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「映え」も「いいね」も、必要ない|FUJIFILM X-E3+XF27mmF2.8 R WR

思えばこの数年間、写真を撮るときはずっと「映え」と「いいね」に胸を急き立てられていた気がします。

写真が好きだから撮るのではなく、SNSにアップするために撮る。いいねをもらうために撮る。
褒めてもらうために撮る。

数年前の写真は
どれも大幅に色を弄っている

他人の承認がないと自分の写真が良いのか悪いのかすらわからない。SNSには自分よりいいねの数が多い人は星の数ほどいる。自分に足りないものを突きつけられる。技術、センス、機材。

少しでも多くいいねをもらうために劇的な写真を撮らなきゃ、と中身が空っぽの頑張りをして疲弊し、カメラから離れたこともありました。

極端な話、僕は写真なんて撮ってなかった。
SNSのことしか考えていなかった。

「ふつうの写真を撮ろう」と決めたら、写真が楽しくなった。

この前書いたように「フィルムっぽい写真」をやめました。

色をゴチャゴチャいじらずに、適切な露出、ホワイトバランス、コントラストにする。それだけ。

そしたら、写真がとても楽しくなりました。

(ふつうの写真って、こんなに綺麗だったんだ……)

映えもいいねも、どうでもよくなりました。
写真を撮るのが楽しくて仕方ない。

絶景なんかいらない。ふつうの写真を、ふつうに撮る。平凡な日常の中でシャッターを押すことが本当に楽しい。
初めてカメラを買ったときのようにワクワクしています。

ずっと「ふつうの写真なんか撮ってなにが楽しいんだよ」と思っていました。

(もっと映える被写体を撮ればいいのに……)って。

でも、そうじゃないよね。
いったい、何を撮ったつもりになっていたんだろう。

撮りたいものをそのまま撮る、という喜び

美しい、好きだと思う景色、光、陰。
「撮りたい!」と素直にシャッターを押す。

どんなに平凡に見える景色だって、その瞬間の光も、自分の気持ちも二度と同じものは現れない。

劇的な「映え」を探しに行くのではなく、自分の行動半径の内側にある「二度とない瞬間」を素直に写真に残していく。

その行為はとても贅沢で、心を癒してくれると感じています。

写真を初めて10年、なんだかやっと写真を撮ることのスタートラインに立った気がします。写真を撮るって楽しいね。

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