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子どものためじゃなくて、私が楽しむために始めたこと

私は人見知りで、口下手です。

新しい人との関係を築くのも苦手。
知らない環境に行くのも怖い。

だから基本的に、
「慣れた場所」「決まった人」とだけ関わっていたいタイプです。

長女が「バスケ部に入りたい」と言った日

長女が、バスケ部に入りたいと言い出しました。

私はスポーツが好きではありません。
運動ができないわけじゃない。

ただ、団体競技そのものが苦手です。

人がたくさんいる空間にいるだけで疲れるし、
保護者として応援に行くことを想像するだけで、しんどくなる。

周囲の視線が気になる。

私がバスケをするわけじゃなくて、
ただ、バスケをしている娘を見守るだけ。

でもそこでもまた、
「良い母」を演じなきゃいけない気がしてしまう。

娘の友達のママに、いいお母さんだと思われたい。
悪口なんて言われたくない。

だって部活に参加しても給料がもらえるわけじゃないのに、
嫌われないために無理して笑顔を作ってしまう自分が想像できるから。

私は、人が怖い。

危害を加えられないように、
“良い人”を演じてしまう。

「演じること」は昔からのクセだった

仕事でも同じでした。

危害を加えられないように、
働き者の自分を演じる。

陰口を言われても、仕事に集中して気を逸らす。
給料がもらえるし、頑張れば評価される。

でも、良いママを演じても見返りはない。

子どものためだけに、
私が苦手な環境に飛び込む。

それは、たぶん耐えられない。

陰口を叩かれたら、心が折れてしまう。

ディズニーシーで見た、小さな出来事

そんな時、家族で旅行に行きました。

ディズニーシーからの帰り道。
遊び疲れた娘が、バスの中でフラフラしながら立っていました。

すると、中国の方が席を譲ってくれたんです。

息子は少し中国語をかじっていたので、
得意気に「謝謝」と言いました。

娘は目をキラキラさせながら、

「中国語でありがとうって何て言うの?」
「もっとちゃんと感謝を伝えたかった」

そう私に聞いてきました。

その瞬間、昔の自分を思い出しました。

本当は、海外に憧れていた

昔の私は、海外に憧れていました。

語学留学してみたい。
違う世界を見てみたい。

でも、一人で新しい環境に飛び込む勇気がなかった。

社会に出てからは、どんどん心が削られていって、

「死にそうな顔してる」
そんな陰口を言われたこともあります。

私は自分に自信がありません。

人見知りで、口下手で、人が怖い。

傷つきたくなくて、
新しい場所に行く勇気を失っていきました。

バスケ部から気持ちを逸らしたくて

正直に言うと、
長女をバスケ部から気を逸らしたくて、中国語を一緒に学ぼうと思ったところもありました。

でも、語学ってアウトプットする場所がないと続かない。

どうしようかなと思っていた時に浮かんだのが、

「子どもと一緒なら行けるかもしれない」

という気持ちでした。

勇気を出して、多言語交流会へ

知らない場所。
知らない人たち。

怖かった。

でも、子どもたちと一緒なら少しだけ勇気が出ました。

思い切って、多言語交流会に参加しました。

気づけば、

「今度は海外のディズニーに行こう!」

そんな目標を家族で話すようになっていました。

子どものためじゃなくてもいい

外国語を勉強することで、

「どこでもやっていける」

そんな自信が、少しずつ生まれてきています。

子どもたちの視野も広がってくれたらいいなと思う。

でも今は、こう思っています。

理想の母になるより

子どものために必死に“理想の母”になるより、

私が、自分の人生を楽しんでいる姿の方が、
子どもに伝わるものがある。

「子どものために」じゃなくて、

私がやりたいことに、子どもたちを巻き込む。

その結果、
子どもたちの未来につながっていたら、それでいい。

今の私は、そんな気持ちで、
少し気楽にママをやっています。


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