブにゲストで登場したのは本物のお坊さんだった。


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