フィンランドの先生と話した「学級づくり」で大切にしていること
学校見学2日目を迎えました。
本日は、小学4年生の音楽の授業を見学させてもらいました。

授業は、みんなで歌を歌う時間がメインでした。
私の好きな教科書に載っている曲、先生が好きな曲、子どもたちが好きな曲、それぞれが自分の好きな曲をチョイスしながら、授業が進んでいました。
ちなみに以下の曲が私の好きな曲は「minun ystäväni(私の友達)」です。
また、授業の終わりに、授業で一番大切にしていることを聞きました。
「授業では、Good atmosphere(良い雰囲気)をつくることを大切にしています。良い雰囲気とは、学級全体で一緒に学べる雰囲気です。授業中に子どもたちが学びを楽しんでいたり、このクラスは良い仲間だと感じれる学級づくりを大切にしている。」
と話していました。
フィンランド語では、"yhteisöllisyys"(共同性)と言います。
*共同性とは、人と人との間に生まれるつながりの感覚(所属感)や相互作用、そして共に何かを行うことによって生まれるものであり、安心感や幸福感を生み出すものです。
実際に、出会った担任の先生は、新学期が始まったとき、いきなり授業を始めないと話していました。
まずは、お互いのことを知るために、外に出てサッカーをしたり、アクティビティをすることを大切にしています。授業を進めていくための土台ができて、ようやく「It's time to teach.」と話していました。
もちろん、授業の中でお互いのことを知るという考え方もありますが、遊びやアクティビティの中だからこそ育まれる関係性もあると話していました。
学級の中でも、安心感を育むことを大切にしているのが、実際の教室の雰囲気からも伝わってきました。
また、放課後に校長先生と、学校の目的についてインタビューをしている人の話を聞きました。
校長先生は次のように話していたそうです。
学校は、安全な環境(Safety environment)をその後自分で築けるようになるためにある。
そして、安全な環境を自分で構築するためには、2つの大事な視点があることを話します。
① 適切なコミュニケーションがとれること
② 適切なコミュニティに属せること
この適切なコミュニティというのが、先ほど紹介した小学校の先生が話していた、授業づくりで大切にしている"yhteisöllisyys"(共同性)の考え方であるのかなと思います。
そして、適切なコミュニティに属するというのは、よいコミュニティを選ぶという感覚よりも、その共同体の中で、よりよいコミュニティを共に育んでいく一人である感覚を育むことが大切であると思いました。
そのためには、自分をどういう人間なのかを理解することが大事になります。さらには、人とコミュニケーションを取ることで自分自身がどういう人間かを知ることにも繋がります。
そういったことを学ぶために授業がある。
というような話でした。
今回の旅で、よく耳にするキーワードは「安全(Safety)」。学校の目的について尋ねると、保護者、担任、教員に共通して返ってきた答えはシンプルなものでした。
シンプルなもの程大事で、文化として根付くまで継続することは、難しいのではないのかなと。
残り2日間の学校見学でも何かを五感で学び、気づきを発信していこうと思います。
いつも読んでいただきありがとうございます!
moimoi!!!
