「フィルムっぽい写真」を目指すことをやめます
この10年くらい、写真を編集するときに目指していたのは「フィルムっぽい」ことでした。
SNSの「#デジタルでフィルムを再現したい」人たちをマネて編集ソフトのパラメーターをいじったり、フィルム風レタッチの本を買ったり。
そうやって変な色の写真を作り上げて、一人悦に入っていました。



最近思うのは、そんな変なことをしなくても写真は綺麗だということ。

きっと僕が「フィルムっぽい」と感じて目指していたのは、悪条件で変な色の転び方をしている写真だったのだと思います。
よく考えてみれば、フィルムしかなかった時代の雑誌に掲載されている写真たちはどれも正確な色をしているし。
ひどく狭い「フィルムっぽさ」に囚われて、自分の写真の色が狂っていることに気が付かないくらい、色彩感覚が麻痺していました。

これからはホワイトバランスを整えて、コントラストと明るさを調整するくらいにとどめたレタッチを身に着けたい。色をいじるのは最低限にしよう。



今の僕には、変な色をしていない最後の3枚の写真のほうが魅力的に思える。
