あまりにも身勝手すぎる犯人の姿に、後味の悪さが尾を引いた。
色恋沙汰がこじれて事件になってしまう話は、世の中ゴマンとあるけれど、今回の犯人には、あまりの身勝手さにさすがの僕も引きました。個人的にはこれっぽっちも同情の余地がありません。関わった人たちが可哀想すぎる。
▼前回のエピソードはこちら
【REVIEW】親友を殺めても叶わなかった幸せ
1999年最後の日。世界中で話題になったミレニアム前夜。2000年到来を祝うためバーで食事をしてた2組の夫婦。その中の一人、スーザンの夫・グレッグは「気分が優れない」と先に帰宅するが、ミレニアムを祝う花火に照らされた路上で轢き逃げされたと思しき遺体となって発見される。4年後、ギル刑事の知人の女性から「轢き逃げをしてしまった」との告白を受けたリリーたちは捜査を始めると、新たな事実が浮かび上がってきた。
昨年あたりから「Y2Kファッション」が話題になってましたが、僕らにとってY2Kは「2000年問題」。当時、世の中のほとんどのコンピュータが西暦のデータを下2桁で処理していたせいで「2000年」を「1900年」とご認識してしまい、様々なトラブルが発生する可能性がありました。結果的には国家や企業の努力によって、大多数の問題は回避できちゃったのですが、劇中でも言われていたように「ミサイルが誤発射される」とか「預金が引き出せなくなる」みたいな噂が飛び交ったりして、ワーワーキャーキャーしてる人たちも少なからず存在していたんですよね。懐かしいなあ。実は今年、2025年にも別名「DXの崖」と呼ばれる2025年問題とかあったみたいだし、2038年にはUNIX系のシステム限界の危機を警告する「2038年問題」もあるみたいです。こんなんキリないですね💦
そんな「2000年問題」とはほとんど関係ない流れで事件が起きるのですが、もうこの事件はただただ犯人の男・メルが、どうしようもないヤツ過ぎてあきれ返ってしまいます。詳しくは語りませんが、幼馴染のスーザンへの想いを断ち切れず、友人で彼女の夫であるグレッグを謀殺して、彼のポジションを手に入れるものの、結局自分の思い描いた家族にはなれず、最後は最悪の決断をして終止符を打つ、という展開になっています。

葬儀の直後「3人で幸せになろう」と彼女と息子・ゲイリーに寄り添おうとするメル。
もうこのシーンとか相当に胸糞悪いです
僕的には1mmも同情の余地がない男・メルは、リリーたちの捜査の手が自分に近づいてくると、自らグレッグに使った毒を飲み、疑いを回避しようとするのですが、その結果、スーザンが疑われることに・・・。そんなことちょっと考えれば分かりそうなもんだけど・・・。周りの人たちをすべからく不幸にしていく熱狂的な愛は、実に恐ろしい。

『COLD CASE』では異例の"被疑者死亡"エンディングになりました。
【MUSIC】🎵 Hands 🎤 ジュエル(1998)
ミレニアムな時代に流行したR&Bやオルタナティブ、HIPHOP、果てはオペラ曲など実に多様なジャンルの楽曲がセレクトされた今回のエピソード。この世の終わりへの不安と、それを乗り越えた安堵が錯綜する時代を感じさせるチョイスだなと思います。ピックアップしたのはエンディングに流れるこちらの曲。終末の絶望と希望を表現しているMVもいい感じ。

◉その他の劇中挿入歌
🎵 Save Tonight 🎤 イーグル・アイ・チェリー(1998年)
🎵 The Flower Duet(Duo des fleurs)※作曲:レオ・ドリーブ(1883年)
🎤 ナタリー・デセイ&デルフィーネ・ハイダン(1998年)
🎵 It's the End of the World as We Know It (And I Feel Fine)
🎤 R.E.M.(1987年)
🎵 Never Let You Go 🎤 サード・アイ・ブラインド(2000年)
🎵 No Scrubs 🎤 TLC(1999年)
🎵 She's So High 🎤 タル・バックマン(1999年)
🎵 Steal My Sunshine 🎤 Len(1999年)
【LOOK BACK JAPAN】1999年(平成11年)
最後に、同じ年に日本で起きた出来事などを、僕の関心度の高いものを各月からひとつに絞ってピックアップ。その年にヒットした邦楽も紹介します!
◉メニホビ的トピックス
<1月>1月15日が成人の日になる最後の年となる
<2月>iモードサービスがスタート
<3月>日本テレビ『スーパージョッキー』が放送終了
<4月>医薬品(の一部)がコンビニやスーパーで買えるようになる
<5月>西村博之が2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)を開設
<6月>ソニーが子犬型ペットロボット「AIBO」を発売開始
<7月>『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス』公開
<8月>国旗国歌法施行。「日の丸」と「君が代」が法で制定される
<9月>日本テレビ『マジカル頭脳パワー!!』が放送終了
<10月>フジテレビ『ONE PIECE』が放送開始
<11月>外国産カブトムシ、クワガタムシ44種の輸入が解禁
<12月>パイオニアがDVDレコーダーを発売
このくらいの時代になると、遠い昔の話ではなく、ついこの前の出来事のような感覚になりますね。とはいえ、すっかり記憶の彼方に飛び去っていた「iモード」や「AIBO」などは、そういうのあったな~と思い出しました。スマホというか、携帯電話もまだテキストのやりとりをするのが関の山だった時代です。まさかここまでネットメディアにどっぷり浸かることになるとは、夢にも思っていませんでしたね。
◉メニホビ的ベストヒット邦楽
この年、日本の音楽も多様化しているというか、ヒット曲のふり幅が凄いことになっています。以下、売上枚数順に少し列記してみると・・・
<第1位>だんご3兄弟/速水けんたろう、茂森あゆみ他(約291.8万枚)
<第2位>Winter,again/GLAY(約163.8万枚)
<第3位>A/浜崎あゆみ(約162.2万枚)
<第4位>energy flow(ウラBTTB)/坂本龍一(約151.9万枚)
<第5位>Automatic/宇多田ヒカル(約129.0万枚)
<第6位>Addicted To You/宇多田ヒカル(約129.0万枚)
<第7位>LOVEマシーン/モーニング娘。(約120.7万枚)
と、こんな感じです。カラオケでみんながブイブイ歌ってた姿が思い浮かびます。そんな中から、あえて第4位の「energy flow(ウラBTTB)」をピックアップしてみました。ミーハーだった僕ですら、この曲はCD買ってました。本当に音楽が楽しい時代でした。

最初はリリーと衝突していた彼が、すっかりリリーを信頼している感じがいいです。
二人の向こうで警察犬と戯れるスコッティも好き
いいなと思ったら応援しよう!
連続投稿100日達成することが出来ました! 楽しんで貰えるネタと投稿記事のための資料収集に使わせていただきます!