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「データで送って」と10回言ってもレターパックでクシャクシャの領収書を送ってくる社長への、一番平和な対処法

全国の経理担当の皆様、そして会計事務所の中の皆様、今月も本当にお疲れ様です。

今日もどこかのオフィスで、こんな会話(あるいは心の絶叫)が響き渡っているのではないでしょうか。

「社長、今月からはインボイスや電帳法の兼ね合いもあるので、領収書はスマホで綺麗に撮って、チャットで送ってくださいね。その方がお互いラクですから!」 「おう、分かった!これからはデータ化だな!任せとけ!」

そんな頼もしい返事をもらった数日後。 郵便受けに届く、パンパンに膨らんだ赤か青の封筒。

そう、レターパックです。

恐る恐る開封すると、中から出てくるのは、ポテトチップスを食べた手で触ったかのような油染み付きのレシート、財布の底で3ヶ月熟成されたとおぼしきクシャクシャの領収書の山。

「ごめん!忙しくてデータ化できなかったから現物送るわ!よろしく!」

……あの元気な返事は一体どこへ行ったんだ。 「よろしく!」じゃないんだよ。笑

なぜ社長は「データで送って」を守れないのか?

怒る前に、まず敵(社長)を知りましょう。なぜ彼らは1枚ずつ綺麗にスキャンして送れないのか。理由はシンプルです。

「めんどくさいから」

これに尽きます。社長の本業は売上を作ること。彼らにとって、レシートを1枚ずつシワを伸ばし、カメラのピントを合わせ、1枚、2枚、3枚……とチャットに添付する作業は、苦行以外の何物でもありません。3枚目を過ぎたあたりで「あー!もう無理!レターパック詰めて送るわ!」ってなるんです。

つまり、どれだけこちらが「データで送って」と正論を10回唱えても、作業の「めんどくささ」が社長のキャパを超えている以上、このレターパック爆弾は毎月止まりません。

正論で殴り合っても、お互いストレスが溜まるだけ。 じゃあ、どうすればいいのか?

ここで僕が行き着いた、「誰も傷つかない、一番平和な対処法」を提案します。

結論:諦めて「世界一ハードルの低いルール」に変える

社長に「1枚ずつ綺麗にデータ化しろ」と言うのを、今すぐ諦めましょう。 その代わり、ルールをこう書き換えます。

「社長、机の上にレシートを何でもいいから並べて、スマホで上から連写して、その写真をそのままチャットに投げてください。クシャクシャのままでいいです」

これだけ。1枚ずつスキャンさせるからやらないんです。「並べて連写してドロップするだけ」なら、どんなにズボラな社長でも30秒で終わります。

「いやいや、そんな雑なまとめ写真送られてきたら、こっちの入力が地獄になるじゃん!」 そう思いましたよね。

普通ならそうです。画像を開いて、拡大して、日付を見て、店名を見て、ポチポチ手入力……。 でも、ここからが「処理する側(僕ら)」の裏ワザです。

社長がサボったツケは、最新のAIに払わせる

社長から送られてきた「適当に並べて撮った連写写真」。 これを、僕が自作したGoogle Apps Script(GAS)の専用ツールに一括でドラッグ&ドロップします。

すると何が起きるか。

  1. ツールが複数画像をA4サイズに綺麗に収めた1つのPDFに自動結合する

  2. 最新のAI(Gemini 3.1 Flash-Lite)が、まとめ写真の中から1枚1枚のレシートを自動で認識・分解する

  3. 「年月日」「勘定科目」「金額」「内容」「取引先」をパパッと解析して、弥生会計にそのまま取り込めるCSV形式で吐き出す

そう。社長には「極限までサボって並べて撮るだけ」にしてもらい、こっちは「届いた画像をドロップするだけ」で、一瞬で弥生会計への入力が完了するパイプラインを裏で組んでしまうんです。

これなら、社長は「怒られないしラクだし最高!」、こっちは「手打ちの苦痛から解放されて最高!」という、誰も傷つかない優しい世界が完成します。

実務の「泥臭さ」に寄り添うツール、作りました

世の中の偉いシステムは「綺麗なPDFでアップロードしてください」と言いますが、現場のリアルはそんなに美しくありません。クシャクシャの紙と、言うことを聞かない人間との戦いです。

だからこそ、その泥臭さをシステム側でカバーするためにこのツールを作りました。

「ガソリン代はすべて車両費にして」といったマニアックなマイルールも、日本語でメモ欄に書き込むだけでAIがその通りに動いてくれます。しかも、Googleの無料枠を使って動かすので、毎月のシステム利用料は完全0円です。

「もうレターパックの山に絶望したくない」 「社長に11回目の『データで送って』を言うのに疲れた」

という経理マン・会計事務所の皆様。 GASにコピペするだけで5分で導入できる、この「領収書一括処理パイプライン V4.12」の完全版ソースコードと設定手順を、別記事で公開しています。

実務を限界までサボるための武器として、ぜひ役立ててください!

👇 レターパックから解放される完全版コードはこちら


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